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8月7日(月)

「薔薇と棺桶」


わりと有名なブラックユーモアのお話です。
何で読んだのかな・・・もともと本で読んだのか、戯曲で読む、と言うことは無いので、
(おばさんはこんなにお芝居が好きなのに、戯曲を読む、というのはあまり好きではないのですm(__)m)
映画かお芝居の粗筋紹介かもしれません(^_^;

登場人物女一名、男四名、死体一つ。
銀行強盗したお金をどこに隠すか?
勿論題名どおり棺桶の中!だよね〜(^^)
「オーシャンと11人の仲間」などでもお馴染みのシチュエーションだけど、こちらはもっとセコクテ、ねぇ(^_^;

しかし、「カエル」に続く鵜山仁さんの演出なんだけどさ・・・。
私の理解の仕方が悪いのか・・・不条理劇はドタバタではない?
でも、ドタバタの要素もあるはずで・・・それにしてはみんなテンションがソコソコというところで、
もうちょつとテンション揚てもいいんじゃないかなぁ・・・?
ことに安寿ミラさん!
いつもの喜劇と言えば〜、という所が無い!!
あの「八人の女たち」とか、宝塚時代の「メランコリック・ジゴロ」とか、
そ知らぬ振りで真面目な顔してテンション高!という雰囲気が無いですなぁ・・・(^^ゞ
今回はコメデイエンヌの意識がないのかなあ・・・(^_^;
それは鵜山さんが、無理して笑わそうとしてはいけない、って言ったのかな?
勿論、お客が面白くも無いのに無理やり笑わそうなんておこがましいっす!!

だけど、これ、けっこうまんまやってもおかしいはずです。
モノの出し入れ、人の出入りで笑わせる劇って、
多少のテーマがあったとしても、やはりドタバタでやった方がキッチリ芝居になるんじゃないか、と思うのですが・・・。

中では若松武史はそれなりにテンション上げていたけど、それでもみんなを引っ張り上げるほどではないのです(^_^;
及川健という子は初見参の男子版宝塚という風な「スタジオ・ライフ」というとこのアイドルちゃん!
芝居達者だし、声も動きもシャープで、舞台マナーもいい感じだったけど、誠にまともすぎてしまいました(^^ゞ
野沢聡という人は何かで見てるんだけど、その時も思った・・・阿部寛に似てます(^^ゞ
こちらもマヌケな芝居がうまくて大変に好感度(^^)v
でも、どうして、もうちょっとはじけないのかな(^_^;

樋浦勉という人はいろんな映画の悪役・敵役で見てました・・・名前を知ったのは今日始めてよm(__)m
やはり芝居は達者です。ちょっと内田朝雄を彷彿させる所もあるんだけど、やはり淡彩(^_^;

まあ・・・ソコソコ面白かったけど3500円だから、お金返せ、とは言わないけど、
交通費勿体無かったかな〜、という感じでしょうかね(^_^;

安寿ミラさん、もうちょっと、君のテンションが上がっていれば全体的によくなったはずですな(^_^;
奥様のドレスをちゃっかり借り着している、やもめになったダンナに色目を使う、ナンテトコ、
もうちょつとエキセントリックでいいんじゃないかな、と思いました。
品が悪くなる?・・・ウ〜ム、ちょつと品が悪くなってもいいんじゃないでしょか?こういうとこ!
特に刑事にしょっ引かれるはずだったのが、証拠不十分で逮捕が中止になって所、モウチョイメリハリ付けてくれたら、な?!
プログラムに載っていた出演者の座談会で、
立て膝になって「私は○○」と名乗る所は、出演者一同惚れた〜♪そうですが(^^ゞ

それにしても、もう連荘はやっぱり駄目だ(^_^;
昨日は内輪の発表会で、地元なのに、今日は疲れて出かけるのも大変でした(^_^;
それで↑これだから、余計に疲れました(;_;)
こういう日、凄いはじけた芝居が見られると、こちらまではじけることが出来て万事OK♪になるんだけどね(^_^;




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