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1月31日(火)

書の至宝展

―東京国立博物館―

いやぁ・・・混んでました(^_^;
まあ、朝日が煽りに煽っているから覚悟はしてましたけど・・・
大観とか、有名絵画ってわけでもないので、「書」というのにどの程度関心があるのかな?ってトコはありますが、
とにかく凄かった!!

とにかく回るだけで精一杯で何があったか、なかったか、
今思い出してもよく分からない!!
考えれば、みんな拓本なので、うちの写真版でもよかったなぁ〜とも思ったり(^_^;
でも、欧陽詢も虞西南も[ネ者]遂良も拓本の実物大が見られてよかったか〜、という程度ですかね♪

でも、実際は、大物の丈幅が続いて日本の古筆切になったらナントナクホッとしました(^^ゞ
実は、ご一緒したお友達が、
「中国の書は料紙の端まで書いてあって、もう少し大きな紙に書けばいいのにと思いますが、
紙を大きくしてもまたその端まで書くのでしょう」
と仰って、納得(^^ゞ

そうなんです!
「余白の美」といのは日本的感覚なのでしょう・・・中国の書は、料紙を目一杯埋めるということが美なのでしょうね。
で〜、それがけっこう応えましたm(__)m

古筆切れは「三色紙―継色紙・升色紙・寸松庵色紙―」もちゃんと揃で出してあって(^o^)〜ホー
高野切は勿論、桂宮本万葉集とか、雲紙本和漢朗詠集とか、先日の出光「平安の仮名・鎌倉の仮名」で見たものなどもあって(^^)
確かに東博の威力って凄いですネェ・・・朝日の威力が凄いのか(^_^;

今、図録をひっくり返して・・・ああ〜、こんなのあったなぁ・・・と、ボーっと思い出したりするものも有りますが・・・
そうだ!良寛の「詩書屏風」と言うのはよかったですネェ・・・見るからに良寛で・・・
遠目にあっ!良寛さん♪と言う感じでした(^^ゞ
それにしても、こんな六曲二艘の屏風などに揮毫したこともあったんですね・・・。
私は「天上大風」しか知らなくて、ああいうものしか書かれていないか、と思ってました(^_^;

前回何の展覧会だっけ・・・余りの混雑で見損なった道長の「御堂關白記」を、
今回はどういうわけかゆっくり見られてよかったです(^^)

上海博物館からの出展も多くて点数は凄いですけど、余りの混雑で
東博・尚蔵館・永青文庫・陽明文庫・・・など多くの国内からの出展の分は、これはまた見られるのでいいや、
となりました(^_^;

「風信帖」なども東博の常設展でならゆっくり見られますし♪
そういえば、この時は大観の「無我」が常設でゆっくりでした(^^)

「源氏」の先輩で、やはり東博パスポート会員になってらっしゃる方は、
「私は、運動靴をはいて、
リュック(ご本人の弁・・・タブンデーバッグのことですよね)におにぎりと水筒を持って、
本館(常設展)を休みながら一日がかりで、ゆっくり回るんですよ」
「特別展に出る物が、特別展などより、ちゃんと見られますよ」
と仰ってました。

私も、その線がいいな、と思っているのですが、ついつい宣伝に踊らされちゃいまして・・・(^_^;

まあ、今日はお友達とお会いするのが主目的のようなもので、
新装なった東博のレストランで遅ランチを頂いて楽しい話やいろいろ教えていただいて
素敵な一日になりました(^^)

お付き合いくださったぽんずさん、どうもありがとうございましたm(__)m