春爛漫・ねも父再就職記念?
豪華大江戸桜と名園をたずねて一泊の旅(2005.4.9〜10)

プロローグ 諸事情からまた2年ぶりに働くこととなりまして、4月1日から都内まで通勤しております。ひさかたぶりのことでまだまだボケ状態ですが、なんとか(好きでない言葉ですが)頑張っております。そこで、本編の写真とちょっとかぶりますが、事務所の近くをちょっと紹介します(4月6日撮影)。
左上から、芝増上寺大門、同三門、同境内千躰子育地蔵、枝垂れ桜と東京タワー、芝大神宮本殿裏の桜、大門傍のトイレです。こんなところのとあるビルで働いています。


最後の一枚はねもん家の今年の枝垂桜です

それでは、本編です。こちらもご参考に[http://www.tokyo-park.or.jp/kouen/]
4月9日(土) お天気にも恵まれて、ねもん家夫婦、正午前(この時刻がねもん家らしい)、家を出発、東海道線で東京へ。贅沢にもグリーン車です。そう通勤定期でも乗れるようになったものですから。ねも母はもちろんとくとく切符(東京自由乗車券、2日間OK)です。
東京で京浜東北線に乗り換えてまずは王子へ。改札を出て跨線橋を渡るとそこは飛鳥山公園。結構広いです、71,000平方キロ。約600本あるという桜はまさに満開、花見客もいっぱいでした。子供達が噴水に入って水遊びしてました。枝垂桜の前では見知らぬ花見客同士お互いに写真の撮り合いでした。うちもです。公園内に北区飛鳥山博物館、渋沢史料館、紙の博物館もあります。


およそ公園を半回りくらいして、本郷通りに下りて、都電を横目に、つぎの目的地、旧古川邸庭園までおよそ25分ほど歩きました。
ここは明治の元勲、陸奥宗光の別邸だったそうで、彼の次男が古川財閥の養子になったことから、古河家の所有となったそうで、現在の洋館と洋風庭園は明日行く予定の旧岩崎邸庭園洋館やニコライ堂などを手がけた英国人ジョサイア・コンドル、日本庭園は京都の庭師、小川治兵衛だそうで(説明パンフより)、テラス式の洋風庭園には薔薇が植わってました。花はまだですが、咲き揃った時はさぞやと思われます。
洋館内は、自由に見学は出来ませんが(係りの人の説明つきの予約制の見学会になるようです)、食堂として使われた部屋で、ケーキとドリンクをいただくことができます。勿論コーヒーとケーキいただきました、それなりの値段ですが。お茶の最中にたまたま見学会の団体さんが来まして、その部屋の説明を聞くことが出来ました。残念ながら撮影は禁止でした。


旧古川庭園を後にして、さらに駒込駅までおよそ20分ほど歩きますと、今度は、六義園です。説明によると、柳沢吉保が元禄期に築園した「回遊式築山泉水」の大名庭園で、明治になって三菱・岩崎家の別邸になったそうです。六義は、中国の詩の分類法、詩の六義にならった古今集の序にある和歌の分類の六体に由来するとのこと。ここのメインの桜、枝垂桜は、残念ながら時既に遅かったようです。それでもソメイヨシノをはじめ、こぶし(?)、山吹などが咲き乱れてました。池越しの緑鮮やかな風景もすばらしいです。これからはGWにかけてつつじが楽しめます。


本日の〆は浜離宮のライトアップです。駒込から山手線で新橋へ、といくべきところ勘違いして、浜松町へ。駅員さんに確認したら新橋からだということで一駅戻ることに。新橋に着いたら着いたで食事をしようかどうかで、地下街を行ったり来たり、結局適当なところも見つからず食事はホテルに入ってからすることに。で、浜離宮へ。どう行けばいいのか、昔はストレートに行けた記憶があるのですが、駅の真ん前に出来たどでかいビル群が邪魔してる。そこでまた、地下へ行ったり地上に出たりともたもた、すっかりおのぼりさんしてしまったが、どうにか汐留入口に辿り着いた次第。
ここでも結構多くの人たちがライトアップの桜目当てにきてました。満開の桜越しの東京ツインパークス(億ションです)もすばらしく、夕闇が濃くなるにつれてライトアップされた桜も幻想的でした。


しばらく園内を回遊し、午後7時頃、タクシーで今夜宿泊する東京Pホテルへ。もちろん古いほうです。○天トラベルで格安ホテルを探したのですが、よりによって、これまた勤務先の近所になってしまいました。夕食はちょっと奢ってといっても、これもサービス価格でしたが、カウンター席で揚げたての天ぷらをいただきました。これは大変美味、いうことなしでした。そのあと、ティーラウンジで一服後、お隣の増上寺の夜桜見物です。ここではライトアップの東京タワーと桜と本殿の組み合わせが絶妙でした。
4月10日(日)チェックアウトの12時近くまで、のんびりと過ごし、夕食が豪華だったこともあって昼食は外ですることにして、ホテルを出、再び増上寺へ。
今日も好天気でしたが、境内はものすごい風、桜吹雪もすてきでしたが、砂埃もすごかったです。これで明日からは雨だそうで、桜も今日が見納めかな。
このあと浜松町への途中で昼食をと思って、歩き始めたら、朝から何も食べてなかったこともあって、ねも母やや切れかかってきまして、境内の茶店でいいから何かたべようということになり、ざるそばとおだんごをいただきました。これでどうやら落ち着いたようです。そのあと大門横のねも父の新しい勤務先のビルを確認して、今日最初の目的地、上野公園へ行くべく浜松町駅へ。


さて上野公園ですが、ここはご存知、ねも母が足繁く通います博物館、美術館群も多く、普段でも人が多いところですが、加えてお花見ということで、大変な込みようでした。飛鳥山の比ではないです。園内の桜並木の下は宴会の人々でいっぱい、その間をぞろぞろと人の波が続いてます。立ち止まって写真を撮るのは危険だから止めるようにとスピーカーががなってます。花はやや盛りを過ぎた感じかな。そうそうに抜け出して、不忍池に出て反対側の池之端にある旧岩崎邸庭園へ向かいます。池の真ん中にある弁天島を通って行けば近いのですが、屋台が並びここも大混雑。なんとかそこを抜けて弁天島へ。弁天様はヤキモチ焼きだそうでねも母は遠く離れてねも父だけがお参りしました。そこから向こう岸へ抜ける道の桜はすばらしかったです。そういえばここは外国人花見客も多いですね。


池之端に出て通りをわたって少し入ったところに煉瓦塀が見えてきました。 正門から受付までゆるやかな上り坂になってまして、その横の土手にはハナダイコンが群生してました。旧岩崎邸庭園は木造二階建、地下室付で17世紀初頭のイギリスのジャコビアン様式というそうで、やはりコンドルさんの設計です。別棟で撞球室もあります。洋館につながる書院造りの和館は日常生活に使われたそうで、橋本雅邦の障壁画がありますが、ほとんど褪色していてうっすらと富士山がかすんで見えるといた感じでした。ここでは座敷でお抹茶をいただきました。旧古川邸と違ってここは見学も、撮影もフリーでした。芝庭をしばし散策して旧岩崎邸を後にしました。






当初のおおよその見学予定はここまででしたが、午後3時少し前で、近くならもう一か所くらい行けそうだということで、根津神社にバスで行くことに。こちらはもちろん桜もありますがそれよりつつじが有名ですね。まだまだ咲いてませんでしたが。ここも砂埃がすごい。枝垂桜と池の吹き溜まりの花びらがきれいでした。小さな能舞台がありました。


再びバスで上野○坂屋前まで戻り、風○堂にて一休みの後、御徒町、東京駅へと移動、東海道線で帰路に着きました。でも考えてみると一日目は正午出発、二日目も昼近くまでホテルで寝ていて、と二日間とも午後だけの活動だったんですよ、ねもん家らしく。でもよく歩いた2日間でしたから、結構足腰にきてましたね。これくらいがいいところかな。
午後6時前、わが○○駅に帰着。ねも父は週一で予め予約してあった整体へ、ねも母は夕食のカツ弁を買って家へ、でした。まずまずの、いや贅沢なすばらしい2日間でした。御疲れ様でした。