8月1日(月)

介護保険認定申請


ついに介護保険の認定を申請してきました。
主治医の先生にも勧められたし、地元の先生にも言われたので、ちょっとまだ無理かな・・・とは思いましたが(^_^;
先生方は、今後の事を考えて勧めていらっしゃるのだと思いましたので。

まだ無理!というのは、
まず、母は今の所何でも自分で出来ます。
お芝居のチケットさえ自分で電話して取りますから痴呆ではありません。まあ、だいぶボケてますが(^_^;
歩行も階段や、少しでも勾配があると大変そうですが、平坦地は杖をついて一人で歩きます。
まあ、こないだの入院の朝は、どんどん左へずれていくのでビックリしましたが(^_^;
nemoが、「おばあちゃん、あんな歩き方をしていて、よく今まで無事に帰ってきたね」と変な感心の仕方をしていました。
「周りの人が随分よけてくれていたよ」とも言ってましたけどm(__)m
というわけで、まあ歩けます。

食事も多少食べこぼしますが、自分で食べますし、
排泄も、ちょっと毎日便器が汚れてはいますが、とにかく自分で用を足せます♪

これでは介護認定は無理でしょう。
でも、やはり、イレッサの服用で今後どうなるか分かりませんから・・・。

でー、こういうとき、困ったときのGさん頼みで、お疲れの所をお電話で煩わせましたm(__)m
いつもながら、親切に詳しい説明をしてくださいました。

まず、
@ケアマネージャーの決め方
A地元の先生がおっしゃった、
「これから、何度か自宅療養中に救急車を呼ぶような時代が起きると思うので、今の病院は遠すぎないか?」という事について。
B緩和ケアについて
ということでした。

@については、やはり、どんな介護サービスを受けたいのか、ということから決めていかなくてはならないこと。
そして、その介護サービスをしている団体の中で評判の良い事務所を探してみる。
ケアマネージャーの質によって、介護の質にも格段の差がでるそうです。

Aについては、やはりGさんもちょっと遠いと思う、とのことでした。
例えば救急車で行くとしても、一時間くらい・・・母が持たないのではないか、ということ。
それから夜間など緊急の時には地元の先生にも連絡が取れない場合も出てくるので、
やはり主治医の先生から、緊急の際の病院への紹介状を頂いておくことは忘れないように、とのことでした。
できれば一言挨拶をしておければなおいいけど、という貴重なアドバイスも頂きました。

B緩和ケアの病棟は、かなり重症の患者さんばかりなので、それなりの覚悟ができている人でないと
返って落ち込むことがあるそうです。
なるほど、母は元気な頃、「尊厳死の会」などに入っていたのですが、今こういう状況になつて、死ぬことが怖くなったみたいです。
お見舞いに行ったねも姉などには「早く死にたい」と言っていたそうですが、どうもそういう感じじゃないなぁ・・・(^_^;

で〜、本とはこれが一番聞きたかったことなのですが、
今後の治療によって大体どういう風になっていくのか、ということ。
お医者様は、慎重を期してか、「やってみなくてはわからない」と仰います。
でも、どういう経過で進んでいくのか、というのは大変関心のあるところです。
家族全体の覚悟もあるし・・・・。
で、大雑把に一般的に、ということで伺ったところ、
やはり、入退院を何クールか繰り返していく、という事になるようです。

まず、今の入院でイレッサが効くかどうか、使えるかということが分かれば、外来で通院しながら服用していく。
それで、具合が悪くなったら入院してみて、また良くなったら(?)自宅療養に切り替えて・・・ということで、
最終的には食事などが取れなくなることもあるので、そうなると入院、ということになる、とのことでした。
で、怖いのは、その自宅療養中に発作的に呼吸困難に陥ったりすることが絶対出てくる!
そのときの対処方として、↑のような地元の入院先を見つけておいたほうが良い、という事だったのです。
「どうしても薬の副作用で体力などは落ちてくるからねぇ・・・そのときの爲に介護認定を早めに申請しておけば
いざという時にスムースになるから」と。

Gさんは、イレッサが効くといいねぇ、としみじみした声で仰ってくださいました。
「イレッサが効けば、年内、なんてことじゃなく、一年だって二年くらいは大丈夫よ」と言って下さいましたが、
親不孝な娘は、まああまり苦しまないで逝けるなら、多少早くなってもそのほうが良い、と思うのです(^_^;

でも、他人の親のことにこれだけ熱心に親身になって下さる方がいてくださる、というのは本当にありがたく心強いです。

それにしても、やっぱり大変だなぁ・・・という思いと、最期の一踏ん張りかぁ、という思いと(^^ゞ
でもさ、実を言えば、今日もビッコひきひき出かけてきたんですね。
眩暈に頭痛に足痛、肘もあんまりよくないし・・・
本とは介護して欲しいのは私の方だったりしてねぇ・・・(^_^;