3月17日(火)

英国 ドールハウス展


「1/12の世界で見る夢」という副題が付いた英国ドールハウス展!!
「建物やインテリアを1/12のサイズで再現するミニチュア・アート」というのは新聞の宣伝文句にありました。
まあ、けっこういい加減なミニチュアものもありますが、本物は1/12なのだそうです。
でぇ、最終日にやっと行けました(^^)
でも、最終日で絶対混むのはわかりきっていたので相当心配していたのですが、10時の開店待ちで入場したおかげで、
話題の「チャッツワース・ハウス」はじめ、とにかくまじかにゆっくり見ることができました(^^)
もっとも、一寸したら押し寄せてきましたから、そうのんびりもできなかったのですが(^_^;
あっ、歌舞伎もあったし・・・(^_^;

「ドールハウス」というのは、古くは、4000年前のエジプトの出土品の中にその片鱗が見られるそうです。
これらは、高貴な人たちのお墓の副葬品という物だったようですが、ぶどう酒やパンを作る人々や、ナイル河を遡る船、と言われて、
はっと思い当たりました(^^ゞ
大英博物館展やエジプト展で見ているあれですね・・・ナント、そういわれれば、ドールハウスの世界だわ(^_^;
もっとも、多くの研究者が、ドールハウスのルーツということで、それらを紹介するのには、研究者もこの磯貝吉紀という日本の大家もちょっと疑問があるらしい、です♪

で、まあ、今回大目玉の「チャッツワース・ハウス」というのは、英国デボンシャーの公爵夫妻が住む本物の居住館を
1/12に本格的に縮小した物だそうで、屋根は鉛葺き、彫刻もこの模型のために特別制作された、という凝り様です。
それが外壁部分がとられると、内部の玄関・ホール・寝室・サロン・応接室・・・・三層20室が細密に縮小複製されているのです!!
まあ、その凄さ!!
壁紙も縮小された柄だし、そこにかかっているのも縮小されて描かれた絵画!勿論彫刻も!
シャンデリア・ブラケット・ドアの取っ手・本棚・そこに入っている本・カップボード・テーブル・乗っている食器セット・・・・
カーペット・カーテン類のテキスタイル・・・etc.etc.・・・
チャッワース・ハウスだけでなく、「英国のインテリア」と言うテーマで集められた、英国式の歴史的生活空間の数々・・・
チューダーホール・ジョージアンドローイングルーム・ヴィクトリアンキッチン・同ローイングルーム・同ベッドルーム・・・
溜息が出ます・・・こんなお家に住みたいわぁ(*^-^*)

その他いろんなお店のドールハウスもあったけれど、結局は「こんなお家に住みたいわ」というシンデレラシンドロームに尽きるのではないでしょうか、ねぇ(^^ゞ
一歩外に出てミュージアムショップを眺めれば、ドールハウス用のミニチュア部品が信じられないお値段で売ってます(^_^;
一つづつ吹いたというガラスの花瓶が「根付」くらいの大きさで千円近い!!
まあ、象牙の根付なんて信じられない値段の物もありますから・・・しかしなぁ・・・というわけで、
満足はしたものの、若干首をかしげながら歌舞伎座に(^_^;