飛鳥・藤原京(今の奈良県明日香村、橿原市など)に都があった7世紀の日本は、大陸の進んだ文化を吸収しながら、 中央集権の国家が形成されていく時代でした。営々と続く発掘調査により、その様子が明らかになっています。 |
1300年前、ここ橿原市は日本の首都だった。大和三山に囲まれたなかにつくられた日本最初の本格的な都、これを「藤原京(ふじわらきょう)」と呼ぶ。 藤原京の中心、すなわち都の中心には「藤原宮(ふじわらのみや)」があった。宮には天皇の住まいと国の政治をとる朝廷があり、いろいろな役所もあった。そこで、政治の基本となる法律が制定され、最初の銭貨が発行された。そして16年後、短くも充実した役目を終え、藤原の都は、平城京へとうつっていく。 |
姿が猿に似ていることから、猿石と呼ばれているが人面のように見えるものもある。四体のうち三体には裏側にも顔があり、女性や男性、牙をむく怪獣が刻まれている。その怪獣は女性を表す、という失礼な話も。 |