ドイツの建築家ゼンパーが全体の設計を、ウィーンの建築家ハウゼナゥアーが内装を担当した。 時間的・金銭的制約を一切うけず、ルネッサンスやバロックの様々な様式を織り交ぜた、 まるで宮殿のような外を持った美術館である。(講談社「世界の美術館―ウィーン美術史美術館―より) |
江戸狩野の基礎を築いた探幽画の新しい特長は、 @線を描き込まずに形を描く A画面の枠取りを意識してバランスよく対象を配置する。 B余白のあり方を根本から変え、対象を引き立たせる開放感溢れる空間をつくる。 というものでした。このスタイルに至る探幽の猛勉強振りは、『探幽縮図』に残された夥しい数の先人の古い絵画の『模写』と、草花や果物の『写生』から伺えます。 |