4月4日(木)

「徒労の日」と掲示板に書きました。
ホント、疲れた〜!!

プラド美術館展

実は、ネットで調べて、見たいものは来ていない(;_;)とはわかっていたのですが・・・スケベ根性と言う奴で、
もしかして、凄く感激するようなものがあるかもしれないと思って、ついつい出かけてしまったのです。
大体去年の「ルーベンス展」とか、この間の「チャルトリスキコレクション」とかで、
ヨーロッパの修復過剰の絵画にたいして、ちょっとなぁ・・・という感じを持っている訳でありまして・・・
どうもその辺ついて行けんのよぉ(^_^;
せっかくナマで見ているのに、あまりにも発色がよすぎてポスター眺めている気にさせられる、というのはどうもいけません!!

まず、見たいもので来ていないのは、なんと言っても一連の「マルガリータ王女」の作品連(;_;)
プラド美術館展と銘打ってくるならば、「LAS MENINAS」は、なんとしてでも持ってきて欲しかった!!
大体、ベラスケスが少ないのですよ!!何点?今目録で数えたら4点だって、ケチ!!
プラドの名前持ってきて、なんでベラスケスがたった4点よ!!
ルーベンスが3点。みんな去年のルーベンス展で見たのばっかり!!
エル・グレコ3点(;_;)「聖三位一体」がない!!
ピーテル・ブリューゲルも無い!!
ティッツァーノの「ダナエ」もないゾ!!

・・・・ない、ないばかり言っていては埒があかないですね・・・まぁ、あるものは・・・

ゴヤはそれでも6点あったのね・・・私は、みな初見参だったから、まあ、これはよかつたとしてですよ・・・それにしてもなぁ・・・(;_;)
当然、「裸のマハ」も「着衣のマハ」も来ていません。これはまあ、大昔に行列して見ているんだけど・・・
そういえば、フラ・アンジェリコの「受胎告知」もなかった!!
レンブラントの「アルテミシア」もなかった(;_;)
いけない、また無い物に戻っちゃった(;_;)

チケットは、ゴヤの「日傘」なんだけど、リーフレットがベラスケスの「セバスティアン・デ・モーラ」という
宮廷に雇われていた「矮人(ワイジン)」というでしょうか、俗に言う小人の肖像画で、ちょっとなー・・・
ティントレットという人の「胸を見せる婦人」と言うのがありました。
これは、グラビアで見ただけで、私はどうってことないんだけど、大画面の宗教画や装飾画を描いてけっこう売れっ子だったと言う画家の、「規範を脱した独創性の強い表現はドラクロワなどのロマン派に高く評価された」(講談社・世界の美術館・プラド美術館Uより)とあります。

王室の肖像画はけっこう良いのが出ていました。
メングスの「王太子妃マリア・ルイザ・デ・パルマ」というのは、ユメユメしい情景の中で素晴らしくリアルで瞳の輝きや肌の色艶・胸のふくらみも含めて、あっと、後ずさりするような感じでした。
でもですね、こういうところが修復過剰っぽいわけでね・・・(^_^;
ラン・ジャンという人の「少年時代のカルロス3世」はベラスケスの「馬上のパルタサール・カルロス皇太子」と同じ構図で一瞬間違えてしまいました(^_^;
でも、なんだかベラスケスじゃないみたい〜、とか感じた私を誉めてあげたい・・・と言っても最初はベラスケスだと信じていたんだけどさ(^_^;

先ほども書いたようにゴヤは6点まとまつていいものが来てました(^o^)丿
「日傘」も「巨人」もみんな初見参のものばかりで嬉しかったです!!
個人的には「目隠し鬼」と「ドニャ・タデア・アリアス・エンリケス」という少女から大人の女になりかけた婦人像がよかったなぁ(*^^*)
「ボルドーのミルク売りの少女」というのは、なんとなく意味深でね(^_^;

今、目録をみながら、これを書いているんですが、ヌァ〜ント、ホセ・デ・リベラの「悔悛するマグダラのマリア」が出ていたとよ(^_^;
私は全然気がつかなかった・・・ええっ!!ホント!!ショックだ〜!!
この辺りの順番になると、もう、何にもないんで、かなりゾンザイナ見方になつていたからね・・・(;_;)ショック!!

そういえば、ムリーリョの「無原罪のお宿り」、スルバラン「神の子羊」と言うのがよかったから絵葉書買って来たんですけど、
これとゴヤと「王太子妃マリア・ルイザ・デ・パルマ」ってところかな・・・まあ、これだけあればいいか、でもそれで1300円は高い!!