前ページへ/表紙へ


4月25日(木)

月組「ガイズ&ドールズ」

まあねぇ・・・ああいう作品だから、感激とか感動とか、というものじゃないわけでして・・・
要するに「古きよき時代の“ハリウッドミュージカル”の典型」というような・・・ギャングやいい加減な奴は出てくるけれど、
本物の悪人は出てこない!
美男・美女の可愛いお話しなんですよ(*^^*)

こういうのはね、もう一に主役のキャラにかかってくるわけで・・・最初に「紫吹淳で『ガイズ&ドールズ』を」と聞いた時に!?
紫吹淳と言う人はね、ダンスうまい!存在感もオーラもあるけど、決して明るいキャラじゃない!!
しかも、真琴つばさならキャラ的に多少暗くても、何とかしちゃうコメディーセンスと軽さがあるんだけれど、
リカチャンには、そういうコメディーセンスと軽さはないのです!!
なんたっち、あの愛華を圧倒しそうになって花組を追い出されたくらいの人ですからね(^_^;
しかも、最後のオチを馬鹿馬鹿しくつけてあるんだから、その馬鹿馬鹿しさを鷹揚に笑い飛ばせるような明るさが必要なわけで、
紫吹淳が、あのオチを演じると、こんなガキの芝居に付き合わされて可哀想に、と見ているほうが切なくなってくるのです(;_;)

「村」での評判も新聞表もイマイチで、案の定、大和悠河と霧矢大夢のネイサンとアデレイドのコンビに評価は集まったらしいです。
映美くららはキャラ通りでよかったんだけど、あまりにも霧矢が本役ピタリでワリを食っちゃった(^^ゞ
大和悠河は不器用な上に、コメディーのセンスゼロでどうすんのんな?と思っていたけど、
なんとか無事に、いや真面目にやり押せた、というわけです。
これは、下手に笑いを取ろうとかしないで、真面目に演じて、見る方が状況からして滑稽さを掴んでもらえばいい、
と、演出家に言われたのでしょうか。
とにかく、儲け役とはいいながら、ちゃんとかっこよく生かしていたんだから偉かったけど・・・けど・・・(^^ゞ

ナニヤラ欲求不満ですねぇ(^_^;
フィナーレはとてもよかった(^^)みんながそれぞれにかっこよくて、ダンスもうまいし歌もよかったし・・・(^^)
全てに「・・・」が多い舞台でしたね。
唯一救いは汐見真帆!
先日お友達から「血と砂」のVTRを頂いて、どういう風に見てもやっぱりこの人は主役は無理だ!と思ったんだけど、
こういう役(チョイイカレタギャングのボス)やらせるとうまいのよ〜\(^o^)丿
本日のHITは彼女ですね♪

これは、なんで愛華にやらせなかったんでしょうね・・・「ミケランジェロ」だの「ルードヴィッヒ」だのという
こむずかしのじゃなくてじゃなくて、こういうのやらせれば、愛華はスターの格で押し切っちゃうんだよね!!
逆に「ミケランジェロ」なんて、重厚さを求められる役処はリカチャンだろうと思うのですが・・・うまく行かないものです(^_^;


・・・☆・・・☆・・・☆・・・

ここから下は日記のほうに書くべきだったかもしれませんが・・・

お披露目公演でさよならという匠ひびきが脊髄炎ということで、東京公演を休演する。
宝塚でも、最後の三日間は殆ど立つのがやっと、という状態だったらしい(;_;)
リサイタルも休演で、急遽花組公演ということにして切り抜けたというので心配はしていたのだけれど・・・。
可哀想、とも思うけれど仕方がない、とも思う。
はっきり言つて、春野寿美礼と瀬名じゅんの方がいいと思うし見たい!!
チャーリー、ゴメンm(__)m

やはり、TOPに座るべきでない人がTOPに座ることは許されないんだなぁ、と実感して、じゃあ、絵馬緒はどうよ?と思っていたら、
こっちもお披露目公演でさよならだと発表があった。絵馬緒はいいけど紺野まひる、成瀬こうきまで!!
でぇ〜、夕刊フジで「宝塚連続短命トップ」について聞かれた評論家が、
「ホントは絵馬緒を飛ばして朝海ひかるをトップにしたかったんだけど、せめて一期だけでもという歌劇団の温情です」
などと言っちゃった!!

おいおい、朝海ひかるなんて名前出しちゃっていいの?
大体、そうなりますと、湖月わたるや彩輝直はどうなんねん?と私は問いたい!!
まあ、朝海のTOPは文句はないけどね(^^ゞ
そうか、それで成瀬は頭にきて辞めるのか・・・せっかくいい味出してきたところで勿体無いよね・・・
絵馬緒はルドルフの時辞めていればよかったのに・・・と思うけど(^_^;
紺野まひるはどうしてやめるかな??
もっとも、彼女はトップという肩書きがついていなかっただけで、かなり確実にトップ娘役だったわけで・・・
早いトコ女優に転進した方がトクだという判断だったのかも(^_^;





次ページへ/表紙へ