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9月13日(火)

樹里咲穂&花組
「Ernest in Love」

久々に大ヒットの「Ernest in Love」でした(^^)
関西では、瀬奈じゅんが彩乃かなみと月組トップ披露でこれをやって大絶賛だったのです(^^)
瀬奈といえば、今や宝塚切ってのショーマンで、しかもスターとしても凄い存在感を示しています。
おまけに相棒が霧矢大夢という、ショーマンカルテットの一角を担う上り坂のスターですからねぇ(*^-^*)
悪いはずがない!!

お友達から大絶賛のメールを頂いていたのですが、演者が違うと難しい所も有りますので、
特に喜劇はね、まして宝塚だし・・・。
申し訳ない事ながら、話半分くらいのつもりで臨んだのです(^^ゞ
ただ、樹里咲穂と言う人だから、喜劇味はあるし、ショーマンカルテットのひとりではあるので、
まあまあ、位の期待は内心あったのですが(^_^;
でもさ、蘭寿がねぇ・・・どこまで行ける?という危惧もあって(^_^;
いやぁ・・・嬉しい誤算でした(^^)v

よかったぁ\(^^)/
蘭寿がよかったのですm(__)m
勿論、これが宝塚最後の舞台となる樹里咲穂も良かったのですが(^_-)-☆



ロンドンの社交界にアーネストという紳士がいて、貴族のアルジャノンとお友達です。
でー、このアーネスト氏は、アルジャノンのいとこのグゥエンドレンとは相思相愛なのですが・・・
実は、アーネストとはロンドンで過ごす仮の名前で、実はジャックと言うのが本名。
そして、恩人の孫娘・セシリーを彼が後見人として預かっている、と。
しかも、ついうっかり、それらのことを、遊び人のアルジャノンに告白してしまったので、さあ大変!
アルジャノンはセシリー見たさに、アーネストの名前を騙ってジャックの本当の邸に押しかけて・・・
というお話です!!
最後には勿論ハッピーエンドになるのですが、

これが原作オスカー・ワイルド(原題は「真面目が肝心」)ということで、
考えように寄れば、一寸隠し味にスパイスも効いている、という所。
これを脚本・作詞アン・クロズウェルト、作曲リー・ポクリス、ということで1960年にオフ・ブロードウエィで上演されたそうです。
今回は、これを見つけてきた誰かが偉い!
宝塚版脚本は木村信司だけど、本人?

アルジャノン蘭寿は、服部有吉氏のバレエ公演に参加して、実はあまり好評とはいえなかったらしいのですが、
とにかくバレエの実力はそれなりに認められたのですね・・・
(男役としての参加は無理があった、女性として参加すれば・・・という評価があったらしい(^^ゞ)
そのへん、かなりの自信になったと思う(^^)v
で、一応、今上り坂の男役だし、ね!!

まず、初っ端、髪ボサボサの寝起きスタイルで出てくるところがわざとらしくなく、
しかも、ボンボンに見えた!!
貴族、とまでは行かないけど、お〜GOOD♪ハート

で〜、ヒロインのグゥエンドレン遠野あすかは・・・まあ、この人大きい声出すと、どうしてもヒステリックに聞こえちゃうんだわ(^_^;
それと、やはり、何気に翳がある!もうちょっと御陽気に〜、と思うんだけど(^_^;
それにしてもスタイルが良くて声が良く出ます・・・まあソコソコ♪

蘭寿の相手役セシリーを射止めた桜一花って、こないだのマラケシュで夏美ようの娘をやった子ですよね(^^)
まだまだ、ってとこがあるけど、
あの時も思ったけど、花があって可愛いし、何よりちゃんと存在感が有ります(^^)
今回の役は、上手・下手よりも、
自分自身でどれだけテンションを上げられるか、そのテンションをどれだけ維持できるか、にかかっていたのですが、
見事にやり押せましたね(^^)
これで、ふづきの後スンナリこの子を上げたら、いい娘役になると思うんだけど、
ちょつと学年差が有りすぎるかな(^_^;

でー、樹里咲穂!!
これが最後の宝塚で主役の責任公演です。
皆様、本日はご来場ありがとうございました。専科の樹里咲穂です。只今より・・・
と、開演前の挨拶から力が入っているのが良くわかる(;_;)号泣

思えばリストラ専科が単なるリストラ専科にならなかったのは、偏に
樹里咲穂と初風緑の頑張りによります!!
まあ、そのおかげで、二人にとっても、ともに大いに良い仕事にも恵まれだんだけどね。
でも、五組アチコチ出演して、不安定な状態で、自分の存在感を出せた、よかった、と言われ続けたことは特筆、特筆!
大特筆の涙もんだよ!!

こういうスターの在り方だってある、と見せた事も偉かったし、そういう意味ではもう少し頑張って欲しかったのです。
ただ、歌劇団の肩たたきもあったかもしれないし、外へ出るならこのあたりで、という本人の考えもあったかもしれませんけどね(^^ゞ

でー、今回の樹里咲穂!!
歌・ダンス・演技・いつもながらのショーマンシップ・・・悪い所はないんだけど、ね・・・
結局、やつぱりトツプとしては地味なんだ(^_^;
こないだの「マラケシュ」や、「エンター・ザ・レビュー」でも書きましたが、
あれだけ素晴らしいショーマンシップの樹里咲穂でも春野のスターとしての存在感には適わない、と。

今回も、ね、素晴らしいのですよ、何もかも!
でも、後見人か・・・巧いこと言うな・・・蘭寿・桜のニュースターの後見人になってしまっているのです(^^ゞ
それだけのスケールもある、ということなんだけど・・・(^^ゞ

でも、まあ、これだけ何でもできれば外に出て恥をかくことはない!
宝塚の誇る女優になると思う!!
頑張ってね!!
絶対、見に行きます(^o^)/~


あ、狂言回しのアルジャノンの執事に高翔みず希、ダンスしか見てなかったけど、芝居も巧い♪
たきちゃん・出雲綾がグウエドレンのありがちな貴族のママでご出演(^^)
芝居も歌も言うこと無しですが、もうちょっと濃くてもいいかなぁ・・・と思いました。意外に淡彩仕上げ(^_^;
家庭教師の花純風花はよくがんばってました。
牧師の悠真倫て人は学年どのあたりなのかな・・・若手中心だから仕方ない、といえばないんだけど、
専科からマヤサン・未沙のえるくらい借り出してもいいんじゃないかと・・・ちょっと手ごわかったんじゃない(^_^;
まあ、学年からしたら頑張ったんだけどねえ(^_^;

というわけで、よかつたです(^^)
それにしてもチケットがあまり状態で可哀想!!
皆さん、行ってあげてくださいませm(__)m




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