5月18日(木)
――
ダンスミュージカル――
「クラリモンド」
安寿ミラ・舘形比呂一・森山開次・熊谷和徳・貴水博之
高塚恵理子 横山道子 横山愛 谷田歩 栗田芳宏
原作 テォフィル・ゴーチェ
企画・台本 笹部博司
作詞 岡本おさみ
構成・演出 栗田芳宏
演出・振付 大島早紀子
音楽 宮川彬良
照明 沢田祐二
衣装 木鋪ミヤコ
ヘヘヘ・・・あいかわらずヤンサンです(*^-^*)
で、また舘形比呂一って凄いですネェ\(^^)/
いやぁ・・・今日は森山開次という人も凄かった!!
そして、熊谷和徳というタップダンサーも・・・
いや、この三人の競演ということで、ソールドアウトの日が続出というので、
一度は諦めたのですが、ついつい買ってしまいました(^_^;
ホントにこの三人がとにかく素晴らしい!!
振り付けと照明も言うことなく素晴らしかったのですが、とにかくこの三人につきます!!
タイトルロールは安寿ミラなのに、この三人の話題ばかりで持ちきりなので?と思ってましたが、
すりゃぁ、無理はござんせんm(__)m
だから、急に開幕してからのことで
座席もあまりよくなくて二階の三列目で、(椅子の端っこというのだけはよかったのですが)
まぁ、座席の狭いこと狭いこと!!
今時あんな座席ないですよ・・・(^_^;
おばさんだから座れたけど、もうすこし大きな人だったら、特に男の人は辛いでしょうね(^^ゞ
サンシャインは何度かは行ったことあるのですが、もう何年もご無沙汰でした。
池袋は旅行だもんねぇ・・・でも、まあ藤沢まで出ていて(朝は更級日記)、
そこからなら電車は一時間、として出かけたんですが(^^ゞ
なにしろ、池袋についてからウロウロ、
サンシャインシティとやらに入ってからウロウロ・・・
ネットでいっぱい地図出していったにも関わらず、ですよ!
大体駅の付近にサンシャインシティへはこちら、という表示が無いじゃん!!
なんで?
みんな知ってるの?
それでも、サンシャインにはなんとか辿りつけたのですよ♪所定時間以内に(^^ゞ
池袋の駅からサンシャインシティまで8分だそうで・・・まあそれくらい。
ところが、あのピルの中でウロウロトロトロ・・・結局20分もドジ・・・まあ時間いっぱいあったからいいんですが(^_^;
ついでにトイレも済ませて、そこで出たら紳士用トイレに行く通路で小田島雄志氏にバッタリ!!
いやいや、勿論知り人ではありませぬ〜(^_^;
でもついうっかりお辞儀しちゃって・・・そしたら、あちらも怪訝そうなお顔でお辞儀してくださいましたm(__)m
サンシャインは幸四郎の「アマデウス」とか「玉三郎」の舞踊会で、けっこう良い席だったんですね(^^ゞ
二階は初めてでしたけど、まあ天井桟敷もいいところで、もっとも、舞台は見安いんですよ、これが(^^)
そういう意味では良い小屋なんだけど・・・エレベーターもエスカレーターもなくて、四階分の階段を上がるんです(;_;)
いやー、一階席から二階まで四階分とはこれいかに?ですよ。
県民ホールみたいだ(;_;)
アハハ・・・いい加減に本題!!
清く正しい修行僧のロミュオー君が突然恋をした!
相手はクラリモンドという娼婦。
ところが、これが只の娼婦ではなく、実はバンパイヤだった!!
そうなの?そういう感じのお話は出てこなかったでしょ・・・単に性悪女でいいっすよ♪
まあ、一度死んだはずなのに、また生き返るって所は正味の人間ではないですけどね(^^ゞ
女をとりまく悪魔たちが三人!
それが舘形さんたち異色のダンサー三人!!
特に熊谷さんという人は、歌舞伎でいえばツケ打ちのような響きをタップでさせます!!
これは凄いアイデア!!
ただ、タップマットの位置とか、材質も違うのかナァ・・・初っ端のタップはちょっと響きがにごっていてさ、
アントニオ・ガデスのフラメンコの響きの切れのよさを思い出してしまいました・・・あれならさぞかしよかったろうって(^_^;
でも、アイデアとして断然悪くないし、
タップ技術としては熊谷さんてダンサーも相当高度なトウサバキというのでしょうか(^^ゞ
タップシューズも普通のヨリ相当重そうだし、あれは大変ですよね〜。
もっとも、この三人、大変じゃないところは一つも無くて、
舘形さんと森山さんはシンメトリーに踊ったり、クンズホグレツ、ぶん回し、引き倒し、のしかかり、リフト、ブリッジ、
宙に放り上げ、自分たちの身長より高い(二人とも180以上はあるので、まあ2メートル以上はある)台に逆さに釣ったり、
その倍位の高さで、手足はなして腕一本で出初式をしたり・・・
身体能力の極限まで、これでもか、と見せ付けます!
この振り付けした大島さんというのは、世界的に仕事している人だそうですが、凄いね!
ダンサー殺し!!いろんな意味で(^_-)-☆
いやはや素晴らしい!
こういう人の振付で踊る時って、もうトランス状態になるんじゃないかな?
当然命がけですけど(^^)
まあ、その清く正しいロミュオーさんが、一生懸命愛しました〜、という話を老司教に懺悔するんですが、
懺悔を聞く老司教が栗田氏で、懺悔するロミュオー君の声に谷田歩という役者さんが出ています。
これは語る専門のロミュオーですが、大変に良い声で語りも巧い!!
ロミュオーの貴水くんちゅうんは「アクセス」というグループのボーカルだったそうな。
すみません、おばさんは知りまっしぇん♪
声はソコソコ出るしそう下手でもないけど、あの「モーツァルト」の中川晃教のオーラとインパクトに比べると、ねぇ(^_^;
まあ、同じ舞台に舘形氏などが出ていては問題にならないけどさ(^_^;
まあ邪魔にならない、ということでOK(^^)v
いやしかし、ヤンサンは美人です(*^-^*)
ダンスも歌も巧いです。あの声の硬質な響きがたまらん♪
でも、今回は、ちょっとなぁ・・・美人だけではすまない、もっと猥雑さが欲しいだす!!
それと一見貴婦人風で、はっとした時に娼婦の嫌らしさが出てほしいのですが(^_^;
これね、「八人の女たち」の時の毬谷友子みたいな、一件平凡なちょっと足りない風のメイドが、
ショールはずしてフワッと置いただけで、怖〜いオネエサンになってしまった!あの感じを出して欲しいだ!!
要するに、今日のヤンサンは、けっこうわがままお嬢様的バンパイヤで毒が足りないのかな(^_^;
ウーム、難しいですね・・・前回のようにストーリー展開がきっちりあるものじゃないし、
要するに神父の色懺悔!
で、それがそんなに重く感じられない、という所にウイークポイントがあるような・・・。
6300円はちょっと高い!手数料・送料も掛かってるしトータル6900円!
まあ、舘形・森山・熊谷のダンスリサイタルだったと思えば、それなら安いか(^_^;
早々に飛び出して、必死の思いで国立近代美術館の藤田嗣治展へ駆けつけました(^^ゞ
でも、ヤンサンの美しい姿だけは記憶に残っているし、まあとにかく三人!が出てくるんだけど(^_^;
夢でもう一回見られたら、印象も変わるかも〜〜♪