6月3日(木)

星組
「1914/愛」
「タカラヅカ絢爛―灼熱のカリビアン・ナイト―」


一昨日の花組が地方公演とはいえかなりの出来で、大変ドキドキしてましたが・・・さすが星組、
こっちもなかなかでした\(^^)/

お友達から、
ヤフーで検索して「駄らだら、たからづか。」というHPの
ネタバレ観劇報告の「1914/愛」と「タカラヅカ絢爛」を見てください、というメールを頂いて、
事前に十分笑い転げて見に行ったのですが、ホントに涙流して笑えました(^^)

まずは「1914/愛」

英真なおきっていつの間にあんなに巧くなったかネェ・・・と、これいつも、毎回見るたび思うのですよ♪
「エリザベート」の時も英真なおきつって、凄い女優だったんジャン!と思ったし・・・。
その割にそのときだけのインパクトで終っていたんだけれど、もうこれで十分に、私の中の英真なおき像は確立しました(^^)
ホンマニたいしたやっちゃあ♪
「エリザベート」の女優として英真なおき♪コメデイリリーフとして英真なおき♪
今度は悪役、本敵でいいトコ見せて欲しいとは思いますがね(^^)
でも一昨日の未沙のえるのような雰囲気でもいいですね(^^)v

あ、まずストーリーはタカラヅカおなじみのモンマルトルの青春物語を軽〜く描いております。
シャガールだのローランサンだのモジリアニだの、実名がポンポン飛び出しますが、要するに役の名前というだけ(^_^;

そこで主人公のカップルの青年の方は悪口雑言の詩人兼歌手兼カフェのオーナーで、
そのカフェは貧しい芸術家や市民たちに只でお料理を振舞う。
そして、彼は実は大泥棒!とくれば「アポロンの迷宮」みたいだけれど、没落貴族のお坊ちゃま♪
娘はナント、こちらは詐欺師、と言っても「アポロンー」の時のような本格的な詐欺師ではなく、
友達の入院費を稼ぐために心ならずも詐欺をしてしまった、と言うシチュエーション♪

わたる君は歌がずいぶんうまくなって、フォルテばかりでなくピアノで歌うこともできるようになりました(^^)
役の描き分け〜悪口詩人と貴族のお坊ちゃまの仕分けもソコソコ良いです(^^)
でもねぇ・・・こういう役、自分のパワーと持ち味で押し切るような役は・・・後のショーの方で同じ事言いますので・・・。
ヒロインの檀れいは強めの台詞がキャンキャンとなるところはあるけれど、
綺麗でヒロインの風格もあってけっこうでした。

なんじゃかんじゃあって、結局はハッピーエンド♪
でも、結局、このお芝居見て、印象に残るのは、
「君達が何を言っても社会は聞いてくれるか?ピカソを見ろ。
君達と殆ど同じ年なのに、ピカソの言うことなら社会は耳を傾けるかもしれないが」
という若き芸術家を後援しようという画商の台詞ね。
凄い説得力がある台詞で誰だ?と思ったら汐美真帆でした(^^ゞ

それと近づく戦火の足音に、
「ユダヤ人たちが、どうせ戦争になれば徴兵されて前線に出されるのは俺たちユダヤ人なんだ」
という台詞(^_^;
主役が言うんでもない、なんでもない役の一人が言うんだけど、またも今この時期に?と思うのは私だけ(^_^;
「ジャワの踊り子」と言い、まあ戦時下というのはドラマにしやすいからねぇ・・・
女優は娼婦、俳優は兵隊をやらせれば、どんな大根でも様になる、ということでもあるのですが・・・。

「タカラヅカ絢爛―灼熱のカリビアン・ナイト―」

えっと、これはミュージカル・ショーの傑作「ノバ・ボサノバ」をかなり意識して作ってますネェ(^_^;
草野旦先生♪

外人の振付師も来てますが、まぁ今回は若央りさに尽きるでしょう(^^)v
いつのまにあんな斬新ないい振付をするようになったんでしょう!!
嬉しい驚き!!感動!!大感動!!
勿論、ハバナから来たサンティアゴ・アルフォンソという振付師から教えられ触発されたものが多いとしても、
今回のショーは若央の振付に尽きる、と言ってもいいと思います\(^^)/

次がナント大和悠河!
あのボンクラのデクノボーが、唯一の取り得のダンスを武器に、どこまで星組で通じるか?
って所だったのですが・・・偉い!
ダンスは大和で、大和はダンス、ってくらいでした(^^)v
しかもスターだ\(^^)/
もう宙になんか帰らなくていいわよ。星組にいなさい!!
安蘭けいと交換トレードしましょう♪と言いたい。
それほどよかった(^^)
相変わらず、大根のデクノボーは変わらないんだけど、ホントにスターだったです(^^)

それに刺激されて真飛聖と立樹遥が大変なものです。
真飛はロケット前の歌がいいしダンスは大和を圧倒しそうなところもあった♪
それと特筆すべきは芝居の方のショーの場面でカンカンの男で見事なフェッテを見せたた柚希礼音が、
ショーの方でも素晴らしいダンスでオー\(^^)/

期待の二番手特出の貴城けいは存在感がないでした(;_;)
これ他の組ならなんとかなったんだろうか(^_^;
雪→星というのが最悪のパターンだったのかなぁ・・・(;_;)

檀れいは美しく、ひたすら美しく・・・しかし大変な存在感ですねぇ、そのぶんやはりトウが立ちかけてる(^_^;
その点芝居でもショーでも陽月華の存在は素晴らしい\(^^)/
宙の彩乃かなみより、こっちかな・・・(^^ゞ

でー湖月わたる君・・・
ん〜、微妙だ(^_^;
芝居もショーもカッコいいんです♪
歌もうまくなったし、ダンスは前から売りだったのよネェ・・・
で、ソコソコスターです。
でもさ、わたる君の次に誰か出てくる、って期待させちゃうのです(^_^;
春野寿美礼はそんなことないのですよ。
トップは春野です。それ以外の誰でもない!
一昨日は春野寿美礼でおなか一杯になって満腹して帰ってきた感じでした(^^)

それがね・・・トップは湖月です。そうそれで・・・キョロキョロ・・・って感じ(^_^;
腹八分メなんですねぇ・・・(^^ゞ
困った!!
もう何も上手にならなくていいです。
星組のトツプにはそんなこと求めてない!!
ひたすらスターでいてくださいm(__)m
今、とってもいい雰囲気になってきているのは確かです。
安寿ミラだって、真琴つばさだって、
トップ披露の頃は、やっぱりひ弱で地味な感じもあったのが、いつの間にかいいトツプになったんだから、
ファンの方が待つ、ってことも大事なんだと思うけどね(^^ゞ
さよなら公演の時は歴史に残る大トップになって欲しい、切望です(*^-^*)



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