7月8日(木)

雪組
「スサノオ―創国の魁―」
「タカラヅカ・グローリー」


いやぁ・・・今週は参っておりましたm(__)m
と、言ってもこれ書いているのは、既に先週になっているわけですが・・・。

とにかく、ひたすらだるくて夏パテというのかなんと言うのか・・・私はもともと冬生まれにしては、というか、
体が弱いわりに、というのか夏は強いのです(^^)
食欲も落ちない、というよりは、夏ほど食欲が亢進して困るくらいで、
毎年夏に太るのをどこまで押さえるか、というのが夏の課題なのです。
嗚呼それなのに、今年は・・・なんてこった(^_^;

まあ夏に強いとは言っても、夏風邪はよく引きましたけど、そういうのではないのですよネェ(^_^;
とにかくだるいのが先に来て、まあ、こういう時は無理をするとろくなことなかったのは学習しておりますので、
ひたすら寝る、寝る、寝る・・・またこれがよく寝られるわけで・・・
でぇ・・・今週はリビングのお掃除はダンナとアホ息子が交代でやってくれまして、お風呂の掃除もダンナ様がm(__)m

其の挙句に8日は宝塚!10日はお能!
と言って、這っててでも行きますバージョンで・・・もともと、風邪の真っ最中に
パジャマの上にズボンはいてコロッコロッに着膨れてバレエを見に行ったこともありますので家族も諦めておりますm(__)m
独身時代は、足の指折った翌日に、熱もあったのに新宿コマに宝塚見に行った、
盲腸切って退院した翌日も、お腹押さえて見に行った・・・というようなバカな話は山ほどあります(^^ゞ

というわけで、せっせこ出かけた宝塚!!
まあ、よかつた、といえばよかったんだけど・・・何が?と聞かれれば、
朝海ひかるが綺麗だった・・・ってそれだけで(^^ゞ

いや、ホント綺麗です。
で、ダンスはうまいです(^^)
歌も巧いです(^^)
かなり大浦みずき様意識してます・・・偲ばせる、と言ってもいいです。
で、終わりm(__)m

ハハハ・・・これはあんまりですねぇ(^_^;

初舞台生のご挨拶もつきます。
今の子は、みんなしっかりしてますねぇ・・・み〜んなダンスうまい!!
ロケットなんて凄いです。
もう、初舞台って言っても、相当入学前にいろんなところで習っている子ばかりでしょう(^^ゞ
大昔のゴンチャンやツレのように、入学してから初めて宝塚を見た、なんて素朴な子はいないだろうな(^_^;

壮一帆が大変な進歩でちゃんと舞台で自分の存在を示せるようになってました。
やはり一公演、持たせてもらう、というのは大変なこと名のねえ♪
未来優希の歌は素晴らしいです♪
特出の初風緑のアマテラスはなかなかよかった。
同じく特出の水夏希の青セトナもよかった。

90周年のお祭り演出で、各組に別の組の二番手・三番手が特出しているのだけれど、
この初風・水はなんだかインパクト薄いのねぇ・・・まあ、ズットいるかんじでもあるし、
何で、これ特別出演なの?という感じです。
そういうことなら、やはり、星の大和悠河は偉かった(^^)
第一わたる君とのツーショットが素敵い〜♪と思ったもの(^^)v
貴城は星はどうよ、と思ったけれど、今度は月組なので、そっちにはちょっと期待♪
しかし、瀬奈じゅんと一緒で・・・どうよ(^_^;

ダンスは、司このみの懐かしのダンスが再現されてました。
これはうまかかった(^^)
失礼ながら、雪組変わった\(^^)/
二番手の貴城けいがいなくて寂しいか?寂しくない・・・困るよこれは(^_^;
チョイキャラのかぶる初風緑が出ていたせいもあるのだがねぇ・・・(^_^;

ああ、そうだわ、娘役トップの舞風リラ。
今トツプ娘役で、ダンスと歌で安心して聞いてられる、見てられる、というのはこの人だけなんだろうがネェ(^_^;
何とかなりまへんかぁ・・・地味だなぁ・・・地味すぎる(;_;)

相手役も悪かった、と思う・・・朝海ひかる(^_^;
嘗ての安奈淳だよ・・・何やっても、誰と組んでもひたすら朝海が可愛いだけ、綺麗なだけ(^_^;
誰か強力なトップがいて、二枚看板という形でないと難しい、と思う。
よっぽど美景の娘役でないと、誰と組んでも朝海の綺麗さだけが目立つだけです(;_;)
今回はテーマもテーマだったのだけれど、ひたすら朝海の美しさとダンスの切れ味だけが悪目立ちしていたように思う。

ダンスは、フィナーレの男役のタキシードの総踊りが、これ、まんま、
嘗ての花組の大浦・安寿・真矢トリオのベルバラフィナーレダンスみたい(^_^;
これだけはよかったか・・・♪

初風がどういう気分で踊っていたかな、と思う(^^ゞ
朝海も初風も元花で、水も月から一度花に行って、今宙組という流浪の民(^_^;
舞風も元花で、一時月組の元花化が顕著だったけれど、今度は雪か(^_^;
仕方ないよね・・・宝塚は、予科・本科・花組なんだもの(^_^;
唯一、枠外は星!!
星組は一番後から出来た(今は宙が一番後になっちゃったけれど)組だけれど、
宝塚の看板は、みんな星組なのさ♪
でも、今わたる君は宝塚の看板になれるだろうか・・・ちょっと心配(^^ゞ

心配ついでに言えば、月組は彩輝直の新トツプ披露公演だというのにイマイチ売れてないそうで・・・(^_^;
しかも、映美くららのさよならになると言うのに(;_;)

映美くらら、何でやめちゃうんだろ!!
演技力はもともと言うことないし、情感もあったし、歌も巧かった♪
ダンスもソコソコ踊るし、ただあまりにもティーンエイジャーという感じが抜け切れなかった、ということでしょ。
大体、紫吹と組ませたのがアンラッキーだったんだよネェ(^_^;
幼稚園だの、なんだのってだいぶこき下ろされていたけれど、
演技力・歌唱力とも問題ない!!
紫吹と年齢差がありすぎたなんて組ませる前からわかっていたことではないですか(^_^;
映美くららでなければ「長い春の果てに」は出来なかったんだしねぇ。
これから、というところなのに残念(^_^;
でも、あの子は絶対外で売れると思うので、まあいいか(^^)

彩輝はちょっと垰が立った気がするもの♪
なんで、あのベルナルドの次にトツプにしなかったのかな・・・前回の紫吹のサヨナラの時、
どっちがサヨナラでもおかしくない、って書いたのですよん(^^ゞ
スターにもシュンがありますのでねぇ・・・ルミみたいなもんだ(^^ゞ

あんだけ強力なカリスマ性のあった瀬戸内美八が、歌劇団の事情でグルグル組替えさせられて、
星のトップになった時には、もうただのヤレヤレトップになっちゃつて(;_;)
本来なら、歌劇団を背負うような大看板になるはずだったのにさぁ(^^ゞ
彩輝も見事にルミの二の舞だわ(^_^;
もっとも、瀬戸内は実力も兼ね備えていたけど、彩輝の場合はスター性とダンスだけ、というところがまあ仕方ないか(^_^;


作品的には、ですねぇ・・・・
宝塚でこういうのは無理です。
気持ちはわかるよ、と言いたいのだけど、このところ、宝塚で反戦をテーマにしたり、
ナショナリズムをテーマにしたのしてます。
宝塚の作者は文学青年が多いので、9・11に純粋にショックを受けて作品化しているのはわかります。
でも、それなら、「王家に捧ぐ歌」のように、真っ向から平和・平和というようなシンプルなものでなくては・・・。
ナショナリズムというのはどちらから描くとしても難しい。
しかも、今回のようにあっち側からもこっち側からも、というのは、難しいのではないかなぁ(^_^;
それに、「国を滅ぼしてまで守らなくちゃならない平和って何?」という台詞にもいろんな意見があるのではないか、と思う。
「平和を守るために国は必要か」「国のために平和を犠牲にするのか」という問いも出で来るのじゃないかな(^_^;

青セトナが言う
「滅ぼしておいて仲良くしようというのは滅ぼしたものの論理だ」「大和が滅びるまで謝り続けろ」というのには、
頷く人々もいるかもしれない(^_^;
たかだか宝塚の世界で、そこまで言っちゃいけないんじゃないか(^_^;
エンターテーメントは誰もが気楽に平和のありがたみを感じ、平和を祈れるところがいいところだと思うのだけどね。

もし、考えさせたい、というなら、それだけ重いテーマを取り上げたい、というのなら、ご都合主義の結末でなく、
もっと真面目な、惨い物語になるだろうし、それを覚悟して作らなくてはならないものだと思うのです。



表紙へ