2015-02

2015年02月

2月24日()

三津五郎が亡くなりました。

一昨年、最初に、すい臓がんと聞いた時、嫌な感がしたんだけど、まあ元気そうに復帰してきてホッとしたんですよねぇ・・・。

ても、また入院、と聞いて・・・涙。

以前にも書きましたけど、勘三郎みたいな時代を駆け抜けていく天才とは違って、コツコツ地道に努力して、

人生と芸道を全うして、いつか歌舞伎座の天井を支える大看板になって・・・と、思ってました。

今だって、十分巧いし、文句なしの名優だけど、もう少し華やかさが欲しかったし、もう少しスケールが欲しかった・・・。

あと一歩、後半歩・・・吉右衛門や仁左衛門と、本当に並んで欲しかった!!

だけど、そうはいかないのね・・・勘三郎が寂しがって、あの世から、

「棒縛りやろうよ」「三社祭踊ろうよ」と連れに来ちゃったみたい!!
酷いわ!涙。

若手が伸びてる、とは言うものの、吉右衛門や仁左衛門とのギャップは大きいし、そこを橋渡しするのが勘三郎と三津五郎で、

その二人がいなくなっちゃったって、考える以上の歌舞伎の危機です。涙。

渡辺保氏が「ショックだ!」ってコメント出していましたけど、あの人は評論家の立場を超えて、と言うより踏み外して?三津五郎の熱狂的なファンですからね(^^;
ファン代表しての悲鳴だよ!

オバサンだって、ご冥福をお祈りします、なんて言えないよ!
お化けでもいいから帰ってきて!!

勘三郎も無責任だよ!!勝手に死んで、また勝手に三津五郎連れに来るな!!
勘三郎って言うだけで、いまだにドキドキして涙が出てくるのに、今度は悔し涙です!!
大体、勘三郎の時は、三津五郎が感動的な弔辞を述べてくれましたけど、今度は誰が読んでくれるのよ!
勘三郎、責任取って、あの世から、三津五郎の弔辞読みに来て!!
ホントは、お化けでも、二人で戻ってきて、踊ってくれたら・・・もうそれだけで・・・胸がいっぱいだよ。

なんだかなぁ・・・三月の歌舞伎座は、孝夫さんの道明寺で見たいな、と思ったんだけど、

友枝さんの「井筒」取っちゃったし、ランチあるし、先生主宰の朗読会あるし・・・ちょっと行けないのよね・・・涙。