8月29日(火)

平山コレクション展
インダス文明展
エコールドパリ展


先週金曜日に待望のインダス文明、&エコールドパリ展に行ってきました。

まず、地理的順序で言えば、エコールドパリ展から平山コレクション、インダス文明と、
遠いところから回りたかったのだけれど、
時代的なことと混み具合とか考えて、まずはインダス文明から。

インダス文明展

いやぁ、よかった!の一言です。
まず、案の定すいていてゆっくり、ゆったり見られたこと、これが一番。
すいていると聞いてはいたけれど、やはり実際は行って見なければ分かりませんからね。

2番目には出土品・展示物のレベルの高さ!なんていってもよくはわからないのだけれど、
実際的に美しいものが多かった!
意外に小さなものばかりではあっのですが、みんな完全な美しさを保っているものが多くて感激!
ことに装飾品などはよだれがたれそう(^^;
土偶・土器・印章なども紀元前2600年〜1800年などという時代に、
これほどの完成した形の物があったことに驚きます。
ま、エジプト展(今回の、ではなく去年の大英博物館展)でも、そう感じたのですけれど。

大体人間の能力って昔も今も変わらないのですよね。
ただ、今の我々は、昔からの文化の積み重ねの上に乗っかって、
昔を見下ろすような形のなっているから、我々自体が巨人になったような、
さぞ偉そうなふうに見えるのだけれど、実際の大きさは昔の人達とちっとも変わっていない、のだと
大昔、予備校の英語の授業で習ったぞ!
浪人中の最大の収穫は、あの授業に出会えたことでした。
英語本来の授業からはよく脱線していたけれど、語学というものが、人間とか日本人とかを抜きにしては習得できないものだということを教えてくれたのです。
なんで、ガッコのシェ〜ンシェ〜はそういうこと教えられんのかね!?

あ、インダス文明展、3番目に良かったところと言えば映像処理!
さすがにNHKが一枚噛んでると、これほど凄い映像が利用できるのかと感激!
出土品のバックにシネマスコープで現地の風景流したり、
例のドーラビーラーの遺跡のCGを巨大スクリーンに映し出すんだけど、
これ、VTRで見ているはずなんだけど、それとは断然迫力が違うのよ!!
水上都市という設定で都市遺跡の回りを各層に分かれた貯水池がお堀のように囲んでいるのですが、
このお堀が、満々と水をたたえて煌き波打っているようすが見えるのです(^.^)
いやぁびっくったぁ〜!!!!

モヘンジョダロの遺跡としては大体VTRで見ていたのが大判になった感じだけど、
でもやはりあれだけの大きさになるとそれなりの迫力で、
その街を横切っているような気がしないでもなかったかな(^^ゞ
それに較べると、沐浴場と井戸の再現は、なんとなくデパートのディスプレイのような気がして(^^;
発掘されたレンガを透明アクリルケースの中に入れ、
上に丸い穴をあけて触れるようにして会ったのですが、その触れる部分だけ変色していたのは御愛敬!

ガイドブックは宅配もしてくれると聞いてかなり心動くけれど、4冊で9000円というのはね〜(^^;
ま、パパと交渉して、と I夫人のおっしゃっていたジュニアガイドブック900円なりを買いました。
出土品の写真もけっこう載っているし、説明文が簡単で、ホント小学生でもわかる、
というように書いてあるのがいいですね(^^ゞ


平山コレクション展

いやぁ、これも凄いよ〜!?
とても、個人のコレクションとは思えない(^^;
このコレクションを見る限り、かり人格者といわれた「平山郁夫氏」が本当に人格者かどうか、
かなり疑わしくなりますね(^^;

そんなこといっちゃいけない!?

でも、それほど凄いコレクションだということですよ!
それは昨今の話でなく、何十年もシルクロードに通い詰めて、現地の人達の信頼も十分経て、
初めて入手可能になったものなのでしょうが、
それにしても国宝級の逸品揃い!
チケットになった仏陀立像なんて、現物はホントにありがたくて涙が出そうなほど優しいお顔で美しい!
世界中に二枚しかないカニシュカ王の金貨(もう一枚は大英博物館所蔵)とかさ、
シリアのガラス椀、青白釉両把手付扁壺とかは、どちらかひとつで、目玉にして展覧会ができそうだし、
第二展示室の真正面の婦人俑なんて、これどうやって持ち出し許可が出たのだろうと思えるほど!
唐三彩は一個だけでもう一財産ですぞ!!
あと、もうあれもこれも、書き出したらきりがない!!!
凄い、凄い凄い、凄い凄い淒い〜〜〜!!!!!!!!

しかし、ガンダーラ・シルクロードというのは正しくヨーロッパとアジアを結ぶ、
あるいは融合する重要な地域で、大変な歴史を抱えているのですね。
仏陀のお顔はともかくも、奉献者などは、アジアの顔と混ざって、微妙にギリシャ風の顔があったりする。

光はオリエントから、ということも分かるし、
世界文化の集約と分散もわかる、大変なコレクションではありました(^^;

この後、○越のエコールドパリ展に行ったのですが、
やはり、ね、予想されたことではあるが、こういうの見た後、20世紀辺りの絵画は弱いよね。

エコールドパリ展

でも、バラドンとユトリロを一緒に見られて、おまけに並んでかけてあってよかったです(^^ゞ
○SETANでやったとき、淒く行きたかったんだけど、行けなかったので、未練があったのですよ。
バラドンがユトリロの母とは知らなくて、ええ!?って感じだったんだけど(^^;
知らないってことは、ホントに知らない人でコッパズカシヤ(^^;

11時半ころ、東京駅のいつものカレーショップでコロッケカレーを食べて、おなかはすかないんだけど、
さすがに疲れたので、It's teatimeと思って、会場のそばの喫茶室に行ったらガラガラ、
それはいいのだけど、ケーキがアップルバイしかないのですよ(^^;
えー、じゃやっぱりメーソンでならぶっきゃないな、と思って覚悟していったら、
覚悟を超えた待ち人グルリのベンチがみ〜んな埋まっている、きゃ!!
もう、仕方ないから、大丸までいくべさ、と大○の7Fのあそこに行ったら、こっちもお話にならない、
おまけにお一人様は、ただ今込み合っておりますので・・・と来やがる!!

あ〜あ、いいよいいよ、結局いつものようにペットボトルのお茶とチョコレートを買って電車に乗り込む。
おまけに、今月・来月は東京通いが続くので、G券節約のため帰りは始発で普通車に。
な〜に、乗ってしまえば寝るだけだもの、と思えど、シート固いし、リクライニングにならないし・・・

夕食の支度を頼んだお姉ちゃんより早く帰宅(^^;
ゆっくりおふろに入って一眠りして、パパのおでむかえということになりました(^.^)