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7月31日(金)

月組公演
エリザベート

「満を持して」といううたい文句で瀬奈じゅんが「エリザベート」のトートをやる、という記事を読んだのは、
去年の11月の入院中のことでした。

それから、エリザベート役の発表があったり、
つい最近は、瀬奈の退団発表があったり・・・
早いものですねぇ・・・瀬奈のエリザベートに感激してから、4年以上たってるのか〜(^_^;

エリザといえば、私にとっては、マリ子さんとあやか様の「星エリザ」で、どこの「エリザベート」をみても、
家に帰ってから、必ず「星エリザ」て゜口直しをするのですが、
この2005年の瀬奈の「エリザベート」だけは口直しをしないですみました!!
トートは彩輝直でした。

で〜、今日(8月1日)は、星エリザ・花エリザツーバージョン一挙口直し!!
まあ、花エリザは、瀬奈がどんなルキーニをやっていたか確認するのに見たんですけど(^_^;

まあ、とにかく今回は・・・もはや、これはミュージカルではないよ(^_^;
ショーです!
グランドショー・エリザベート!
「エリザベート」をテーマにした瀬奈じゅんのワンマンショーです。

一部が終わった所で、カッコイー〜♪という溜息のような声がありました(^_^;
いや、ほ〜んと、カッコいいですよ(^^)
オネーサマサイトでも、きっと今までのトートの中で一番かっこいい!と書いてあったよ(^^)
でも、
「こんなにエロくないトートもあったのか〜、エリザベートなんでもありだ」
なんてことが書かれていて・・・一寸心配してました(^_^;

心配的中!!!!!
まあね、瀬奈じゅん様かっこいい(*^-^*)
それでよけりゃあ、文句は無い!!
はい、カッコいいです(^^)
どこを切ってもカッコいい!
どこを切っても瀬奈じゅん素敵!!

でもなぁ・・・思うぜよ!
瀬奈君、お外に出たら、とにかく誰か相当の演出家のトコで猛烈しごかれておいでなさいませm(__)m

麻実れいは、一等最初鈴木忠志のトコに行ったんだよねぇ・・・。

基本的に、歌劇団は「家の子は東宝に行くもの」と信じて疑わない所があるから、
東宝以外のプロデュースを受けるのは、
宝塚企画なんかを通して筋を通さないと難しいです。

まあ、麻実れいの場合は、
時代としても、たとえ宝塚の大トツプであったとしても、あの体型(身長175cm)と
タイプ(王様のような貫禄と鷹揚さ)で、
外で女優として通用するか?という
疑問が多いにあって、本人だけでなく、歌劇団も東宝も、不安満載だったから、
麻実れいの選択には、はっきり言ってホッとした所もあった思うのね(^^ゞ
まだ宝塚企画もなかったし、ね(^^ゞ

その点、今は、けっこうフリーに出られたりするけど、
安蘭けいなんて、本公演中に歌劇団の稽古場で「アイーダ」の宣伝写真撮ったそうですから(^_^;
・・・それも、ちょっとねぇーーー(^_^;

瀬奈の場合は、歌劇団も大事にしてくれた分縛りも強いように思うんだけど。
でも、とにかく、希望を出して、どこか?誰か?強烈な指導力のある演出家のところで、
頭を叩いてもらったほうが良いと思います。

瀬奈じゅんをこんなにしてしまったのは、歌劇団は勿論、我々ファンにも責任はある、と思う。
し・か・し!なぁ〜(^_^;
あー!「エリザベート」のフィナーレでサンバってのはいかがなものかね(^_^;

まあ、ワンマンショーなので、アレコレ言うのは野暮ですが・・・。

そうそう、ル海さん、良くやってました(^^)
なるほど!「もぎたてのフルーツ」!ですか(^^)
そういや、今までのエリザベートやった女優陣は、みんな完成形のプリマで、
「もぎたてのフルーツ」は単なる「エリザベート」と言う役の形容詞だと思い込んでるトコあります(^_^;

確かに、パッと、Doorから飛び出してきたエリザベートが、
こんなに若々しく瑞々しい!というのは初めてでm(__)m
これには降参!!

はぁ〜!小池先生、これを見たかったのねん(^_-)-☆
それは納得(^^)
その他にも、色々な場面で偉い!よくやった〜!という所も多くて、それはよかったです(^^)
歌も、最初プルミエールで見たときは、相当ショックを受けましたけど
(いや、かなり、あの段階では酷かった(^_^;)
今日も、時々破綻している所もありましたけど、大体何とかこなしてました(^^)

でも、さすがに「私だけに」は無理だナァ・・・(^_^;

あれは、やっぱり演技力と歌唱力を掛け合わせてさらに存在感でナンボ!という曲なので、ねぇ(^_^;
ただ、思ったほど悲惨じゃなくて(^o^)〜ホーでした。

意外や!よかったのは、三色旗の場面。なかなかスター!でした。
それと、「踊るなら」の歌はよかった(^^)
アレはちょっと歌謡曲っぽくて好きじゃなくて、星エリザではなかったの♪
よかった(^^)
あやか様は「エリザの記念セレモニー」で姿月トートと歌ってましたが、どうもね(^_^;

三色旗がよかった分、「お言葉嬉しく伺いました」ってトコは、ダメでしたねぇ・・・。
歌はちゃんと歌ってたんだけど、ヤッパリココは、本ちゃんのプリマじゃないと出せない貫禄が、ねぇ(^_^;

でも、あの病院のシーンの孤独感はいいよ!!
これは意外でした(^^ゞ
ル海さんて高丈二先生ご令嬢で愛されて育っているんだろ、という感じですが、
意外に孤独な人なのかね・・・(^_^;

まあ、高丈二さんさんて、森真季さんの先生なんだよねぇ〜(^^ゞ
そりゃあ娘の可愛さは別物だとは思うけど、
あんな美人で優秀なソリストが弟子にいたら、それも娘と年が近くて(といえど10歳以上は違うだろうけど)、
娘としては、いろいろ感じるところがあったんじゃなかろうか(^_^;
だから、る海さんは宝塚に逃げ出してきたのかも・・・と、邪推するほど孤独感がありました(^^)

まあ、基本的に一番良かったのは、瀬奈じゅんと組んで、相手役をする格が無い、ということはない!
という所です。
男役で研七にもなって、今までパットしなかった、というのでそこが一番?だったんですけど、
これは、ちゃんとクリアでしたね(^^)

なんだったっけ・・・湖月わたると組んで踊った新進男役が、わたる君と組んで踊る格がない!
と思ったことがあった。
それは上手・下手ではなくて、舞台人としての格の問題だからシビアです。
る海さんは、そこはクリアしてました♪

ゾフイの城咲あいは、なんだか「夏河ゆら」姐さんのようになってきてました(^_^;
いや、それにしても、立派m(__)m
それにフィナーレのダンサーズの中に入っても、綺麗で目立ちます♪
勿体無いナァ・・・とは思いつつ、↑「もぎたてのフルーツ」と言われると、
引き下がらざるをえんねm(__)m

でー、ルドルフは当然遼河はるひの日を選んだんですけど・・・んー(^_^;
批評は良かったんだけど、
もうルドルフという年じゃないんだよね、これが(^_^;
宙の「永遠のルドルフ」の朝海ひかるも、だけど、
今日花エリザの彩吹を見ても、やっぱり、これは若くなくちゃダメな役です・・・遼河、今後が難しいなあ。

この人だけは!と信じてた霧矢にも裏切られたよね・・・。
批評でも、オネーサマサイトでも、霧矢だけは凄く評判良かったと思うんだけど・・・。
はっきり言って、霧矢はやっぱり「ルキーニ取られた」という気分が強いんじゃないの〜(^_^;
考えすぎかな・・・まあ宝塚のエリザはフランツは二番手がやることになっているんだけど(^_^;
ルキーニやったあとのフランツは辛いかな・・・。
とにかく、稔幸にも樹里咲穂にも及びません!涙。

でー、ルキーニの龍真咲!!
あんまり評判はよくないと思って心配してましたけど、
ふぅん・・・余裕綽々だよね。
この日は初風諄さんご観劇だったようで、二部のオープニングでいじってましたが、
なかなか堂々たるいじりっぷりでした♪

でも、ルキーニはルキーニ一人で舞台にいて、舞台を動かしてはいません(^_^;
龍真咲はカッコいいけど、ルキーニみたいな役をしているけど、
「エリザベート」という舞台全体の中にいないのよねぇ(^_^;
彼女も瀬奈じゅん的だとも言える。
まあ、スターですよ。
りっぱに、この後、瀬奈の後、すぐ龍真咲!と言われても驚かない・・・それくらいのスターでした(^_^;
霧矢デンジャラス!!!

でもねぇ・・・君も、芝居とは何か?という所、やっぱりどこかで学んでおいで。
かっこよければ何でもあり、というのは・・・なんというか・・・たとえ宝塚でも間違ってるよね・・・。

(´∧`)〜ハァー溜息。

今日、星エリザを見ました\(^^)/
マリ子さん、カッコいい♪
あやか様素敵♪
だけではなく、エリザベートを愛してる、愛しすきでしまったトートの苦しみがわかります。
「死」が人間を愛するなんて事があるんだろうか?
では、人間が「死」を愛することがあるんだろうか?
紫吹ルキーニの台詞がインパクト強いです。
エリザベートが強く生きよう、自分の思いのままに生きよう、と頑張り続けるのも、
わがままな人だ、とは思いつつ、ついつい愛しちゃう(^_^;
稔フランツの苦悩がよくわかります(^^ゞ

フィナーレで、トートがエリザベートとともに昇天して行く場面では、本当によかった!と思います。
めでたし、めでたしでした(*^-^*)

片や、花エリザ!
もう、これは、「エリザベート」でなく、「トート」です(^_^;
でも、春野寿美礼のワンマンショーではなくて、「ミュージカル・トート」です(*^-^*)
大鳥れいは、あやか様ほどわがままじゃなくて、
色んな行き違いから、こういう生き方しかできなかった不器用な母親・妻の姿が浮かび出て、
それだけで、涙が出ました。
ここのルキーニは瀬奈じゅんだったのよね。
存在感が薄くてボヤイタんだけど・・・vtrで見れば、それほどでもない(^_^;
まあ、寿美礼さまには断然負けますけど(^_^;

そういえば、花のフィナーレの男役のダンスは、一寸オサアサ特別バージョンだったんだよね(*^-^*)

今回の月組は、ルキーニが二列目に下がっていて、アレレ?
ふつうは、トートが引っ込むと、フランツを真ん中に、ルキーニとルドルフが三人で一列目なんだよね。
でー、一列目のあのダントツに巧いダンサー誰?と思ったら桐生園加でございました(^_^;
いや、フィナーレ、あそこばっか見ていて、他の人見忘れちゃった(^_^;
霧矢フランツ真ん中にして、園加と遼河はるひでした。
罪だぞ!園加!!
それにしても、ルキーニが二列目って・・・変則だなぁ(^_^;


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