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1月9日(木)


肝心の花組のエリザベートはそこそこ良かったですが、予想通り、ドンピシャ!
星・宙組よりうまいけど小粒でした(^_^;
まあしょうがないですねぇ・・・麻路さきと春野寿美礼ではちょっと勝負になりませんから(^^ゞ
銀橋でスポットが当たると、麻路さきなら、劇場中まりこさんになるんですけど・・・(;_;)
でもさ、とにかく花組トップとして揺ぎ無い存在感!!それは確か(*^-^*)
「そういえば、この人これが御披露目なんだわ!」と感動しておっしゃっていた方がありましたけど、
それほどトップに居座りつづけているような安定感でした。
まあ、「琥珀・・・」の時からど〜んとしているんですが(^_^;

大鳥れいは、さすがにうまかったけど・・・
あやかさま(白城あやか)でも、ハナちゃん(花総まり)でも、音域や声量だけでなく、あそこまでしっかり歌いこめていなかった!
とは思いますが・・・。
でも、今回は「エリザベート」じゃなくて「トート」だったな・・・と感じてしまいました(^_^;
やっぱり、いくら演技派といっても、宝塚唯一の女優といっても、
あやかさまやハナちゃんとはスターとしての格が違った!!
ハンガリーの三色旗のドレスが生きないし、皇帝がエリザベートの美貌に屈する幕切れが断然!物足りない!!

ただし、年取ってからのエリザベートは二人と格段の差でよかったとは思います。
あやかさまもハナちゃんも老けなかったもの(^_^;
大鳥れいはちゃんと老けましたからね・・・だから、彩吹のルドルフとちゃんと親子に見えました(^^)

感動の精神病院の場では「陵あきのなくしてあの場面はない!」でしたね(;_;)
ああなると、あの場面もう少し考え直した方がよかったのに(^^ゞ

まあ、トートが動きすぎた、ということもありますねぇ。
それだけ印象的だしよかったんですけど・・・さっきも言うように、
これがお披露目?というほど安定していたし、歌も芝居もソコソコうまい!!
ただ、まりこさんはちっとも動かないようでいて、大きく舞台を支配していたと思いますが・・・。
もし、花組初演だったら、それなりの評判は取って誉められもしたでしょうけれど、こんなに各組競演になったかな?とは思います。
そういう意味では花総まりさんは、やはり偉いですねぇ(^o^)/~
彼女が公演したからこそ、あやか様に繋がったんですし(^^)v

良かったのはフランツの樹理咲穂(^^)
今までの最高のフランツだと思いますけど・・・「若き皇帝」として十分に悩んでましたし、皇帝の重みを感じているようでした。
でも、意外に年取ってからが良くなくて、「二隻のボート」!あれは断然稔幸でしたねぇ(^^)
それと、育ちの良いとこは、断然稔幸♪

がっかりしたのは瀬名じゅんのルキーニ(;_;)
まあ、挑戦だ!とは思っていましたけど、上手下手除いて、存在感がもう少しあると思っていたので、シューン(;_;)
もっとも、「トートが動きすぎ」で、その分ルキーニが割り食ったかな・・・と(^_^;
私は「エリザベート」というミュージカルはルキーニの出来次第、と考えていたのですが、
今回で言えば、ルキーニにはそれだけの役割がなかった、と言えます。
それより、「エリザベート」はやはり「エリザベート」次第なのだ、ということを強く感じてしまいました(^^ゞ

彩吹真央は、今まではこれが最高のルドルフだった朝海ひかるのルドルフを超えて、ホントに最高のルドルフで大感激♪
彼女で「うたかたの恋」を見たくなりました(^o^)/
そして、特別最高は、夏見ようのゾフィ!!今までのゾフイのモヤモヤをフットバシました♪
それでも、この音域なら矢代鴻というのは未練(^_^;

それにしても、花組ファンとしては、フィナーレの男役連中のダンスで、
前列にかっこいいのが四人揃って切れ味良く踊っているのを見た時は泣けました(^^)vv
勿論瀬名じゅん・樹理咲穂・彩吹真央・蘭寿とむ♪
まあ、今回は、ココ見ただけでよかった、ということにしよう!!



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