12月20日(月)

星組
「花舞う長安―玄宗と楊貴妃―」
「ロマンチカ宝塚―ドルチェ・ヴィータ―」


実は、当作品は 文化庁主催平成16年度(第59回)芸術祭賞を受賞いたしました(^^)

なにやら、観劇記書く前に発表になっちゃって面白くないのですが・・・まあ、めでたい事なので(^^ゞ
それにおばさんにはおばさんの見方がある、というわけで・・・♪

まあ、その前に、今回はOMCのチケットに外れまして、
しかも、11月からのメニエル氏病の余韻?が残っていたりして、体調があまりパッとしなかったので、
もういいや〜、と思っておりました(^_^;
それでも、ファンサイトの噂でもけっこう評判がよくてかなり迷っていたのですが、
まあ、そんなに評判がよけりゃぁ、チケットは取れないのが当然で、もう完全に諦めていたのです(^^ゞ
そうしたら、お友達が奔走してくださって、大変苦労してチケットを取ってくださったのですよ!!
それで、頭痛はちょつと置いといて、えんやこ〜ら♪と出かけたのですが・・・
いゃあ、よかったです\(^^)/



「花舞う長安―玄宗と楊貴妃―」

あ、こちらは該当作品ではございません(^_^;
ベテランの酒井澄夫の作品で、まあ、名作もん(原作は井上靖「楊貴妃伝」)を宝塚風にアレンジした、というか
いやいや、いろんなファンのサイトでも
オールドファンには受けるかもしれないな〜、とかからかい半分に褒められたような作品ですが、
私も、そのオールドファンの一人として、
(^o^)〜ホー♪宝塚作品としてよう出来とるけぇ♪と思いました(^^ゞ

まず幕開き
あのお芝居の板附でわたる君があんなふうにどーンと成っているとは思わなくて、
いゃぁ・・・感動しました(^^)
わたる君は良いトップになりましたね(^^)
あのお髭の顔はちょっとアニメチックだと思ったのですが、とにかく曹操をやらせたい!!
と思ってしまいました(^^ゞ

そして、当然のことながら星原美沙緒!!
いやぁ〜いいですねぇ♪なんてたって星原さん、彼女がいなければ大夫芝居としての格が落ちたでしょうm(__)m最敬礼
高力士の曖昧さと怖さを十二分に出してました♪

そして、そして、もう!!この芝居は檀れいのための出し物です\(^^)/
もともと、檀れいが、一度は専科入りしながら娘役トップに返り咲いたのは、しかも星組トップ娘役に返り咲いたのは、
中国で大変な人気を博したからですよ・・・なんてたって、宝塚は外圧に弱いからねぇ(^^ゞ
まあ、わたる君の星組トップだって半ば外圧だろうけど(^_^;

まあ、綺麗・華麗・優雅・凄艶・・・もう〜ナント言ってもいいです。今彼女は絶好調の最高潮だ!!
芝居が大根?歌が下手?踊れないのがどこが悪い!!
檀れい以外に楊貴妃が出来る娘役がいたら出て来い!!てなもんです(^^)v
そういえば、彼女は娘役じゃないのですね、女役でもない、女形のような味があります(^^)
玉三郎にも負けてないゾ!!
アムネリスもそうでしたが、キリリと見得を切るような演技が迫力十分です♪
今回も、死を覚悟して見得切って死にますが、台詞も形も大結構です\(^^)/

そうそう、孝夫さんと玉三郎の「玄宗と楊貴妃」を見てますが、(同じく原作は井上靖「楊貴妃伝」、脚本は夢枕獏)
孝夫さんの玄宗が素晴らしくて、もうあんなに素晴らしい玄宗は誰にも出来ない、
と思いましたけど、わたる君も予想以上によかったです\(^^)/
それにしても長恨歌大パクリの夢枕獏の詞より、酒井先生のまんま宝塚の歌詞のほうがよかったと思いました♪

皇甫惟明をやった真飛聖もよかった(^^ゞ
安禄山の安蘭けいは、ちょっと荷が重い(^^ゞ
こういうの紫吹じゅんがやったら、紫苑ゆうがやったら、海峡ひろきがやったら・・・
安蘭けいにはちょっと仁に合わないし存在感も希薄です。

さていよいよ平成16年度(第59回)芸術祭賞受賞作品
「ロマンチカ宝塚―ドルチェ・ヴィータ―」

オープニングにショックを受けた照明(佐渡孝治)・衣装(任田幾英)・振付(尚すみれ)、
そしてダンサーたち!!
確かにこれは受賞に値する作品でした!!
振付は他にも川崎悦子・伊賀裕子・上島雪夫など凄い人たちでした(^^ゞ


ダンサーの出色は陽月華!!
これは凄かった!!
芝居でも梅妃という良い役をもらってましたが、そっちはまあまあ・・・言いたい事もあるけど(^_^;
しかし、ショーは凄い!!
前回の「タカラヅカ絢爛―灼熱のカリビアン・ナイト―」でもダンス巧いのは分かってましたが、
あの時は、なんてったて柚木礼音が目立ちまくってましたけど、今回は彼女だ(^^ゞ
ちょつと巧さに任せて踊りすぎるところが難点だけどさ(^_^;
もうちょっと雰囲気大事にして!というところはありますねぇ・・・若いから仕方ないのかな(^_^;

いろいろお聞してはいたのですが、ショーが荻田浩一とは、矢代鴻が出るまで気が付きませんでした(^_^;
まずオープニングが素敵でビックリして誰だ?と思っていたのですが、矢代鴻が出て、
アレレ?荻田先生?ショーも書くの?てな具合でしたm(__)m三作目だそうです。
しかし、荻田先生矢代鴻がお好きですネェ(*^-^*)
私も大好きなので出してくださると嬉しいですm(__)m
なんたって歌巧いわ、演技力あるわ、雰囲気・存在感ぴか一です(^^ゞ

芝居ほどではありませんがショーでも檀れいは絶好調です(^^)v
大体「ドルチェ・ヴィータ(イタリア語で『甘い生活』ですって♪)」というのタイトルロールというレディを演じてピッタリです(^_^;

で〜、これら素晴らしいメンバーを引き連れ束ねて、湖月わたる、見事にトップでした(^^)V
もう何が良い、悪いでなくTHE TOPです(^^)
あ、でも歌巧くなりましたよ、ホントに(^^)
前は転調すると?したんだけど、今日は大丈夫!!

しかし、星組は芸術祭二年連続の星組受賞ですね(^^)V
湖月わたる君、強運だ!!
芸術祭は二ヶ月しかないので、その間に二年連続公演できるだけでもラッキーなのに、これで長期政権になりそう♪
それにしても、大体は公演に対してなのでしょうが「ショー(だけ)に対して」って珍しいんじゃ・・・
昔「華麗なる千拍子」という伝説のショーがありますが(^^ゞ
例の高島兄弟の母、寿美花代主演で那智わたる・内重のぼるとか、特出の総力戦でやったショーですが。
歌劇団は去年取ってるし、まして同じ組で、今年はダメモトだったんじゃないかなぁ・・・とそんな事はないかな(^_^;

その文化庁の評価文が
「夜のヴェネチア、白昼の花市場、青の洞窟など地中海をモチーフにした構成はバラエティーに富み、
人がふと幻想世界に誘われるというモチーフが全篇を貫いて、見飽きることがない。
さらに陽気な湖月(こづき)わたるの<動>、蠱惑的(こわくてき)な安蘭けいの<静>のコントラストも見事で、
それを宝塚らしいアンサンブルの良さが支えていた。」んだそうです。

「蠱惑的(こわくてき)な安蘭」・・・ねぇ(^_^;
存在感希薄だなぁ、チョロチョロ出てくるばかりで、ナントカなれよ、と思っていたんですが(^_^;
芝居の方でも、あれは役で言ったら汐美の役ですよネェ(^_^;
瀬奈の鎌足の線で行くなら、真飛と交替してよ、とか思っていたんですが・・・

その真飛が、花組に移籍です!!

私は、真飛が花組に移籍するのは立樹のために飛ばされるんだろうなぁ・・・と漠然と思っていたのですが、
今や瀬奈の移動で、春野の渡り合えるのを探していたのかなー、などと(^_^;
花にきたら、彩吹・蘭寿飛ばされそう(^_^;
それともみゆさんみたいになってくれるかな♪
いやぁ〜、よかったです(^^)
そのぶん、今回の立樹と柚木はそれなり感で終わりでしたね(^^ゞ

あ、ついでながら、春野寿美礼君も芸術祭新人賞を個人受賞です(^^)
もう〜宝塚二つも、おまけに花・星とは感激感動万々歳!!

ごひいきの汐美真帆はこれでサヨナラです(;_;)
渋くて巧くて、何をやっても裏切らない人でしたけど・・・残念(;_;)
でも、今月も大事に扱われて卒業します。お疲れ様でしたm(__)m

ついでに、マリ子さんの不肖の妹・麻園みきも卒業です。まあ、こっちもお疲れ様でした。


というわけで、腕未だ痛いのに、アホです、私(^_^;



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