09月21日(木)
宝塚花組
「ファントム」
えー、見てきました(^^ゞ
みんな結構泣いてたし、噂ほどではないけど、
ファントムとキャリエールの銀橋でのデュエットは拍手がけっこう長かったですが・・・
そうそう、皆様、フィナーレの切り替えが早すぎてついていけない、せっかく余韻に浸っていたいのに、
ってのもあったなぁ(^_^;
とにかく、そういう感想とは大分違ってしまいました!おばさんの感想は!!
えー!まず、おばさんは、四季の「オペラ座の怪人」も好きじゃないし、
あれは冒頭にシャンデリアが落ちた瞬間に終わった!と書いたんだったっけ(^^ゞ
今日のは、ねぇ〜〜〜・・・
フィナーレがなけりゃあなんだかなぁ・・・、と言う感じでした。
あー、寿美礼様はよろしい♪後で書きます。よいと思ったとこと、いやぁ・・・これは・・・と、感じたトコも、(^_^;
真飛は大躍進!美味しいネェ・・・トップ街道ひた走りでしょ(^_-)-☆
それであおりを食ってしまった彩吹(と蘭寿)は飛ばされてしまいました(;_;)
その辺のトコ書きましたけど・・・。
存在感・歌・ダンス・芝居文句ございませんm(__)m
特に、前にもちょっと思ったんだけどステージ・マナーがいいのねぇ・・・ちょっとビックリした(^_^;
ステージ・マナーと言う意味では、最近では、マミさんとノルがダントツだったけど、そこに並びます(^^)
でー、彩吹はキャラはうまく掴んで雰囲気としては宜しいですが・・・やはり演技的に一寸難しい(^_^;
でも、歌は、やはり巧いです。
それと、その銀橋で春野とふたりで歌うシーンは格として負けてないのは立派♪
しかし、ねぇ・・・考えますに、ちょっと無理だよ!!年齢的に(^_^;
というか、あれくらいの学年なら、いや、もっと下でも、演技の巧い子はちゃんと老けるんだけど、
彩吹は演技派というタイプではないですからねぇ(^^ゞ
宙のときは樹里咲穂が凄い好演をしたそうです。
私は、当然見てないっす(^_^;
宙だったし、↑で言うように「オペラ座の怪人」もファントム」も好きじゃないのでねぇ(^_^;
でも樹里咲穂が凄いいいと聞いて、途中で行こうかな、と思ったのですが、
五千円くらいのチケットなんてなくて、ヒョエー!そんなに出せません!と止めたんですね。
でも、樹里の評判はすごくよくて、本人も自分の代表作として大変な自身を持ったらしい♪
それもあって、トツプ待遇の退団が決まったんじゃないか、と、私は思ったんだけどねえ(^^)
ちなみに貴城のリストラは各組二・三番手の特別出演の出来が響いたんだろうネェ・・・。
でも、今日の彩吹見てると、彩吹自身の出来不出来ではなく、
ちょっと脚本的にきちんと書けてない、と思いますねぇ・・・潤色の中村一徳が悪いのかな(^_^;
キャリエールという人間の描き方が中途半端で、無責任な嫌なヤツとしか思えないのですが・・・。
ここではよい人面をしているけれど、裏ではヤナヤツだぜ、と言う感じですね(^^ゞ
彩吹は十分苦しんでいるように見えますが、役が苦しんでおりません(^_^;
脚本の出来の具合の悪さは作品全般に及んでおり、私の不満は全てそから発しているものですね。
これがトツプ娘役披露になる桜乃彩音は、精一杯健闘しています。
「花総まり」に似ている、というところが売りなんだろうけれど・・・どういうかな・・・ちょっと鈍そうな感じがするのね(^_^;
花総まりは、見るからに勘がよくて賢そうですからね。
花総はもうちょっと野性味が出せればよかったんだけど、そういうところが駄目だったんだよね。。。私m(__)m
桜乃は賢さもなければ、野生もないけど、大人の雰囲気がけっこうあります♪
逆に今回はそこがネックになってました。
クリスティーヌはせっかく新人の抜擢とかぶるんだから、もうちょっと小娘の雰囲気出せるといいですが(^^ゞ
まあ、これから、と言うことなんだろうけど、歌は、声がソコソコというところで、
とても出雲綾のカルロッタが人気を取られることを案じて一服盛っちゃうような玉じゃないですね(^_^;
これは四季のクリスティーヌと一緒でした。
そのかわり、まあまあ可愛い、という雰囲気には乏しいけど↑綺麗な雰囲気はあります。
まだ、本物の綺麗さじゃないんだけれど、「綺麗な雰囲気」ですね(^^)
でも、この鈍そう、と言うのが気に罹る!!
とくに今回は、ファントムにマスクを取る様に言ったことが、感覚が鈍いから、と言う風になっちゃいけないわけだし、
「フィリップ助けて」と逃げ出して、いざ、フィリップに出会ったら、「エリックの所に戻らなくちゃ」というのは、
二人の間で揺れる小娘の必死さ、が出なくちゃいけないわけで・・・難しいですネェ(^_^;
でも、これ小娘に見えさえすれば、けっこうイージーに解決するんだと思うんだけどさ(^^ゞ
さて、寿美礼様!!
こちらは、少年のままで育ってしまったエリックと、
浮浪者を集めて、パンを盗んで与えて子分にしている、というスケールのチッチャな小泥棒のファントム
「エリザベート」の黒天使みたいな子分集団を出していますが、
それを声明する時に言う台詞です。これ、一向要すると思いますね。
ホントにファントムのスケールがちっちゃく見える(^_^;
「僕がパンを盗んできて与えなければ今日にも食うことにも困る連中だ」と言うの!やめて!!
そして、音楽的な才能を持て余して、自分の才能がこのオペラ座を支配していると思い上がっているオペラ座の怪人、
「証はないけれど、いつからか、あなたをお父さんだと感じていた」というナイーブな青年
いろんな、性格を歌で描き分けているんだけれど、その歌い方があまりにもバラバラな感じが気に掛かりますね(^_^;
そんなに歌い方でキャラ分けしなくていいんじゃないか?と思うのですよ。
まあ、少年のエリックとオペラ座の怪人のファントム位は歌い分けてもいいと思うけど・・・
あそこまで一本のミュージカルでキャラを歌い分けるとちょっと煩わしい(^_^;
少なくとも「ファントム」のような場合は(^_^;
それと、少年のエリックの歌声は少し甘すぎないかな・・・とふと思ってしまったのですが(^_^;
でー、どこぞのサイトで春野寿美礼はビジュアル系を目指す方向にキャラ転換したんじゃないか、
みたいに書かれてましたけど、
あ〜ら!「エリザベート」あたりから、とっくにビジュアル系ですよ!!
ただ、春野はもともと瀬奈と似ていたのが、同じ組の時はけっこう気を使って分けていたような気がするけど、
最近は組が別れて安心したのか、もともと似ているのに輪をかけて似たメイクアップをしてますよね(^_^;
あれは何なんだ!!
まあ、それにしても、今日も綺麗!
はっきり綺麗!!
もう〜〜、どうしようもないくらい綺麗!!!
あのマスクで半面隠しているのもミステリアスな雰囲気なんだけど、
マスクをとって、さそりのようなあざが半面についているのも、凄い凄みでいいんだ、これが〜\(^^)/
トートで分かっていたけどロン毛似合います(*^-^*)
↑さそり、って書いたけど次回作は「黒蜥蜴より明智小五郎」だって!ワォウ(*^-^*)
それについては↓でまた(*^-^*)
「ファントム」の歌は、キャラに依って歌い分けたりテクニシャンぶりを発揮してますが、
演技としての出来不出来で言うとちょつとヒステリックな面と哀しみを訴える場面だけ・・・まあ他にないか。
まあオーラで乗り切っちゃっている感じですかネェ(^^ゞ
そういえば、宙の和央は本ちゃんの引っ釣れのような思い切ったメイクで「化け物」と呼ばれる哀しみを現した、
と言われたけど、
春野はあくまで宝塚の範囲内の「すみれコード」内の傷ありくらいで済ませて、
それも宙組との比較で言われておったけど(^_^;
まあ、とにかく美しいので、ねえ・・・許そう(^_^;いや、許してm(__)m
大体、与三郎の「四十四箇所の刀傷」だって、色男の色気がムセリタツ用にしか描いてないでしよ(^^ゞ
色男のメイクなんてそんなもんです(^^)v
何せ、あの痣の部分か゜艶かしいだよ(^_-)-☆
また
でー、これがフィナーレで大階段にすっと立つと、キャア\(^^)/なんだなぁ♪
なんであんなに素敵になっちゃったか(^_^;
ダンスも元に戻りつつあります。
群舞引き連れて素晴らしいトップ振り!!
でー、この群舞の豪華なこと!!
みんな揃って巧い!さすがダンスの花組でした!!
一列目の上手の端でひとり巧いのが踊ってる、と思ったら夏美ようさんでした♪
ここにきて、ここまで目を引く切れのあるダンス踊れるって凄いですm(__)m最敬礼
芝居の方はカルロッタの尻に轢かれっぱなしの亭主でオペラ座の新支配人で、いつもどおり良い仕事してますが、
今回は、とにかくこのダンスだ!!
ダンスと言えば桐生園加が相変わらずでっかい顔と見事なダンスで目立ってます(^^)V
もう、月組みに移籍しちゃうの!!悔しい〜!!
でも、月組でも頑張ってね!
宝塚は予科・本科・花組なんだからさ(^^)
でー、専科から特出の出雲綾!
あんたがいなけりゃ、この芝居始まりもしなけりゃ終わりもしません!!
いゃぁ・・・ご苦労様でしたm(__)m
オペラ座の老ドアマン・・・中老けくらいかな・・・誰だろ、すげえいい役貰って、と思ったら高翔みず希でした♪
「アーネスト・イン・ラブ」で当てたね(^_-)-☆
今回は役もいいんだから、もう一分張りして欲しかったナァ・・・まあソコソコ(^^ゞ
愛音羽麗は、若き日のキャリエールやったり、ダンスのイイトコに使われているけど・・・なんとなく先細り(^_^;
壮一帆が帰ってきたら、どうするのかな(^_^;
エリックの母親で花咲りりかと言う子が使われてましたが、なかなか声はよさそう♪
演技力なんて物ではないですが(^_^;
セット・関谷敏昭はかなり点数高い!
小道具の落ちたシャンデリアとファントムの地下の小舟は四季に負けてる!!
特殊メイク・山田操、って、あのファントムのマスクと、さそりみたいなあざですか?
寿美礼さま綺麗にしたのが特殊メイクと言われれば大笑いなんだけど(^_^;
振り付けは最近のKAZUMI-BOY、大谷盛雄、後、麻咲梨乃(って、これ生徒だった人よね・・・誰だっけ(^^ゞ)
音楽は、編曲が鞍富先生、
歌唱指導に岡崎亮子、って誰?よく見る名前だな、と検索したら、
四季や宝塚・東宝ミュージカルなどの声楽指導行って引き受けの先生らしいです。
3500円の席ですから金返せ、とは言わんけど・・・時間もったいなかったかな、という気はする、かな(^_^;
花組なのに、ねぇ(^_^;
追記
昨夜(10月18日)、WOWOWで「宙組版ファントム」の放映があって、和央のエリックを見ました。
というより、花ちゃんのクリスティーヌと和央のエリックを見た!!
「花組版ファントム」と同じ物?というくらい違うね、これは(^_^;
わかったなぁ・・・やっぱり、四季版「オペラ座の怪人」も嫌いだったわけが。
要するに、クリスティーヌが問題だ、というのは四季版「オペラ座の怪人」の時にも書いたんだけど、
クリスティーヌがよくないと成立せんのよ、この芝居!!
花總は歌にはあまり良い印象がなかったんだけど、
つまり顎が小さすぎて音域が広いわりには声に艶がなくて声量がない、と思っていたんだけど、
ヌァ〜ント!ちょっと宙組見なかった間に、随分声が進歩して、まあ出雲綾のカルロッタが一服盛るほどじゃないけど、
「あの可愛い娘」としての嫉妬が第一になるなら、あの歌で、十分対抗できます(*^-^*)
声量もある程度カバーできるようになって、まず、声に艶が出たってことが第一だと思う(^^)
でー、まず綺麗!!
これは桜乃彩音とどうこう言っては、お互いに失礼です。
もう、それは桜乃は今デビューしたばかりで、これから、どこまで行けるかが問題で、
花總は、これが頂上というあたりだからね・・・でも思うに、なんで「戦争と平和」のナターシャやらせなかったんだろう?
「虹のナターシャ」の時の新聞表で、
「既に洗練された娘役の花總に、こういう荒削りなヒロインをやらせるのは間違っている」
と書かれた時、そうだよなぁ、同じナターシャでも「戦争と平和」だろう、と思ったのが、けっこう印象に残ってる。
私が最初の頃花總が好きだったのに、途中で嫌になったのは、
何時まで立っても四角四面のお姫様役しかやらない=できないところです。
「二人だけの戦場」なんて、ちょっとジプシー娘にしては上品すぎるけど、それなりに荒削りのよさがあったと思うのに(^_^;
まあ、枠にはめたのは歌劇団と(花總の)実家の意思なんだろうけどねぇ(^_^;
とにかく、「宙組版ファントム」は「クリスティーヌとエリック」という副題が付いてもいいと思うくらいでしたm(__)m
和央のエリックは「ファントム」というより、エリックなのね・・・・しみじみエリックなのだ!!
ひたすらクリスティーヌだけを見つめて愛して、その愛に殉じていくエリックなのだ!!
花總クリスティーヌはそれくらい美しいクリスティーヌでした(*^-^*)
春野はファントムであって、エリックは遠い影なんだよねぇ・・・(^_^;
それと、和央はつくづく不器用です。
もともと、和央はその自分の不器用さを、自分自身でもかなり愛していて、
不器用を意思的に押し通してきた所があると思ってる。
その強引さが、四・五番手の羽も背負ってない頃からトップの顔して大階段を降りてきた源泉なんだろうと思うんだけど。
だからエリックの歌は、ファントムの歌にもならず、
ひたすらエリックのクリスティーヌを思う歌としてのみ歌われていて、はっきりいえば一本調子なんだけど(^^ゞ
いやぁ、今回はそれでよかったと思う(^^)
とくに寿美礼様のテクニック駆使したバリエーション効きすぎの歌唱にうなされたおばさんとしては、
一本調子けっこうよ\(^^)/
大昔、ルミ・瀬戸内美八が、「哀愁のナイル」の時、
「舞台に出ている時、全ての台詞に細かく反応してはいけない、ということを学んだ。舞台では聞き流すことも大切だ」
と言うのを聞いて、スゲェ!これがトップ候補生なんだ!とちょっと感動したんだけど、
今回の和央の「一本調子歌唱法」はそれを思い出しました。
んー、春野君、君はまだ若い(^_^;と思っちゃった・・・出来ること全部やっちゃ駄目なんだよね(^_^;
勿論、下級生は出来ること全部ぶつけなくちゃ駄目だよー!!
そのへん、間違わないで・・・トップクラスのお話です(^_^;
ドアマンは美郷真野で高翔の不足分補って余りある。
新支配人は鈴鹿照で、これまた戯画化した役作りで、本来はこっちだろうと思う。
さて、問題のキャリエール!大ヒットという樹里咲穂は、人柄と雰囲気はよく出しているが老けてないねぇ(^_^;
あれではせいぜいお兄さんです。
ただ、この人の大ヒットの元は、キャリエールの人間性を凄く巧く出して、これは彩吹が適わない(^_^;
彩吹はうまく老けて、父親の雰囲気を出したけれど、
オペラ座の団員たちから、どうしてそれだけの信頼を得ているか、という雰囲気が足りなかったし、
認めたくない子を思う父親の心をうまく出し切れなかった、と、
樹里のキャリエールを見て思ったなあ・・・それにしても扮装はもう少し何とかならなかったかな・・・若すぎ!!
でー、気が付いた!花組、なんで組長にキャリエールをやらせなかったんだ!!
夏見ようなら凄い大絶賛キャリエールだったぞ!と悔しい(;_;)号泣
シャンドン伯爵は、彩吹と真飛のWキャストでいいじゃん!!
そういえば、宙版シャンドン伯爵は安蘭けいなんだけど、存在感薄すぎ(^_^;
あんた、どうすんの?次トップなんでしょ(^_^;
でー、お友達に出したメールの抜粋ですが・・・
。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜
エヘヘ・・・実は、次が明智小五郎と聞きまして、「黒蜥蜴」より、と聞きまして、
ウフフ〜ン♪明智さんは春野さんよね、若い恋人たちの良いカップルがあるの・・・は真飛と桜乃彩音くん。
じゃあ〜ここが゛肝心〜緑川夫人は誰がやるの?もしかして瀬奈じゅん特出!!
でもって春野さんさよなら(^o^)/~
なら、それもいっかなぁ(*^-^*)
などと・・・春野ファンが聞いたら頭から湯気立てて怒り狂いそうなお話を考えております。
そんでもって、アサ子様そのまま花組に出戻り!!になったら、涙が出るほど嬉しいけど・・・
そんなに巧くはいきまへんわなぁ(^_^;
。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜
まあ、ここまで私の予想が当たるとは思えないけど、だったらいいな♪
だってさ、み〜んな、オサアサコンビのコンビ別れのセレモニーが無かったって、
モンノスゴー怒ってたり、寂しがったりしているわけで・・・それくらい、サービスしろよ、歌劇団!!
なんで緑川夫人?彼女こそ黒蜥蜴なのさ♪
そして、最後の台詞・・・
「私が毒を飲んだのは、あなたに負けたからじゃない。私の心を聞かれたからよ。
現実の世界では、あなたが探偵で私が泥棒だったけれど、
夢の世界では、あなたが泥棒で・・・私の心を盗んだ・・・」と、
明智小五郎の腕の中で事切れるのです。
明智小五郎は
「嗚呼、今世界でたった一つの本物の宝石が死んでしまった」と嘆くのですよ(;_;)
これオサアサで見られたら私も死んでもいいわ(^_-)-☆