3月2日(金)

鑑真和上展
 
現在唐招提寺金堂の解体修理中!ということで、奈良の本拠地でもなかなか見られない鑑真和上像が拝見できることに。

なんだかかなり混雑していて、おまけに今回は御友達と一緒だったので一回りしかできなかったので、
結局印象に残っているのは、鑑真和上像だけなのだけど、厳しいながらも優しくていいお顔でした。
思いのほか保存状態がよくて、お顔もきれいだし、小柄なおじい様、という感じの等身大のお像でした。

オープニングコーナーの四天王像は結構迫力ありましたが、あの手のモノは東大寺には勝てないのでは、と思ったり・・・
梵天さま、帝釈天さまの立像はちょつと肉感的というかブヨブヨおじさん風で、8世紀の仏様ってこんな感じだったっけ?
ちょつと青洲ビーナスのイメージが強くて、ね(^_^;

唐招提寺がどんなにゆがんでいるか、どう直すか、というのが図面で展示されていて、考えてた以上にずれが逢って怖いです(^_^;
よく今まで、阪神大震災みたいなときにも耐えていた!と感動(^_^;
10年がかりの解体修理だそうだけれど、本当に気が遠くなるような作業です。
会場内に国立博物館から借り出した唐招提寺の模型が展示されていて、これが究極のペーパークラフトというか、究極のジオラマという凄いの!
これならダンナも見たいでしょう!と思いました(^_^;)



午後は平山郁夫の薬師寺壁画下絵「大唐西域壁画展」!
いやいや、これもよかったです(^^ゞ
おバカなようだけれど、薬師寺の玄奘三蔵院の模型に壁画のミニチュアを貼り付けたのは逸品です(^.^)
これ、普段薬師寺のご開帳がないときに見せたら喜ばれますよ、絶対!

それにしても、下絵と言っても「最終段階」のもので、凄く緻密で丁寧だし、同寸法で、ある程度の彩色もしてあって、迫力はかなりのものです。
しかし、その下絵の下絵が凄くてね、いや下絵の下絵のもひとつ下絵くらいかな?
スケッチプックに描き起こしたものを、ページをばらして、さらに寄せ集めて、大壁画の寸法にしてあるのですが、
これが、ホントにスケッチなんだけれど、そうやって寄せ集めて大壁画の寸法に合わせると、これがまた大迫力なんだわ!!

その他、前回のシルクロード展で出ていたバーミアンやカザフ・トルキスタンの仏像や住人達の下絵なども出ていて、
あ〜!これこれ、本画を見てるぞ!と威張りたくなったり(^_^;
その仏様たちのお顔も鉛筆描きとは思えないほど線が強く柔らかく、さっさっと描いているのに、細かいところまで目が届いていてなんともいえず素晴らしい!
お友達が、あのスケッチブック一冊でいいんだけど〜、とおっしゃる!!
一財産よ〜!と脇腹をつっつく(^_^;

今、20000円足らずで京都一泊でこの壁画見られるツァーがあるんだけどなぁ・・・(;_;)
三億円当たったら、お手伝いさんやとって、いつでも家あけられるようにして出歩きたい!!

まぁ、今日は博物館の表慶館も見られたしね。あそこはいつもは開館していないから、ま、めっけものだと思わなくちゃ(^.^)
表慶館は、結局工業倶楽部や銀行倶楽部と同じような明治・大正の西洋感覚建築様式で重厚・華麗(^.^
天井ドームの飾りガラスはいかにも繊細で華麗です。
バチカンのドームを思い出させます。
工業倶楽部が1917だから1909年の表慶館は8年アンちゃんというところですか。
いずれにしても、私は有り難いところに働かせて頂いたのだと実感!
こんな建物、今入場するにはお金かかるんですからね(^.^)

帰りはちょつと丸善と八重洲ブックセンターで探し物をして大丸のアゼリアでお茶して4時半過ぎているのに飛び上がって帰宅の途に。
お友達が、ベイビーにおベント買っていかなくちゃ、というので付き合っていたら、な、な、なんと2300円のお弁当です(^_^;
ブッタマゲーション(^_^;)

私は地元でコロッケ300円也!
今夜はかつおのたたきと、そのコロッケ、おつけものと味噌汁です、嗚呼(^_^;