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8月28日(金)

宝塚星組

幻想歌舞劇
「太王四神記」

―新しき王の旅立ち―

いやぁ・・・書くの嫌になっちゃったナァ・・・(^_^;
よかったすぅ〜!
まあね、エリザベートの時も言ってますけど、二番目にやる組が一番トクだって!!

ある意味、最初はリハーサル、ってトコあるしね(^_^;
二番目は枝葉刈り込みしてもらえるし、初演に添うにしても離れるにしても芯が出来てるから、
楽です(^^)
勿論、楽な面ばかりでもなく、初演が絶賛された後の二番目はプレッシャーも辛いけど。
そういう意味では、今回は、正しく花組初演がゲネプロみたいになっていてトクシタンジャナイカナ(^_^;

但し、トイレでも関西弁の二人がブー垂れておったけど、
「ヨンサマのも見て、花組も見て、それでやっと話がわかるんや。
これ、プログラム読んでも全〜然わからんよ〜」
だそうです!!

それでも、花組の時に、ここでもう一言!と思った台詞が各所に書き加えられていたよ!!
最大は、ヨンホゲが最後に言う「俺は、キハには指一本触れてない!」っての(*^-^*)
あれは、花組の時は、仮初にも婚約披露パーティで口づけするから、壮はいえなかったんだろうけど、
あれでこそ、ヨンホゲの性根、
運命に引きずられて狂ってしまったけれど、本当はまっとうな青年だった!
というのが出してもらえるんだよね(^^)
そして、タムドクの愛する女性には手を触れなかった!という心意気も(*^-^*)
・・・まあ、タムドクの子を身篭っている間はバリアが張られて守られている、という所もあるんだけどさ(^^ゞ

えー、まあ、そういう感じで、とにかく、スケールアップしたし、
華やかになったし、
何しろ、星組はタッパのあるのが揃ってるから、ねぇ・・・それだけでも見た目だけでも凄い豪華!!

ショボーン(ーー;)

えー、花組で特出した星原先生のヤン王も立派でしたが、
一樹千尋のヤン王はお派手で、スター性十分!!
息子を守る為に自害して、その罪をキハに着せちゃう、なんて猛烈テクニックも華やかに決めます(^^)

ヨンホゲの野心家の父ちゃんに磯野千鳥が専科から特出してます。
そういえば、このお二人、新型インフルエンザで休演していたのです。

とくに一樹千尋は今日から復帰だったので、ラッキーだった〜(^^)v
磯野千尋は、どうもこういうコスプレ役はダメだナァ・・・と思っていたら、
フィナーレで気が付いたら舞台に裏大の字で寝転んでました(^_^;
裾ふんずけたかな・・・ソルさんの代表作と言えば、「ベイサイドブルース」のマフィアのボスです!!
ありゃぁかっこよかった・・・あの時は、花組男役連中、み〜んなかっこよかった(*^-^*)

あー、今日の星組の話どす♪

このヨンホゲの母ちゃんが華美ゆうかって人だけど・・・キャンキャン言うばっかりでよくない!!
花組の方も、ダメだったけど、ここはダメ競争。
こっちも万里柚美が大神官をやってるんだから、どうしてセーム夫人にしなかったのかな(^_^;

花では未涼亜希が頑張ってたヒョンゴを組長英真なおきで、これは余裕で、
比べちゃ可哀想(^^ゞ
キャリアだけで言ったら未涼はよくやっていたよー(*^-^*)

コ将軍をやったのは、彩海早矢という子、
これは若そうだけど、なかなか存在感あってよかったっす(^^)
花の時はなんで高翔をこっちに持ってこなかったか、と思ったんだっけ(^^ゞ

でー、若手の役は、すわ!凰稀休演か?!という時に
ヨンホゲの代役で名前の挙がった夢乃聖夏がサリャン(花では華形ひかる)、
花では噂の朝夏まなとがやったチュムチをこれまた噂の紅ゆずる(^^ゞ
花では真野すがたがやった青龍を新人公演主役の真風涼帆!
これがビックリ水夏希にソックリ!!
この真風と紅ゆずるが並んでると水夏希と瀬奈じゅんのソックリさん大会どすぇ♪

神話の分が無くなったのでスジニだけになって、ちょっとウェイトも落ちたかもしれないけど、
美弥るりかってのはなかなか爽やかで・・・この人男役かな?

さて、新体制のメイントリオ!!

の前に、プルキルの凉紫央
主役路線からははみ出したけど、それなりにやる気のあるところがいいわ(^^)
今回も、この役にかけてます!風で・・・ちょっと力みすぎですが・・・とにかく壮一帆よりは断然よい!!

フィナーレでは一寸場面もらってお顔立ててもらってるし、こういう線でいけばいいんじゃね♪

でー、娘役トツプの夢咲ねねくん
阪急交通公社のイメージキャラに採用されたり、
わざわざ、クイズ仕立てで、名前売ってもらったり、歌劇団のプッシュ著しいんだけど・・・。

キハというのは、宝塚の娘役の範疇には入りにくい役で、
初っ端がこれだったのはちょっと可哀想と言う気もしますが・・・ムム・・・・。
桜乃が良すぎた、というか、宛書か?というほどあまりにもキャラに嵌った役で、
これは辛い(^_^;
柚希とのツーショットは綺麗でいいけど、ちょっと格として苦しいかも・・・(^_^;
一年経ったら、格もつりあうのかな・・・。
まあ、この先のお楽しみ、ということにしておこう(^^ゞ

ただ、冒頭で、よくなった最大の書き加え台詞の「俺は、キハには指一本触れてない!」っての。
夢咲キハは、ヨンホゲの手をそのまま交わして逃げてしまう感じなんだけど、
だから、この台詞が成立するわけ。
桜乃キハは、ヨンホゲと口付けだけは交わして、無表情で、すぐその唇を拭くんですよ!!
あれは、なかなかの女の意地というか、奥深さを見せる場面でした。

夢咲にあの表情ができるかどうか、という所と、
そのおかげで、凰稀に良い台詞が付いた、というところ・・・秤にかけて凰稀の勝ちだなぁ(*^-^*)

二番手披露が、二番手疲労(骨折)になっちゃった凰稀!!
とにかく大劇場の初日に間に合ってよかったっす!!!!
しかしなぁ・・・この人、柚希と並ぶと、かなりスケール落ちるんだナァ・・・涙。
雪組では、あれだけかっこよかったんだけど・・・溜息。
ただ、柚希に二枚目の色気が足りない分、こっちたは二枚目の色気はムンムンで、
はっきり言うと、夢咲の相手役は、本来、こっちだろう、と言う感じです(^_^;

それでも、ヨンホゲの役は一寸重かった!
というより、これ本当に良い役だよネェ・・・花組の時、お姉さまサイトで、
ヨンホゲ役に比べると主役ってつまんない!と仰ってましたけど、ホントに良い役です(*^-^*)
良い人がやれば!ねぇ〜(^_^;
こういう時、紫吹淳!!
一寸純情っぽくなっちゃうけど、湖月わたる!!!
こういう、一寸ひねった役、
色気があって!人生屈折して!!
スケールがあって!!!オーラがあって!!!!ってのは、もう〜独壇場(*^-^*)

思えば、大空はどうしてあんなによくなかったのかな(^_^;
結局、ひねっても、屈折しても暗くちゃダメなんですよー!
本人は暗くない、暗くないというけどねぇ・・・見ていて暗いよ(^_^;

凰稀は、人気上昇中の若手二枚目で暗くなくて、スケールあってスターです(^^)
ただ、柚希と並ぶと(身長は凰稀の方が2p高いそうですが)小さいなあ(^_^;
これも、後一年待てば、ダブルトップになるくらいに見えるかな(^_^;

さて、噂の大トツプ!柚希礼音!!
もう〜、あっちこっちで待ちに待った大トップと取り上げられて、凄いです(^_^;
私も、もうずーっと前から何時なるのかな、いつなるのかな?と楽しみにしてました。
こういうキャラだから、あんまり遅くなるとトウが立っちゃうしねぇ・・・早く、早くと思ってました(^_^;
おかげで、真飛は星からオン出されたけど、
そのおかげで、花組は良いトツプに恵まれました(*^-^*)

だから、今日は、開演前のアナウンスから聞きたかったんだけど・・・遅刻しましたm(__)m
銀橋で、「蒼穹の彼方」を歌っている所から見たんですけど、
凄かったネェ・・・!!
真飛の時も嫌だわ〜とおもった、田舎臭い衣装で・・・有村淳さんの衣装って、時々・・・ムムとなります(^_^;
とにかく、銀橋で、あの衣装で、暗い中でスター!でした。
大スターでした(*^-^*)

この「大王四神記」って、「新たなる王の旅立ち」って、まんま、柚希のことだよネェ(^_^;
自分が好むと好まざるとに関わらず、
トップになる為に生まれて来たスターですよ。
それは、自分の意思に関わらず王となる運命を持ったタムドクとダブルよねぇ・・・。

柚希の為にスターになる道を断たれた?上級生なんてはいて捨てるほどいるでしょ(*^-^*)
だって仕方ないよ、柚希礼音だもの!!

歌も巧くなったし、芝居も巧い・・・とまでは言わないけどさ台詞に情があります(^^)
第一、声がいいよね・・・無理した男役の声色ではなくて、ふつうにハスキーに聞こえます(^^)
た・だ・さ・・・↑で言いましたが、やっぱりちょっと、男役としての色気に欠けるよね(^^)
他の連中とスケールがダンチってこともあると思うけど・・・。
夢咲も凰稀もある意味オイテケボリ(^_^;

凰稀はいいけど、夢咲は・・・まずいんじゃない(^_^;
まあ、ツレ・オトミと大原ますみのゴールデントリオと言われた時代の事を考えればそれでもいいけど(^_^;
えー、私、今日、これ見て、あ、陽月華、大和悠河とコンビでよかったかな、と思っちゃった(^_^;
ダンスは見たかったけど・・・ダンスバトルになるかも、だけど、ねぇ(^_-)-☆

もう少し、色気が欲しい(^^)
優しさはあるんだけど、その優しさが柔らかく出ない・・・今回はこういう役で、それでもいいけど、
この先微妙(^_^;
まあ、二枚目は凰稀にやらせて、座頭的な役回りで行くのかな・・・(^_^;

全部負けてるけど、美貌と色気だけは、断然真飛だからね!!!

そうそう、フィナーレの男役の総踊りは、凄かった!!
振付御織ゆみ乃。


テクも柚希ダントツでさ・・・大浦さんの全盛時代よりダイナミックだよね(*^-^*)

今後が楽しみです。
たぶん、これからは星組観劇が増えますね(^_^;

あー、雪はまた当分休み・・・10月はTHE CONVOYなのだ〜(*^-^*)


。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜

うちの新聞の劇評は天野道映氏で、一寸美文長調で甘口なんですよ〜(^_^;
母なんかはそれが嫌らしいけど、
私は、宝塚の批評の時はけっこう嬉しいm(__)m

でー、先月(エリザベート)はなんと出るか?と期待しておったら出なかった!!
・・・私、見落としたのかな(^_^;
でも、どちらさまも、公演前には偉く騒いでくれたと思うけど、
公演始まってからも、それなりに取り上げてはくれたけど、
現実の批評って・・・・あったっけ(^_^;
・・・これには、ちょっとやっぱりなぁ〜!と、思うオバサンの感想もあるのだが、
とにかく、今月の星組はどうじゃ〜?と、思っていたら、出ましたよ!!
一昨日(9月1日の夕刊)。

でー、まあ、劇評もまあ、天野氏らしい、と言う感じで、偉く文学的で詩的ですが、
それはまあ、置いといて、
主役トリオ、三人のことですが。

柚希が温かさとスケールの大きさで太陽なら、涼しげな細面の凰稀は月。
二人の男に愛される夢咲が悩みを秘めてすらりと立つ姿は、興福寺の阿修羅像のよう。

とありました。
↑で私も書いた、ツレ・オトミの星組ゴールデントリオと言われた時も、そういう感じだったのよねん(^^)
そういえば、大原ますみよりは、夢咲の方が踊れるし、ベタベタしないし、
まず、柚希を尊敬している感じがよいよ〜(^^)

但し、私が今回の夢咲をあんまりピンとこなかったわけが、
「興福寺の阿修羅像のよう」と書かれていてわかりました。
天野氏がお書きになっているように、
↑「興福寺の阿修羅像のよう」だったら、私は納得したんだと思うのですよ〜(^_^;
つまりさ、私には少年のように、或いは「女形」のように見えなかった!
綺麗だけど普通の女性にしかみえなかった、というところがイマイチだったんだよねぇ(^_^;

まあ、桜乃だって、ファントムの時は、
「オーラはソコソコあるけど、新人なのに“娘の雰囲気”が出せないという所がネックだ」と思ったのに、
一年後にはしっかり、オーラも一回り大きくなって、
それでいて小娘の感じも出せるようになっていたんだものねぇ(*^-^*)
まあ、次の公演まで待ちましょう!!
何しろ、ここは長期政権だと思うから(*^-^*)

とにかく、三人纏めて、大事に育ててよ!歌劇団様!!

なんと言っても星組です!
そののトップコンビ・トップトリオだということ!忘れないでねm(__)m

まあ、星組だからこそ、理事長の息子を専属プロデューサーにしたんだろうし、
星組だからこそ、柚希を外に出さずに温存したんだろうし、というか、出来たんだろうし、
まあ、柚希だからこそ、歌劇団のオジサマたちが認めた、ということもあると思うんだけどね(^_^;
まあ、星組だからこそ!ってのが、色々あるんだよねぇ・・・(*^-^*)

チェ〜・・・花組みだって・・・ブツブツ・・・各組に貢献しているんだけどなぁ・・・(^_^;

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