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1月30日(木)

観世文庫自主公演「弱法師」

「弱法師」は、「世阿弥本」という現行本でない演出のようでしたが、私はどちらにしても初見なので(^_^;
歌舞伎の峻徳丸(「合邦説州辻」)とは、勿論全然違いますのでm(__)m

清和師の「弱法師」ははかなげで、けっこうでした(^^)
「大変に」とはつかない(^_^;生意気でスミマセン(^_^;

最初、橋懸かりで、妻(関根祥人師)と向き合う場面は大変にふたりの情愛が通っているようでよかったです♪
後、柱に凭れて?身を嘆く形はさすがに形よく決まっておきれいでした(^^)
「淡路江島、須磨明石」の下りでは、鎌倉能舞台の貫太先生の「能の雑学」の下りを思い出してにんまりしてしまいました(^^)

清和師の写真集1500円ですって♪
買おうかな、とふと思ったのですが、さすがに、今は美少年の面影いずこなのでやめにしましたm(__)m
大体、清和師をキャァ素敵!!と思ったのは、私が二十七・八の頃なんだから、もうン十年前!!
清和師はまだまだ紅顔の美少年(^^)
私が観世能楽堂に「葵上」を見に行った時、舞台に、見立ての装束を置いたんですよ♪
もぅ〜、梅枝(現五代目時蔵)そっくりのいい男、というより美少年でねぇ・・・しかも梅枝はちょっと頼りなげ、自身なげなのに、
こやつは生意気そうで不遜な雰囲気を持ってましたよん(^^ゞ
だから、ご宗家のお坊ちゃまとは知らなんだけれど、どうせそんなところだろうと言う推察はつきました(^^)
でぇ・・・その日の「葵上」は全然覚えていないm(__)m

で、現在の清和師は、 観世流第二十六世宗家(同二十五世宗家<観世左近>の長男)
重要無形文化財総合指定保持者にして、芸術選奨文部大臣新人賞受賞・フランス芸術文化勲章「シュバリエ」受賞など、
もろもろの賞を受賞した能楽界重鎮!!

それより、昨日は、囃し方がとってもよくて、笛・寺井久八郎、小鼓・清水皓祐、大鼓・亀井忠雄、という諸師でしたけど、
素晴らしい演奏で感動!!
特にお笛は久しぶりに良い音色だなぁと思いました(^^)
なんたって第一声ですものねぇ♪

第一声といえば、ワキは森常好師でしたが、ちょっと元気がなかったような・・・(;_;)

事前に二階の小さいほうの能舞台で、
って、私、こちらに入るの初めてで食堂があるのにびっくりでした(^_^;
「予約お受けします」とあるからには、観客用なのですね・・・知りませんでした(^_^;

唐織の装束が三点、石帯、安宅で使う小道具、作り物のミニチュアなどを展示してあって見せて頂きました(^^)
あんなに近くまじまじと見せていただくのは初めてでこれまた感動でした(^^ゞ
おまけに帰りの階段で、森先生とすれ違って、ワッ!!
別にお知り会いでもないので、ありがとうございました、とお辞儀してさっさと下に下りる(^^ゞ

この小さい方の能舞台は楽屋の隣になっていて、おまけに食堂の向かい側になっているのです(^^)

狂言「宝の槌」
こないだの山本則直師で、まあ、よかつたのですが、見せ場がなくて、結局寝ました・・・ごめんなさいm(__)m

解説が一番最初につきます。
法政大学能楽研究所所長西野春雄先生でした。
お話は明快でわかりやすいです。
上演台本がついているけれど、読んでばかりいないように、とのご注意も!!
そうですよね!!私もそれに大賛成!!
筋は後か先かに読んで(まあ、先のほうが好ましいですが)、見ている時は、見ていることに集中した方がいいですよね(^^)v




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