15-3

2015年3月

3月29日(日)

土曜日は、待望の友枝さんの「井筒」でした\(^o^)/
それが、大ドジしてさ・・・涙。ま、オイオイ触れますが。

え~、先日のランチ、道路が大混雑で地元バスが一時間かかっても駅に着かない!途中で降りて歩く!!という悲惨な事態が発生したので、

今日は開演一時間前に開場というのに、さらにその開場時間の一時間前に着くように出かけました(^^;

そしたら、ヌァ~ント!今日はドアtoホームで35分ということで、到着したら二時間前です(^^;
・・・ちなみに、うちが引っ越してくる時には、駅からバスで8分と言うことだったのよ~!

それだと、ドアtoホームで15分もあれば十分だったのに・・・(^^;

じゃ、展示室でも覗こうか?と思ったら、今日は展示の無い日です、って(^^;ついてないわぁ。

で、守衛さんが、「食堂は入れますよ。そこからも(時間になったら)入れます」と言われて、

またル〇アールまで引返すのはしんどいので、食堂に。

けっこう遠くからいらっしゃる方などは、常にここで時間潰しする方も多いようでそれなりに集まってきました。
それにしても、ぬるくて濃いばかりで、マズ~イコーヒー!これで350円は本当に場所代だ。涙。

それで、ですね。


食堂の後ろの席に、少なくともトータル180歳位のカップルがいらっしゃったのです。

どうもお話の具合ではご夫婦ではなくて、なんだろ?同好会のメンバーとか、そんな感じかしら。
で、そのお話。

おじさまは、今度の飛行機事故関連のお話で、
「コックピットには、昔は自由には入れたんですよ。僕もよくみんなを案内して見せてあげましたよ」って、航空関係の方ですかね。

ニュースでも言ってましたね。
「それが、日航機のあの事故から入れなくなったんだ」ってのもニュースで言ってましたけど、

生でその体験談を聞けるとは思いませんでした。

で、色々お話がアチコチ飛んで、
おばさまは、
「あの沖縄への態度はあんまりですよ!あれじゃ沖縄の人たちがあんまり気の毒だわ!」と憤慨。
おじさまが、
「あの首相は人間性の悪さが顔ににじみ出てます。」
おばさま、
「大体、沖縄苛めって、島津の時代からでしょ。」
おじさま
「薩長の一つ穴ですからね。」
「大体、戦時中にも、戦後にも、ヒットラーの演説にも同調して喜ぶ政治家たちがおったんです。」

アレレ・・・〇〇ンと同じような・・・(^^ゞ

で~、今度は、お席に入ってからね、お隣の席にいらした二人連れは、どうやら大学のゼミの恩師と卒業生らしい(^^)
女性二人、師弟の間を超えて、気が合うらしく、アレコレ話ははずみますが・・・笑っちゃったのは、

先生は明日、その教え子と同級生の結婚披露宴に招待されているそうでした。
去年のうちに、披露宴の日程を知らされて、予定していたのだそうですが、今年になってもまったく音沙汰なしだったそうで、
「どうなってるのかな?と思ったんだけど、まさか問い合わせするわけにもいかないでしょ。」
「そうですよね。もしや!ということもありますものねぇ。」
「そうなのよ!そしたら、二月になって、一月吉日の日付で招待状が来たのよ。」

ムム・・・皆様、要注意よ!!
披露宴の出席を打診した方には、早めにきちんとお知らせしなくてはね・・・。
それに、オバサンたちの時代にもあったけど、結婚ドタキャンて結構あるのよねぇ・・・「もしや!」って、けっこうある話なんだわぁ(^^;
だからこちらから問い合わせするわけにはいかないんですよ!!

オバサンは一人で出かけると、土瓶耳シテ、いろいろ小耳にはさんでくるのが大の楽しみ♪
電車・バスの中とか、レストラン・喫茶店?の中とか、色々あるんですよ、面白い話。
しかも、いろんな大事なことはコロコロ忘れるのに、こういう話は忘れないで覚えてくるのだねぇ(^^)
おじさま・おばさまのお話も、師弟の話も、もっとオモロイ部分もあったんだけど、

さすがに、全部?公開するのは憚られるので、これくらいならいいかな?というところです。

で、本題です。

オバサンは、経済的にも能楽堂内の位置的にも中正面の席が好きなので、

どうしてこんな良い席が一番安いのかしらねぇ?とか言いながら、ホクホクしておりました(^^)
そしたら、ヌァ~ント!、今日は全面的に敵を討たれた!!
ヌァ~ント!ヌァ~ント!、友枝さんの前シテの一番良い20分間が、目付柱にまるまる覆われて、全面アウト!
ひぇ~!もう、そうなるとお手上げで、さすがに、謡の声だけでは20分は持たない!

何度か気を失ってました。涙。

まあ、でも、前シテの出や前半部分、後シテの方は、全くオーケーで救われましたけど・・・いやぁ、こんなこともあるのよねん(^^;
橋懸りはもう~、「橋懸りの友枝さん」で素敵でした(*^^*)
もう女姿(女舞?)の姿の美しさ、哀れで品があって・・・ただ出て来ただけでジーンとくるんですね(^^)

そういえば、これは、道成寺の乱拍子ほどの足さばき(お能では、「はこび」と言うんだった?)ではないけど、

多少の足拍子があるんですが、今日の友枝さんのは、そんなこれみよがしの足拍子はなかったなぁ・・・。

ふつうに足さばきー「はこび」が流れるごとくなのはいつものごとくですが、私がわからなかったのかな?

一噌仙幸様は、此間みたいなことはなく、「お調べ」の段階からやはり素敵でした(^^)
大鼓は柿原崇志さん、小鼓は、初めての曽和正博さん。柿原さんはいつも通り迫力満点で良かったですし、

曽和さんもさすがに友枝さんの舞台で柿原さんと打ち合うクラスなんですね・・・素晴らしかったです♪

今日は地謡がなんとなく迫力なかった気がしますけど・・・地頭は誰?香川さんになるの?
顔だけではわかりませんし、名前の順番で行くと香川靖司さんです。クラスからしてもそうなるんだと思うけど。

「井筒」で、そんなに元気で迫力満点の地謡ではおかしいのかな?
後見の(中村邦生さんだと思う)がやたらに目立っていたのはなんで?いつも後見て気配消しているのにね・・・。
この辺のことは、オバサンにはわかりません。

地謡のバランスとか、後見の気配を消す、出すというのは、歌舞伎の場合なら一家言あるんだけどね(^^;
そういえば、「調べ」に「お」をつけるようになっちゃつたわね・・・なんとなく、引っかかってたけど、

結局、みんなそう呼ぶから「お調べ」と言うようになっちゃった、ですねぇ。

アイに野村万蔵が出てましたけど・・・なんか、なんだろ?ま、いいや。
今日は友枝さんの「井筒」だけで、狂言はなしで助かりました。
五月に、友枝さんが「隅田川」を出す時に、山本則武さんが「名取川」を出すそうで・・・これは見たいですねぇ(^^ゞ
やはり、大蔵流は面白いと思うんだよね♪