愛と死のアラビア
―高潔なアラブの戦士となったイギリス人―
Red Hot Sea
宝塚花組
7月22日(火)
行って来ました〜♪
真飛聖TOPお披露目公演!!
最近は、全ツや中日劇場・博多座で先行お披露目をしますが、
真飛も中日劇場で、
しかも、「メランコリック・ジゴロ」で先行お披露目をしてきました(^^)
勿論ヤンサンのダニエル(^^)
当然のごとく二番手は壮一帆で真矢みきのスタン(^^)
ご祝儀相場としてもなかなかの評価をもらって、どちらさまも評判よろしい♪
件のオジサマサイトでは、真飛と壮のコンビはなかなか萌えだな〜などと(*^-^*)
ところが、昨年末の緊急移動で大空祐飛が花組「二番手」に移動することになりまして、
アララ〜どうなりますことか〜?と思ってましたがね。
(まあ、私は内心どうにもならんさ!こんな時期の花組TOPは嬉しくないな、と思っていました(^_^;)
それがさ、大劇場のお披露目初日の挨拶で、
「私が花組を守って行きます!」と言うのを聞いちゃあ・・・燃えたね!!
で、まあなんとか無事船出しましたね♪
真飛に関しては、全く心配はしていなかったものの、どう考えても貧乏くじだぜ、位の感じはあった!!
まあ、今日も誰が二番手か知らないけど、書割トリオみたいなものでねえ(^_^;
それにしても、チケットの売れ行きが悪くて大変そうだったけど、
今日はツアー(昔で言う団体さん)も入っていたこともあるのかもしれませんが、
立ち見が鈴なりでビックリしました!!
立ち見は、全席売り切れにならないと出しませんから、ね!!
愛と死のアラビア
―高潔なアラブの戦士となったイギリス人―
これは原作ローズマリ・サトクリフで、小難しい長編で・・・ということですが、
私は読んでいませんm(__)m
買うかな・・・とネット当たったら高いの!!元々の値段から全然変わってなくて、
しかも古本で高くなっているのもあってパス!!
トマス・キースについては、
「アラビアのロレンスよりもっと前に、アラビアの為に戦った白人が居た」
ということを、ピーター・オトゥールの『アラビアのロレンス』の時に聞きました・・・その程度です。
これがね、ストーリーとしては突っ込み所がたくさんあるそうですが、
どちら様も、特にオールドファンのオジサマ・オバサマたちが
「古きよき時代の宝塚らしい作品だわ〜」と大変に喜んでいらっしゃるそうでした。
何しろ、「あいかわらず谷正純が原作を無茶苦茶にしてるけど、
今回に限って、宝塚なんだからあれでもいい」と言う人が多いそうです。
例のオネーサマサイトでも、海外ミュージカルにはさまれて、小ぶりかもしれないけど、
とってもいい、見たいな事書いてあって・・・期待してました♪
まあね・・・あんまり期待するとガッカリ度も大きいのでソコソコ(^_^;
で、まあ評判どおり(^^)
ホントに「古きよき時代の宝塚」なんだから、うるさい事言わないで、
美男美女の淡い純愛と男の友情に涙して・・・ホントに泣くわよ!みんな泣いてました♪
私も気楽に泣きました(^^)
まあ、三人組は書割同然なんだけどね・・・みんな、あんな良い役もらって、どうして生かせないんでしょうか(^_^;
薄っぺらいナァ・・・(^_^;
書割トリオの仲では、愛音羽麗がちょっと足一本くらい抜け出しているかな・・・?
これは、「舞姫」効果というよりは、たとえ女役でも、前の公演(「アデュー・マルセイユ」)で、
ドーンと前に出る役をやった自信じゃないかな(^_^;
大空雄飛は押し出しが良い割に貫禄というか相変らず存在感がないのだね〜。
この人はソコがネックで月でもだめだったんでしょ(^_^;
台詞も、もう少し工夫できないか、とは思ったな。
ことに「伝説を信じたくなる」という台詞から歌になる、一番の聞かせどころが、弱い(^_^;
ところがさ、その前の
星原さんのエジプト太守の親父殿にトマスの命乞い?をする場面はなかなかしっかりしとるのよ!!
存在感はないけど、ちゃんと良い台詞が言えてるのです。
勿論星原さんがいいんだよね!
「正義などは贅沢だ!」という台詞などは胸をえぐります。
だから、それに引きずられてちゃんとしゃべるわけ(^^)
それで、ひとり残されると駄目になる(^_^;
おもえば、私が「シニョール・ドンファン」でよかった、というのも美原志穂の好リードがあったんですな。
だから、リードさえしてもらえば出きるんだよね。
でも、年齢的に、リードしてもらえば、って年齢じゃないでしょ!!
お人よしの次男坊の壮一帆はそのまんまで、別にどうってことない・・・よくもなく悪くもなく。
あ、いたの・・・ってくらい。
それに比べれば、ちょっと得な役だった愛音は、やりやすい所で言いやすい台詞で儲けたかな。
それなのにショーの方は相変らず可愛こちゃん的使われ方で、
これは終始一貫して大人っぽく使ってもらえば一皮向けたかもなのに・・・残念(^_^;
男の友情が前面に立って割りを食ったような桜乃綾音は、
天晴れ!
わずかの出番で存在感を示したよ\(^^)/
しかも、小娘の雰囲気が出ない、というのがネックだったのに、
今日はちゃんと小娘になってました(^^)
でー、ショーになると、大人っぽくなって、デュエットダンスなどは中々したたかそうな雰囲気もある(^^)
芝居の真飛のいい所はね、
私一箇所でもいいからイギリス人に見える所があればいい、くらいに思っていたんだけど、
まあ黒塗りの中の白塗りで、真飛も愛音も、それだけでもお得なんだけど
最後の牢獄の場面は、
たったひとり牢獄に立つ、という感じでライトの当て方もあるかも、だけど、
ちゃ〜んとイギリス人にみえたぞよ!!
これで私は泣いたんだよ!!
芝居の中で歌う歌もちゃんと芝居に溶け込んでました(^^)
「道を無くした迷子がふたり」ってのと、太守夫人の前で故郷を思って歌う子守唄。
どちらも雰囲気もあるし、寂しさも優しさもね。甘さはアンマリ無いな・・・。
前出の星原さんの太守は勿論、大国に牛耳られる小国の王の悲哀や、
人柄の大きさも出ていて当然のことながらけっこうです。
邦なつきの太守夫人もエジプトが未分化の国ではない、という優雅さがあって、
何でこの役を出したか、という役割が分かります。
夏美よう組長はフランス人の軍事顧問ということで、
同じヨーロッパの同胞としてトマスを説得する役回りです。
やはり、こうして並ぶと、まあ夏美組長も星からですから、真飛はある意味子飼いですけど、
マリ子さんや寿美礼さまと相対する時とは大分違うよね・・・。
真飛の若さ、というか、まあもうちょっと(成長を)待ってね、という感じだな(^_^;
Red Hot Sea
久々草野旦さんのショーですが、やっぱりいいですね(^^)
鴨川先生の匂いがして懐かしい・・・涙。
これはもう装置大橋泰弘、未涼亜希につきます!!
マルタ親子のボロ船は勿論、幽霊船の美しさ!!
衣装も任田幾栄先生の、とくに「かもめ」の衣装は素敵でしたねぇ\(^^)/
振付は御織ゆみ乃。
「海が燃える」のロープとオールの決闘シーンの小道具を使ったダンスは麻咲梨乃は迫力満点で素晴らしい!!
群舞のカナメになる高翔みずきが休演で、それなりにショックでしたが、
未涼などの頑張りでなんとか纏まってました(*^-^*)
それより男役二人が踊るシーンなどは未涼と華形ひかるが殆ど占めて、それも巧いんだよ!!
二人ともあんなに踊れたか?
というより未涼の存在感只ならず!!これもマルセイユ効果かな(^^ゞ
でも、可哀想だけど、今月の一押しが未涼だというところに今の花の弱点があるよねぇ・・・。
勿論未涼がこのまま本線なだれ込みをしてくれば、それはそれでいいと思うけど♪
華形!お前がしっかりせんからじゃ!と私は叫びたいぞ!!
話題の朝夏まなとをナマで見分けたいと頑張ったんだけどだめでしたm(__)m
「引き潮」が出ました。
花組で「引き潮」といえば、甲チャンとマリ子さんの「引き潮」だよ!!
勿論、それを越える名ダンスならいいんだけど・・・微妙。
勿論シチュエーションも違うし、個性も全然違うし、
冒頭の波打ち際で女の子が裾を翻してちゃぷちゃぷやる振付はよかつたな・・・若央りさ。
TOPコンビのデュエットダンスが紫の衣装のと赤い衣装のと二箇所あるんだけど、
この紫の衣装が、二人にあまりにピッタシカンカンで素晴らしいの!
これ見るだけでもいいか!と思う位です\(^^)/
でも、星組育ちにしては、あまりショーは得意じゃないよね・・・真飛。
まあそれは今まででもわかっていたけど、TOPになったら、押し出してくるかな、と淡い期待。
まあだめ、というわけではないけど・・・ショーは難しいのぅ(^_^;
やっぱり、ショーは瀬奈・霧矢につきるよね(^_^;
そういえば、瀬奈は幸せだな、とつくづく思った。霧矢がいるって大きいよ!
遼河はるひに桐生園加・・・しみじみ羨ましい。
もっとラッキーは水でしょう。
まあ今までさんざっぱら貧乏くじだったから、歌劇団も気を使ったんだろうけど、
今や左団扇だよねぇ(^_^;
大和は蘭寿がしっかりモノで、おまけに北翔が大ブレークなんだそうで、こちらもご安泰(*^-^*)
安蘭はこの所「実力派」ということになって、おまけに、柚木がもう押しも推されもせぬ存在感で、
逆に苦しいか(^_^;
そういえば、真飛は芝居でもショーでも殺されるんだよね(^^ゞ
まあ、芝居の法は死ぬ場面は出ませんが・・・お披露目に二度も殺すか?歌劇団!だな。
今度は大王四神記だそうですが・・・詳しくは知りません。
ペヨンジュンがやって、NHKで人気だったと言う事だけ♪
でも、主演真飛聖と出ていたんでオジャマムシは出なさそうです。
よかったね〜(^^)
でもとにかく、真飛くん、オーケー(^^)v
さあ、これから、君のTOPとしてのお手並み拝見だわ(^^)
どこまで自分が伸びていけるか?
どこまでみんなを伸ばしてやれるか?
TOPは大変だ!!