mothe15-11

2015年11月

11月22日(日)

沢村浩輔「夜の床屋」、帚木蓬生「風花病棟」、東野圭吾「天空の蜂」くらい・・・最近はあまり読んでませんねぇ(^^;

沢村 浩輔と言う人は初めて読みました。

だいぶ前に朝日の書評欄で取り上げられてて、まあ「お草さん」のシリーズみたいなものだと思って読みました。

考えオチみたいなところもあるし、これどっかから貰ってる(特に最初の床屋さんはどっかで読んだことがあるの)ってのもあったのですが、

雰囲気作りが巧いので、騙されてあげるよ、というか、納得してあげます、くらいのノリで読みました。難しいこと言わないし後味も悪くないしね(^^)

帚木蓬生は泣いた!浅田次郎みたいに、もう泣く準備をして泣かせる、というのではなく、知らず知らず、ジワジワと泣いてた(^^;

お医者の理想形を書いているんだけど、自分でもこういう医師は滅多にいないからこそ書く!みたいな姿勢で納得させるのですねぇ。

そして、医療の理想を求めてもぶつかる現実と、そこはそれ、小説だからこそ、こう終わりたい!という作者の意思が感じられて快いです(^^)
ダンナが今、帚木蓬生に凝っていて、順次回ってくるらしいので楽しみです(^^)

わが家の定番「東野圭吾」!


ダンナが映画化の宣伝真っ盛りの時に、私が読みたいと言ったら、「あれ?うちにあるでしょ?」と仰るわけです。
え~?こないだ、ダンナのP・コーンウェルも含めて、全部納戸兼書庫に移したはずですが・・・ないですよ~、と言ってたんだけど、

「じゃあ、アホネーチャンが持って行ったかな?」と言ってるうちに、買って来てくれました(^^)

やっぱりうちにはなかったらしいです(^^ゞ
もうこれは、映画の設定だけでストーリーとしては最後までわかっているので、筋を追うというのではなくて、東野圭吾の文章を楽しむ形です。

それより、もしかして、映画ではカットされたかもしれない脇筋(この小説としては大事な発火点かつ伏線でもあるのですが)、

“苛め”と“自殺”の話が衝撃でした。


それと、終盤に出てくる若者たちの会話ね・・・原発は関係ない、電気さえ通っていればいい、というの・・・は、

東日本大震災の原発事故の反応からわかっていることですが、これを原発再開の今更に聞くと嘘寒い気がします。

それと、最後の言葉。

「蜂は未来のためにも落ちるべだった」というのね・・・

今、現実世界の原発事故が起こってからでは、とても書けない台詞だったでしょう。

でもこれはある意味真実なんだよね・・・蜂は落ちた。

私たちは刺されたはずなのに・・・いずれにしても、十年前にこれを書いた(原発も苛めも)作家の眼の鋭さには敬服以外ないです。

・・・・

フランスに弔意を表すトリコロールというのが流行っているそうですね。

シリアだって爆撃を受けている、ウクライナだって侵略を受けている、

イスラエルとパレスチナの悲劇は元々英仏が勝手な約束をしたからじゃないか、ということで、

フランスだけに弔意を表すってどうよ?!という意見もたくさんあるらしいです。

ただ、どうしても、日本の感覚で言うと、フランスは近いというよりあこがれもあるのでしょ・・・「自由の国」というね。
何しろフランス革命の国だし、自分たちの王様の首をちょん切ってしまい、皇帝になったナポレオンを島流しにし、「自由と平等と博愛」を宣言した国ですから・・・もちろん、

それにまやかしがあったとしても、ね(^^ゞ


近代になってもアルジェリア戦争もあったし、それを暴露した言論人たちを非難し売国奴とか右翼だとか、お定まりの国家体制に偏ったこともしたんだよね。

オバサンのフランスへの感覚は、子供時代に一等最初に刷り込まれたフランス小咄です。

「パリを訪れた観光客が感動してフランス人に言った。
“パリはなんて素晴らしい街なんだ!”と。そうすると、そのフランス人は自慢そうに胸を張って答えた。
“そりゃあそうさ、パリは世界一の都だからね!ただ、残念なことにフランス人が住んでいるんだ!”って。」

これ、小学校の六年位に聞いたのかな・・・凄いショッキングな小咄でした(^^;


フランス人て、こんなにも自分たちを冷静に見ているんだなぁ・・・って!それと、こういう人たちって言うのは、かなり自尊心が高いんだな!と思い、半ば怖いなぁ!と思ったのも事実。

欧米人は、かなりアジア人を見下してますが、フランスは、文化についてだけは対等に見てる部分もある、というのも大きいですね(^^ゞ


そのためか移民を多く受け入れて、でも、その分、差別も大きくて移民の二世・三世が過激派になりやすいらしい・・・というのは悲しい現実です。
せっかく、イギリス首相までが難民受け入れに前向きになっているのに(= =)ハァ~ 溜息。

十字軍はヨーロッパから見たら正義の軍かもしれないけれど、

イスラム社会から見たら侵略軍で、特に、四次以降の十字軍は単なる盗賊集団だったという歴史もあるんだからさ。

両サイドから見ないとわからなくなっちゃうよ!!

殺し屋プーチンが殺し屋の本領発揮で、欧米にすり寄る良いきっかけづくりとして、やたらにシリア空爆にしてますが、

こんなことばっかりしていたら、本当に世界戦争になりそうで怖いです。戦後は静知らぬ顔をして戦前になるなんて嫌だわ!!

世界中、誰もが平和で落ち着いた暮らしができますように!!

 

11月24日(火)

日曜日から2日間寝込んでました。
で~、落ち着いた今日!今、お医者様に行ってます。ダンナが(^^ゞ

なにしろ、高齢者の部類になるので、「風邪薬」も市販のものは「お医者様にご相談の上ご使用ください」ということになり、アレコレは使えないのですね(^^;

オバサンと違って、平熱がコンスタントに35度の人なので36度を超えると大変です。
もう~、死ぬかと思うくらい苦しそうです。食事も殆ど食べないし・・・オバサンなら飢え死にする!というくらい食欲がなくなります。

オバサンは、35度切るかと思えば36度になることもあるので、自分でもどこからが発熱状態なのかわからない!!
しかも、食欲は落ちないので病気すると太る・・・食べて寝ているだけですからねぇ(^^;

とにかく、高齢者は、ある意味子供と同じで、軽い風邪だよ~と、バカにしていると、急転して症状が悪化しますから怖いのですよ(-"-)
そのわりに、良くなるのは遅い!これが子供と違うとこ。子供たちは回復する時もあっという間ですものねぇ(^^ゞ

子供と言えば、アホネーチャンも性質の悪い風邪にとっつかれて、大変だそうです。こちらは仕事が忙しすぎるからだけど。

具合が悪くても休めない。

周囲の人たちの方が心配してくれてやっと休んでも、仕事が減るわけじゃないから、良くならないうちに出勤する、

ぶり返す・・・悪循環らしいです。涙。大体、このご時世で残業は当たり前!通年で土曜日も出勤しているらしいしねぇ(^^;
ツレアイ君も大変でしょう。こちらは土日なし、休日なしですからねぇ・・・。

私たちのような高齢者は別ですが、世の中、みんな忙しすぎると思いません?
人手不足、人手不足で・・・それにしては失業者が多すぎる気がするし・・・。

介護でも育児でも休暇も取れない、預けるところもない、それで一億層活躍とはチャンチャラおかしいぜ!!

そういえば、今日、「紫式部日記」だったんだけど、サボっちゃいましたm( )m


やはり、ツレアイが風邪を引けば洗濯物もごっそりだしね・・・汗をとるのにパジャマとか着替えますから(^^;
と、言いつつ、今週は「吾妻鏡」もあるから疲れるなぁ・・・と思っていたので、大義名分が立った!と言う感じです。


実は、オバサン自身、ちょっと風邪っぽい(^^;
喉が痛いし、体もちょっとだるいからね・・・まあ、一日ボーッと過ごせば落ち着くでしょう(^^)

ダンナが風邪で寝込んだのをいいことに、二日間、リビング占領して、PCやり放題、VTR見放題をしたツケですm( )m

11月28日(土)

前のブログを書いてから、そのままダウンしましたm( )m

のどの痛みだけでダウンしたのは初めてですが、早く寝込んだおかげで、私としては昨今最短の2日で復活しました\(^o^)/

ダンナはまだ苦しそうですが、昨夜からはお風呂に入れたので、まあ良くなっているのでしょうけど、なんといっても呼吸が苦しそうです。

本人に言わせると苦しくはないのだそうですが、辛そうです(^^;
でも、食欲が戻ってきて、コーヒーも飲んだし、この分なら大丈夫そうv(^^)

カーテンの埃っぽさがどうしても気になってました。

もう、ドレープなんて小一年洗ってないし、レースのだって半年は洗ってないです・・・威張れないm( )m
これが風邪の原因のような気がしてました。
明日、アホ息子が来るというので、今日、起きだして、掃除と洗濯のついでに、カーテン洗います!と宣言して、

脚立も前のままの75cm高の脚立に乗って、カーテン下ろして洗ってしまいました(^^;

nemoがきたらやってもらうから、と言ったんですけど、ダンナが大丈夫だよ、と言ってかけてくれましたm( )m
いやあ!大事業でした(^^;

これから脚立買っても、後は電器の掃除くらい?!

それでも、やはりこの高さは限界なので、もう少し高い脚立はズェーッタイ!必需品!!
それにしても、どんなのが良いか、見れば見るほど迷っちゃいますねぇ(^^;

原節子の訃報が出てましたねぇ(^^;

あんまり訃報にばっかり食いつくのも嫌だけど、やはり、大変な女優さんですよね。


私は、あまり見ていないけど、それでも代表作と言われるものは一通り見ている(ような)ので、

やはり、あの時代の代表的映画には欠かせない女優だったのだなぁ、と改めて思いました。

それにしても、37歳で映画界から突然の引退というか、きっぱり縁を切った!というのは潔くて好ましい♪
ファンにとっても、「残念だけどありがたい!」のじゃないかと思います。

時代を象徴する大スターの責任!と言うかね。
「長生きも芸の内」という熟成型と、「時代を駆け抜ける大スター」というのと、まあそれぞれですがねぇ(^^ゞ

いずれにしても、ご冥福をお祈りいたします。合掌。