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11月01日(土)
「法然と親鸞」展
東京国立博物館平成館


行って来ましたよ〜!
内閣書陵文庫の展観に連れて行って頂いた日(10月14日)に、
帰りに寄りたいとチケットを持って出かけたんでした(^_^;
それが、時間が無理で寄れずに、後でニュースで「今日から始まりました」と聞いたのが
10月22日でございました(^_^;ホホホ〜。
この程度のことで怯んでいては、オバサンの話は聞けませぬぞえ〜〜!!

えー、また、本ちゃんには関係(なくもないが・・・)オバサンの無駄な思い出話(^_^;

オバサンが一等最初に「親鸞」と言う名前を聞いたのは小学校位かな・・・。
調べりゃわかるけどさ、と、検索したら、1960年でした。

それにしても、錦ちゃんは不遇だワァ・・・そうです。錦ちゃんです!!
こないだ、古代文学のY先生のサイトを覗いたら、
祇園祭に関する映画があります、という紹介があったんだけど、
「中村錦之助」なんて全然お呼びじゃなくて、映画の紹介だけでした(^_^;涙。
あれ、錦ちゃんが独立プロで家屋敷家財一切抵当に入れて作ったはず!
でも当たらなかったのよね・・・面白くなかったもん(^_^;
一昨日、朝○新聞の夕刊コラムで突然「冷飯とおさんとちゃん」(1965年製作)という映画がよかったー、
という記事がありました。
これも錦ちゃん。
当時の時代劇としては珍しいオムニバス映画でね・・・これも当たったのかな?
映画としてはよかったけれど、まあ、と言う記事があってビックリでした(^_^;

大衆が錦ちゃんに求めたのは「一心太助」「宮本武蔵」・・・今だって、
錦ちゃんというと「剣豪スター」って言うくくりでしょ。
錦ちゃんて、
チャンバラはあまり巧くなかったと思うんだけどね(^_^;・・・まあ千恵蔵なんかを見ているからね(^_^;

ま、いいや。

萬屋錦之助、当時は中村錦之助が「親鸞」をやりました。
これが、もっの凄〜いよかったんだ\(^^)/
それで、私、倉田百三「出家とその弟子」を読んだんだもの♪
こっちも、私の青春の一冊として、ずぅーっと「愛読書は?」って聞かれると、
「倉田百三の『出家とその弟子』とドストエフスキーの『罪と罰』、金沢嘉市さんの一連の教育エッセー」
と、答えておったんじゃ(*^-^*)・・・遠い、遠い昔の話。

どこがよかったか?
まあ、とにかく真摯なんだよ!
それでいて、青春の欲望にも正直に向かって、自分を責めるのね。

監督は田坂具隆です。後にやはり錦ちゃんで武藏を撮った。
田坂監督は、千恵蔵の「大菩薩峠」でも独特の宗教観があって撮っていたそうです。

でー、当然、その映画への取り組み方、役作り、凄〜く、全てに真摯なのです(^_^;
「真摯」というのがキーワードの映画でしたね(^^)

錦ちゃんファン(もはやフリーク!)だった映画評論家の由原木七郎氏が、
「日本史上最高の宗教映画」って大絶賛だったけど・・・あの人は錦ちゃんに惚れきっていたからね(^_-)-☆
大体、これ以前に日本に宗教映画ってあったのか?
この後に、長谷川一夫が「日蓮」をやったけど、近年は北大路欣也がまたリメイクしたよね。
それにしたって、「親鸞」以前に宗教映画ってあったのかな・・・?

ちなみに、オバサン家は日蓮宗。
ナントカ学会とかナントカ佼成会とか、その他諸々の新興宗教に一切無関係です!
(って、短大の身上調書に書いて助手の方にビックリされて褒められましたっけ〜♪)
要するに、単に、ナンミョウホウレンゲーキョーって言うだけです(^^ゞ
あ、でも、昔は日蓮宗のお寺から「寒稽古」ってことで、各戸に団扇太鼓叩いて托鉢に回ってきたのです。
そういう時は、ちやんとお布施出しましたよ。毎晩じゃなかったと思うけど。
今でも、鎌倉あたりだと、建長寺の僧侶たちが托鉢に回ると、
オトキとかご用意して接待するらしいです(^^)
(NHKの「新日本風土記」で見ました。うちなんかあんな豪華な事は出来なかったけど(^_^;)

だからさ、連獅子の中幕で「ナムダ♪レンゲェキョー♪」っての見てておかしくて笑ってました(^_^;
あー、いつまでたっても本題に入れない〜!
あ、ついでに、その錦ちゃんの「親鸞」の映画で、法然は月形龍之介。
あの「黄門さま」です。
ちなみに、私が徳川光圀といえば月形、「水戸黄門」といえば月形龍之介です!!

唯円でしたっけ、あの親鸞の弟子の方、あれを賀津雄がやって、これも凄いよかった(^^)
幼馴染の遊女を丘さとみ、これも勿論よい!
良い映画、良い芝居って、結局、みんながいいんですよねv(^^)

とにかく
「法然と親鸞」展

これ、いつ書くかわかりませんけど、一応、自分の記憶のためなのでいつかは書きますm( )m