4月27日

「西洋絵画500年―ロー・コレクション」

久しぶりに美術展へ。
川合玉堂も高山辰雄も見損なって、芸大と重文展もヤバイのよぉ(;_;)
玉堂は風邪でアウト!高山辰雄は丁度幕張行きにぶつかってダメ!
芸大は4月になったらすぐ行くはずが、伏姫さんからも、オープニンク゛一週間以内ならガラガラですよ、と言われていたので、
意欲マンマンだったのですが、4月は何かと忙しくてね。

それで、五月1日に重文展と合わせて行こうと思っていたら、な、な、なんと、重文展は月曜休館ナンダッテ!
おい、国立博物館だろ!!
もう、3日は外せない予定が入っているから、2日に行くのは無理だし・・・今回はホントに死んだからね。
ホント!連荘はダメです(;_;)

あ、とにかく、「西洋絵画500年」と銘打った「ロー・コレクション」!
いやぁ、よかったです!!
なんたって、あなた、ガ〜ラ、ガーラで、ゆっくり見られたのですよ!
先行していた母が、日曜日に行ったのにガラガラでユッタリ見られたから、心配しなくていいよ、って言ってたのですが、
会期終了間際だし、どきどきだったのです。
ところが、ホントにガラガラ。
しかも、「西洋絵画500年」と銘打つだけの逸品揃い!
しかも、しかも、ガラスも掛けていないのですぞ!!
わたしゃ、ついつい気になって学芸員(?)に聞いてしまいました。
「なぜガラス掛けてないんですか?絵は大丈夫なんですか?」
余計なお世話かも知れないけれど、心配になるではないですか!?
だって、みんな貴重な文化遺産ですぞ!!
次の世代に伝えて行かねば成らぬ作品ばかりなのに、いいのかな?と思いつつ嬉しい!!!
(係員の人もわからないそうです。向こうからガラスをかけてきたものと、
そうでないものとがあって、そのまま出しているそうです)

こんな作品ナマで、こんなに近くで、あっちから見て、こっちから見て、
遠目、近目、横目、縦目、斜目とためつすがめつ・・・堪能、堪能。
さすがに、凄い!とも思ったけど、ふーん、ナマでもこんなものか、と思うものもあり。

こんなに自由に見せてくれるのは、ひょっとして複製か?とかあらぬことも考えたけど、良いものはいい!!
複製だろうが、偽作だろうが、私の胸を打ったのはたしかなんだから!!
ことにモネの「森の下生え」にはホントに涙が出て来たよ。

そう、意外だったのはマリー・ローランサン、私はあの人が、なんで評価されるのか疑問だったのですが、
今回あれだけの名作を見て行って、最後のほうに一点だけ掛かっていたのですが、
あの名作達と遜色なかったのです。
あー、やっぱり、カタログや雑誌で見るのとは全然迫力が違うのね、と納得。
(ハズカシながらマリー・ローランサンの絵をナマで見るのは初めてだったので(^^;)

そうそう、ルドンのアポロンの戦車は、ちょっと思いでのある絵なので、これもナマで見られてよかった。
母が一部嫌いな絵があつた、というのは宗教画か、と判明。
ルノワールが2点しかなかったのも(カタログの表紙になっているのに)不機嫌の原因かも。
私は、去年のオルセーやなんかで、このところルノワールには良く出会っているので、たいして気にならなかったけど、
母のような古い世代には、一番分かりやすい「良い絵」なのでしょう。

当日は、連荘の上、体調著しく悪く、つて日で、同行の友人に心配掛けたり、迷惑掛けたノしたけれど、
美術展に大満足して美味しいランチ頂いてお先に失礼してきました。
もー、どこへも寄らずに自宅直行、シャワーを浴びて三時半には寝てしまう。
アホボーズも塾だし、気が付いたら7時半、慌ててご飯の仕度してまた寝る。
ダンナとアホボーズが帰宅して夕食を取り終えたころ、なんとなく正気になってきて、夜中はネット。
いけませんね、こんな生活(^^ゞ