11月11日(木)

花組
「La Esperanza―
いつか叶う―」
「TAKARAZUKA舞夢!」

今日のために月・火・水3日間のセミナーをサボって、万を持して行ってきました(^^)v
それでも、途中具合が悪くなって横浜で途中下車して・・・ちょっと遅れたけど、
劇場のゲートを通る時に春野寿美礼の開演アナウンスが聞こえたりので、まあまあ(^^ゞ

いやあ・・・なんと言ったらいいのかなぁ(^_^;

お友達からメールを頂いていて
「チケット確保済みですよね?これは見ないと後悔しまくります!」
と、ありまして、ウッキッキ〜\(^^)/の状態ではあったのですが、
先月の月組が凄くよかった事と、瀬奈がいない、ということで、ちょつと微妙ではあったのです(^^ゞ
もっとも、其のお友達は、お芝居の方で
「踊れないおさちゃんにタンゴダンサーの役をふる劇団側にヒジョーに困惑しております」
と、歎いてらっしゃいましたので、これは、春野ファンとしては黙ってはおれず、
「あ!春野?あ〜ら、ソコソコ踊れると思いますけど(^^ゞ
歌ほどには巧くないですが・・・三拍子揃ってますよ(^^)v
地味かもしれないけど、久々のトップらしいトップだと思ってます(^^)」
などと、見ないうちからハイテンションだったのですが・・・・(^_^;

ま、とにかく、ダンスだけは堪能しました(^^)v
これだけは本当!!
ダンスの花組、面目躍如(*^-^*)
今の花組のメンバーの凄さはわかったm(__)m
特出の霧矢・水もよかった♪

二人とも元花組っ子として、トップ候補生の特出で、故郷に錦を飾ったのねん\(^^)/

「La Esperanza―いつか叶う―」

「いつか叶う」というサブタイトルが付いているとおり、タンゴダンサーを夢見る青年と画家を目指す女子画学生の、
「いつか叶う」夢を追いかけるお話です。
タンゴダンサーと画学生がひょんなことから出会って、って、この出会いもなんだかなぁ(^_^;
かたぎの画学生が、タンゴバーに一人で躍りに行くか?
プロのタンゴダンサーのカップルって、殆ど夫婦か恋人だって言うでしょ?
その辺がどうもしっかり書けてないし・・・(^_^;
ストーリー自体、
まあ、大昔の甲ちゃん(甲にしき、現東京宝塚劇場総支配人?!)がやった「永遠のカトレア」をちょっとひねった、って所?
一応、作・演出正塚晴彦って・・・ふぅん(^_^;

思い出話m(__)m
「永遠のカトレア」って誰の作品だったか・・・甲ちゃんだから菅沼潤さんかもね(^^ゞ
あっちの方が、主役が分散しなくて、
ヒロイン(今回はヒロインではなく、フラスキータという、遠野あすかの役)の気持ちがよく書き込まれていて、よかった(^^)V

まあ「カトレア」はタンゴダンサーではなく、パリの大きなキャバレーの、
自分の名前のイルミネーションが出るスター・ダンサーたちだけれど、今は振付の先生になっている
藍えりながダンサーの仲間で出ていたり、
今や春野寿美礼・白城あやかなどのスターメーカーの三井摩子が、
トゥで(あのステップなんてったっけ?思い出せない(^_^;)研一で大舞台を横切る、なんて・・・大昔だわぁ(^^ゞ

「Mr.winter、Mr.winter、Go Home♪」という甲ちゃんのだみ声がまだ耳に残ってます(^^)v
それにさ、ヒロインのこのみちゃん(竹生沙友里)もよかったけど、
興行師ガストンのあきちゃん(薫邦子)が、もう〜断トツによかった(^^)
「今年最初の雪が降り始めた」って台詞、まだ覚えてる♪
今日の霧矢の役、まーんまです♪
霧矢はあのアイドル顔にチョビ髭つけて、意外なほどよく似合う(^^)v

あ、ではそろそろご感想m(__)m
というわけで、霧矢くん、いいよ〜\(^^)/
まず、中老けがあんなにうまく嵌るとは思わなかったなぁ(^_^;
もう、これで絶対バトラーOKよん(^_-)-☆
あ、其の前に当然、春野くんにバトラーね(*^-^*)
霧矢自身はルキーニが待ってるぜ♪(これも心配してたんだけど、今や期待だ!!)
しかし、ショーでもよく踊って、
実は「プルクティカル・ジョーク」でのフィナーレでは、花組出身者という割にゃ・・・という感じだったんだけど、
今日は、嗚呼巧くなったぜ!と(;_;)号泣


水夏希も普段のジメジメはなくて普通によかったなぁ♪
花組が合うのだろうか?それとも、あの雪のオロチで一皮むけたのかな(^_^;
無理なキザリ方がなくて、普通に気障を決めていましたねぇ(^^)
ダンスも普段、みんなが言うほど巧いとは思わなかったけれど、今日はよかった!
なんでかなぁ?と考えると、ノビノビ踊ってるのねぇ・・・普段こんなにノビノビしてたかい?
なんだかいつも自分の箱をこさえて、其の中でうまいだろ?いいだろ?って一人で気障っているような気がしていたけれど、
今回は、いいだろう?うまいだろう?も、箱の中で言うんじゃなくて、ちゃんと舞台の上で見得切ってたと思います。

彩吹・蘭寿は、彩吹は芝居で良い所を与えられて大もうけ\(^^)/
しかし、タンゴもなかなかにこなして素晴らしい♪
蘭寿は霧矢・水の特出の煽りを受けてちょっと可哀想(^^ゞ
でも、腐らずにノビノビ堂々と舞台を勤めていて健気だし良い感じ(^^)v
それと、若手とはまだまだ差があるところが余裕(^^)
はっきり言って、水よりオーラがあるんじゃないのかな(^_^;

未沙のえるが、専科から特出で、またも嬉しい名演技♪
こういう役は未沙のえる!!でも、ちょつと定番になりすぎているのがなぁ・・・(^^ゞ
で、当然ショーにも出番あり、と期待していたら、なぁんだ、今月はこれだけ(^_^;
勿体無いよ!!

勿体無い、といえば、夏見ようは、ああいう役は似合わないんだねぇ・・・もうちょつとお勉強!
もっとも、この手の役で見たくない、というのもある・・・この人はリーゼントでやる役がよいのです(*^-^*)

「TAKARAZUKA舞夢!」

今月は、下級生が芝居でもショーでも大車輪の大活躍!!
件のお友達から強いプッシュがあった桐生園加という生徒が、私は新発見だったのだけれど、
なかなか素晴らしい踊り手でワォ♪
但し、顔がでかくてまだちょっと垢抜けてないところが難!将来を期待してますm(__)m
愛音羽麗はもう彩吹、蘭寿と一緒にあれこれ言ってもいいですねぇ♪それくらいしっかりスター(^^)
地方公演からお気に入りの華形ひかるは、どこに行ったか探すのがまだ大変で(^_^;

今月が最期の矢吹翔が、芝居でも良い役(芝居はいつも良い役だったよなぁ・・・思えば)、
ショーでもちゃんと銀橋まで出てました\(^^)/
各組、卒業者には良い役振ったりいろいろするけれど、どうも花組が一番手厚いと思うのは僻目(^_^;
良い組だよん、花組♪

そういえば、芝居で遠野あすかが、銀橋の真ん中で霧矢と二人芝居でとっぷ娘役扱い?
あれ?こちらも卒業か?たしかに垰が立ってるよ(^_^;
タンゴの相手役をした鈴懸三由岐は巧かった\(^^)/

振付は、悪い物はそうないけど、特にいい、というものもないですねぇ(^^ゞ
ダンス陣が頑張ってみんな、それなりに踊ったけど、私にはハイブロウすぎたのでしょうか(^_^;

お芝居の方のタンゴの振付伊賀裕子、という人は初耳だけど宝塚的タンゴでよかったかな(^^)
ショーはまたヤンさんがANJUで振付けているけれど、もうやめたら、と言いたいですね(^^ゞ
振付師としては、若央りさの方が相当腕がいい!!
ヤンさんは、せっかく女優で賞を取ったり、よい仕事してるんだから、自分の舞台にかけてほしいですm(__)m切望
私が、大枚一万円もはたいて芝居のチケット買うなんて、安寿ミラが出ているからですぞ!!
全く、ファンの心スターは知らずだよね(^^ゞ

春野寿美礼!!
いやあ・・・この人は出ているだけでサマになるのでしたm(__)m
タンゴもよかった(^^)
実は、タンゴといえば「パッション・ブルー」の星組が、ことに麻路さきサマのタンゴが目に焼きついておるのね(^_^;
あの公演から、宝塚のダンスbPという紫吹淳が星組に移籍してきて、
「ショーの星組」のトップといえども、
ダンスでは負けちゃうのかな?と、ドキドキしながら見たんだけど、
いやぁ♪サッスガマリ子さん!!
紫吹のテクニカル・タンゴをものともせず、King Of Tango!って所を見せてくれました(^^)v

今日の春野は、そのマリ子さんを彷彿させるようなタンゴダンサーでした(^^)
ただ、芝居のウェイターのシーンは、あまりにもぴったりウェーターに見えてしまっておかしい(^_^;
あれはちょっとなぁ<役作り・・・やっぱり、なんとなく場違いであってほしいのね(^^ゞ

ショーの方でもダンスバッチリ!!
そりゃぁ、霧矢・水と三人並ぶと豪華な気もしますが・・・やはり寂しい、瀬奈の不在(;_;)
というか、永遠の不在(;_;)

ショーマンとしての瀬奈の存在はなぁ・・・今月の霧矢はそういう部分を与えられていないのか、
まぁ、ちょっと客席に降りるシーンはあるんだけど・・・。

そうそう、春野に不服と言えば・・・
それが〜歌なんだわ(^_^;
だんだん一路の発声になってきて、まあ、今の宝塚の発声の先生がそういうスタイルなんだろうけど、
どうだろう?
一路より声帯は相当強そうだし、音域も広くて声もよく伸びるしパワーもあるけど、
今時ミュージカルスターの陥りやすいバカ声出しすぎという気配もないではない(^_^;

ショーでのゼウスの熱唱はそれなりに重さもあってよいが、重すぎる気がする。
大体、もう戦争がらみのテーマはお休みにしてほしいね、藤井先生(^_^;

ショーのフィナーレで大階段を降りてきた時は、ホントに涙が出たもん・・・立派!!


トップ娘役は、いるらしいが、
芝居・ショーを通して、その責を全く果たしていない!!
誰が、トップに推薦したか知らないけれど、
その人間は、宝塚のために、花組のために、
自分のした事をよく考えてほしいと思います。


休憩時間にトイレの列でオールドファンのおばさま方がしていた話は、
さすがに気の毒だから書かないけど(っていうよりちょっと嫌!)
とにかく、本人の努力ではどうにもならない「分」の問題ですね。




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