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11月04日(金)
「伊東深水」展
平塚美術館

今日、伊東深水展に行ってきました。

綺麗だけど、やっぱりたいした事なくて・・・んー、美人画って言うだけじゃなくて、
なんだろうな・・・何か薄いのですねぇ・・・(^_^;

上村松園(や安田靫彦・小林古径)まで引っ張り出しては気の毒だけど、
鏑木清方にも全く届かないでしょ(^_^;
綺麗なんですよ!そりゃあ凄く♪
肖像画もよく似てます。ホントニそっくりさん(^_^)
吾妻徳穂も勅使河原霞さんも、武原はんさんも!!
でもさ、何か違うんですよ(^_^;

武原はんさんの「愚痴」なんて、小学校のとき見て、これが好きで「日本の美術」という図録買ったくらいなんだから(^^ゞ
でも、意地の悪い言い方をすれば、小学生にわかる程度のよくできた似顔絵というか、似姿絵です。

橋本明治の「まり千代」ってありますよね・・・もう、全然迫力が違う(^_^;
演舞場の踊り場で、あの絵に逢うとドキッとした、深水の絵にはそういう迫力がないんだねぇ(^_^;

ただ、「春宵」という新橋の「東おどり」の楽屋を描いたのは、芸者の柳の帯が、昨今は本当に珍しくて、
ちょっと懐かしい気がしました(*´ー`*)
今や、柳結びにたっぷり結べる帯がないそうで、本格的な芝居でも、みんな、たれ短めになっちゃって、
お金かけた芝居で使うものは特注だと聞きました(^_^;
もっとも、柳に結ぶのは関東ー江戸芸者で。
関西は大振りなお太鼓というか、あれ、なんていうんだっけ・・・重箱?重箱だったかな・・・?

あと、最近見つかったという明治の新しい女性像を描いたのがありましたけど、ふうん、って感じです。
靴を履いた足元の雪の柔らかな具合はとても感じが出てると思いましたけど、それで何?って感じです。

まあ、結局、深水としては、いつもの「指」・・・これ美術の教科書にも載っている場合ありますよね、これくらいかな(^_^;

一寸損したかな・・・あっ、チケットは頂き物で、交通費も今日のお医者様に行くついでだから、
要するに損したのは時間(^_^;
眩暈の薬飲んで行くほどのことはなかった、ってかね(^_^;