8月28日(水)

母がセカンド・オピニオンを求めました。

定期検診に月一で◇大に通院することになつて、8月21日に二度目の定期検診が終わった段階で、
状況に変化がないから、次は二ヵ月後の10月21日にしましょう、ということになつて、
地元の主治医に報告が行ったら、その文書を読んだ主治医の方が血相変えて怒っちゃった!!
例の二代目のタケノコ医者ね(^_^;
「△さん、手術をして長生きしてくださいよ!僕がもっと良いお医者さん探してあげます」といって、ご自分のところで、
病院に電話入れて予約とって紹介状書いて・・・と段取りつけて下さったのです。

もう、母としてはウンザリで、その主治医の先生の顔を立てるためだけに行ったようなものなのですが、
なんとなく話が転がって、
あっと言う間に手術することになってしまいました(^_^;

母も、ちょっと感ずる所はあったようなのです。
相変わらず、手術はしません!と突っ張ってる。そのくせ、具合悪くなったら、こちら(◇大)で面倒見ていただけますか?
と、聞く。
日本の病院のシステムはそんなに親切には出来てないのよ、おかあさん。
病院は、病気を治すところ。病気を治すつもりのない人は用がないのです。
手術しないで死にたければ勝手にホスピスかなんか探しなさい、そういうところなんですってば・・・何度言っても理解できないみたい。
でも、やはり、手術は嫌ですと言い続けて、お医者さんたちが素っ気無くなった、とは感じていたみたいです。

そんな時、頼りないけど人間的には信頼?してる親代々のお付き合いの地元主治医に言われて、
まあ、満更ではなかったのかもしれません。

でぇ〜、今日、初診で行って、診察室に入るなり、
その紹介状の宛先、K先生という方が名医であると同時に、かなり営業上手という感じで、
ご自分と病院の肺がん手術を取り上げたマスコミのコピーをドサッと下さるんですよ(^_^;)

なんでも、胸腔鏡を使った手術で、相当な成果を挙げていらっしゃるらしいのです。
その先生が、いかにも、やりましょう♪なおりますよ♪と軽〜いノリで、至極具体的な話をなさるのです。

でも、でも、胸腔鏡を使う手術って、ホントに初期の初期、1センチ未満じゃないと出来ないんじゃないの?
と私は不思議!!
◇大病院で、一応、そういう腹腔鏡使った手術はできませんか?と聞いたら、
呼吸器外科部長は、それは精々2cmまでのポリープです、と言ったんですよ!!

で、検査の前に出すぎた質問で失礼ですが、と言って、
「母のポリープは4センチある、と言われましたが、それでも胸腔鏡を使った手術が出来るんでしょうか?」と聞いたら、
「できますよ」と軽く断言♪

それで、午前中に行ったのですが、検査資料など持たずに行ったので、
取れるものはその場で、呼吸器外科部長の特権で、ごり押しに検査入れて、
午後、外科医長(今は、この方が担当医になってくださっている)にも診るように言ってくださって、
あらら、あらら、というちに話が進んできてしまいました(^_^;

母は話をするだけ、というつもりで行ったので、朝食も食べて行ったし、
もともと、私が◇大から検査資料借りといたら、と言って、一応地元主治医にそうしたい旨告げたら、
あんな◇大なんてとこは貸し出しの手続きに時間がかかるから、とにかく、病院に行け、ということで、手ぶらで来たのです。

で、まあ、慌てて検査しまくって、午後の医長の診察を待っている時、
先生が、声をかけてくださって、「大丈夫、治るよ♪」と、また軽く断言♪
で、母が「手術しなければどれくらい持ちます?」とまたこれも軽く聞くと、
「手術しなければ一年・・・ん〜、半年かな」って軽く断言♪
おいおい・・・
さすがに、母も「半年」というのにはひるんだ!と思う(^_^;
私も半年はなぁ・・・と考えてしまいました(^_^;

で、A医長!!これが、初対面、第一印象悪くてねぇ・・・だって、柄悪いし、投げやりな感じだしさ・・・

でも、ザックバランに具体的な説明をしてくれる!というところが、母の気に入ったのか、ナントナクその気にさせちゃった(*^^*)
いわゆる、昔風の外科医・・・切った、貼ったのイメージなのかしら(^^ゞ

まず、「4月にガンてわかつて、何で今までホットイタの?」と詰問調!
だって◇大で確定診断取ったのが6月17日なんですから、と言っても、
「それだつて二ヶ月もたってるじゃん!」と、ん〜なコトイワレタッテ、本人が手術嫌だとがんばつてるのにさぁ・・・ブツブツ(-_-;)

で、今朝取ったレントゲン見たら私もドキッ!大きくなってる!!
で、A医長からも腫瘍は5cmというところ、と言われて、ええっ?とこちらがビックリ(^_^;
つい一週間前の8月21日の◇大の定期検診では、勿論レントゲンもとって、変化なし、次は二ヵ月後でいい、と言われたのです!!
6月の確定診断のとき4cmで、今5pなら、確実に腫瘍が生長しているということじゃないですか?!
何でそれが変化ナシよ!!
と、母と私は?????◇大に対して疑問が芽生えたね(^_^;

で「先生は手術しなければ半年かも、とおっしゃつてますが・・・」と、伺ったら、
「半年と言うことはないけど・・・二年くらいかなぁ?・・・そのうちどこまで元気でいられるか、というのはわからない」
そりゃ、そうだべ、と私も納得。
二年間、フルに元気で突っ走れるならそれでいいとも思うけど・・・いくらなんでも半年じゃ早いよなぁ・・・・

手術は胸腔鏡を使ってやるので、普通の手術のように、背中を30センチも40センチも切らなくていい!
だから、患者にかかる負担が大変少なくて済むし、治りも早い。
一番早かった人は5日目くらいで退院したと言う例もある、とのことでした。

しかも、この日、ナント!ポカっと12日のこの手術日が空いていたのですよ!!
一応、この日とっとくか?とA医長。
嫌なら前日にキャンセルしてもいいからさ・・・とは凄い大胆発言!!
で、まあ、一応、その日を押さえていただいて、資料は至急◇大から借りてくる、ということで外に出ました。

で、母に◇大の診察券持ってる?と聞きましたら、持ってると言うので、その足で◇大へ。
で、水曜日で、ちょうどH医師の診察日だったんですが、外来はもう終了で手術に入っていらっしゃる、とのことでした。
でも、看護婦さんに取り次いでくださったところ、
「地元主治医の勧めで、急にセカンドオピニオンを取りにいくことになりました。ご挨拶が間にあわないので、手紙で失礼します」
という手紙を届けておいたので、
先生から、資料を借りに見えるだろうから手続きをしておくように、と言われています、とのことでした。
そういえば、その手紙の冒頭に書いたのですよ。
「母の人生観に敬意を払って頂いてありがとうございました」って!
皮肉は通じたでしょうか(^_^;

でもねとにかく、そういう段取りをつけてくださっていたことに感謝m(__)m