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2009年

2月4日(水)
絹谷幸二展
―情熱の色・歓喜の眼差し―

絹谷幸二展に行って来ました(^^)
丁度、今日からでした♪

新聞の特集もあったし、どこかここかで見て(横浜駅の壁?)、画風は承知してましたが、
絵そのものをナマで見たのは確か初めてです!
当たり前でしょうが、凄いデッサン力のある人でビックリしました(^_^;
本当に画面から飛び出している「絵」もありましたが、
そういう彫刻っぽいものでなくとも、どの絵もキャンバスから飛び出てきそうでした。
それと、生々しい!と思うほど、アチコチの角度から見ても立体的でビックリ・・・
平面で描いているのに、視線の角度を計算しているのでしょうか、ねぇ(^_^;

今、チラシを横目に見て書いてますが・・・図録は買いませんでした。
こういう絵、図録買っても仕様が無いもの(^_^;

初っ端に東大寺の修二会のあふれ出る、零れ落ちる光の洪水(例の花火ですよ・・・お松明の)が、
もう、目がクラクラします!!
このコーナーは「祭り」がテーマらしく、いろんな祭りがありました(^_^;
あれ?浜降祭?と思ったら、明石のお祭りだっり、御柱もありました。
お御輿を担ぐ顔、顔、顔・・・の生々しい・・・いや生き生きではなくて、生々しい顔、顔・・・(^^ゞ
ホントに凄い迫力で、飛び出してきます。
いや、飛び掛ってくる、と言ったほうがいいのかな(^^ゞ
くらくらしそうだった!!

富士山も何点もありました!
赤富士・青富士・・・大観の富士山ではなく、珠子ちゃんの富士山に似ています(^_^;

山といえば「大和国原」という題の、およそまほろばチックではない、
それでいて勇壮な赤々とした大和が広がっている絵!

「蒼穹夢譚」というのは風神雷神で、あー!宗達の影響ってこんなとこにもあるのねん!と感動。
今、チラシを見たら、これ「日本芸術院蔵」ってことは、これで芸術院賞取ったわけですね(*^-^*)
そうそう、これは蒼穹というくらいで、「青」の世界です。
富士山も↑でいうとおり「赤」と「青」がありますが、
全般的にいうと基調は殆ど赤です。
真っ赤から様々な赤を組み合わせて、青をアクセントにして描いている、という感じです。

何分の一かの点数に「青」を基調にしたものがあって、やはりその中にかすかに赤が取り入れられています。
こちらの赤はアクセントというのではなく、何気なく、青に寄り添うように使われています。

でー、この飛び掛ってくるような絵を描いている人は、
彫刻に行き着く?というか、会場の真ん中にオブジェのように、
「ニューヨークの天使」が突っ立っていました。

後、一寸、絵よりも、解説のフレーズが気になる絵があって、今、公式HPに行ったら、
ありました♪

「Noi ai amo I」
「愛情の深さを数値に置き換えることはできませんが、絵に描くことはできると思っています。」
そうです。
フーム、愛を描く事はできると思うけど、愛情の深さね・・・と、会場でボケーッと考えてました(^_^

そうそう、チラシのTOPは「銀嶺の女神」という長野五輪のポスターです(^^ゞ
そうねぇ・・・他の絵のインパクトが強すぎて、
あー、ポスターの原画ね、という雰囲気で通り過ぎてしまいましたm(__)m


そうそう、五階の美術画廊でも、こちらは無料で
絹谷幸二新作展と言う名の展示即売会がありました(^^ゞ

高島屋も商売上手だわぁ♪