2020年11月

11月01日(日)

昨日、やっとお墓参りに行ってきました(^^)

娘が気を使ってくれて、「お墓参り行ってる?今度の土日なら行けるよ」とメールくれたのは水曜日でした。

ありがたや~!
2019年の春に行ったッきりでした。今年のお茶屋さんへのお掃除代も年末に振り込んだくらいです(^_^;

娘も息子もこのコロナ騒動の中で、お仕事事情が大変で、とてもそんなの言えなかったし、こちらも家庭の事情って通院・手術などがあって出かけるのは大変でした。

で~、土曜日楽しみにしてるよ!なんて言ってたのですが、木曜日の夜、オバサンが干し芋かじったら奥歯がポロリ!!!!
いつもの奥歯の詰め物が取れてしまいました(^^ゞ
え~?金曜日はせめて、お掃除して、土曜日にのんびり出かけたかったのに・・・金曜日は朝一番に電話して急患で入れて頂きました。

先生についに引導渡されるかと半ば覚悟していたのですが、
「う~ん、前回取れたのは四月か!・・・半年も持たないというのは・・・ん~?」としばらく考えて、「いや、とにかく、もうちょっと様子を見ましょう。

入れ歯にするよりは半年弱もつなら、抜きたくないからね」
と、最後は溜息みたい(^_^;

いやぁも抜かれる方も、最初の一本だから辛いですが、抜くお医者さんも嫌なんですよね(^_^;

とにかく、それで助かりましたが、朝出かけるのは辛いし、外出は翌日まで後を引きます(^_^;

で、土曜日は、久々に娘の顔を見て、嵐だの百恵ちゃんの話で盛り上がりました\(^o^)/
本来は、こちらがご馳走しなくちゃいけないんだけど、「普段の親不孝をこれで取り戻そう」とかなんとか言っちゃって、

出前のステーキ定食を取ってご馳走してくれましたm( )m

わが家も、お誘いのメールでそんなこと言ってたので〇ップスのチョコレートケーキとチーズケーキを両方買っておいて、

ちょっとずつうちでのデザートにして、後はツレアイ君と食べられるようにお土産にして。
ダンナの快気祝いも渡せてホッとしました(^^ゞ

お墓参りなのに、遊んだ話ばかりですが・・・久々に楽しかったのでm( )m

・・・
トルコの地震は大変ですね。
地震慣れしている日本人でさえ、現地にいた人たちは大変な恐怖を味わったそうです。

まあ、トルコも地震が多い国ですが、とにかく、被害を受けた方たちに心からのお見舞い申し上げます。
また、亡くなった方たちもご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

11月09日(月)

常識が通用したことがあって、ホッとしたけど、日本人でも、あの奇人を応援していた人たちが多かったと知ってビックリでした(-"-)
大体、四年前、ロシアが介入した人がアメリカで当選するなんて信じられなかったものねぇ(^_^;

もっとも、まだどうなるか奇人のジョーカーの切り方次第でひっくり返るアメリカンルールがあるそうな。

これも民主主義なわけで・・・(^_^;
紳士協定ってのも死語になりそう。もっとも勝ったと言われる常識人もなにも出来なさそうで、ダンナが言っとった、

「78歳だよ!途中で死んだら、彼女が大統領になるんだ!」って方が期待大\(^o^)/
いよいよ女性の時代になりますか?ガラスの天井は厚いっていうけど、それが破れたらいいよねぇ(^^)

でも、チョットずつは世の中変わっている。

あまり良い方じゃない方にも世の中が変わっている、時代が変わっているのですかねぇ。
もともと、EU離脱だってあり得んでしょうと思っていたら、あることになっちゃったし、どうなっちゃつてんだか。
庶民にはよくわからない!!

・・・

そういえば、友人・・・OL時代の同期二人なのですが、先日電話で話していた時、
Aさんと、
私たちは良い時代だったわねぇ。戦争もなくてバブルは全く関係なかったけど右肩上がりの時代に生きられて、

だから、今頃になって年をとってから、こんな時代に行きあたる。みんなツケは払わなくちゃ死ねないのね・・・と、

昭和・平成の感慨に浸ったのですよ。

で~、その数週間後、今度はBさんと、同じような感じで、私たちは良い時代に生きられて、今ツケを・・・と言いかけたら、
「え~?ちっともよくなんかないよ~!私たちの時代なんて男尊女卑の時代でさ、ずぅっと損ばかりしたじゃない!」
と言われて、ビックリ(@_@)

↑でも書いたように、オバサンとしては(若い頃の夢はとっくに諦めていたし)今思えば平和な時代を過ごせたことがひたすらありがたいm( )m
雲仙岳噴火の土石流と阪神大震災災害は凄かったですが、それまでは災害も少なかったし。
・・・あの上皇陛下の天皇退位の「おことば」そのものですよ。
あの雲仙岳の1990年位から、噴火・地震・オウム・・・と大事件・大災害は続いてしまい、

東日本大震災、その後の各地の豪雨被害・・・と連鎖的に大災害が起こっていくのですが、とにかく、戦争はなかった!!これはありがたいm( )m

政治的に見れば、どうなるのかわかりませんが、一般庶民の感覚としてはありがたかったと思います。

男尊女卑に時々は腹を立てることもあったけど、

男女同権は夢たいな話で、そこそこ自分たちの意見が通る?だけでありがたいってのも割り切っていたし、 

まあ、お給料は安いけど普段は残業もないし(5~6月は大変だった!)安定している?!ってとこで手を打って、

自分の私的な趣味に明け暮れられたことが一番でした\(^o^)/
大体、AさんとかBさんのような良いお友達に出会えたし、ね(^^)・・・もう50年だよ♪

だけど、それでも、そんな不満が出てきてしまったのか・・・と思うと、超最近になって行き違いが出てきてしまいました。

AさんもBさんも、オバサンとはかけ離れた超お嬢様で、結婚しなかった独身貴族。資産も数億円!
それぞれにご両親の介護も見送りもしたけど、自宅ではなくてちゃんと個室入院させていらっしゃって、

まあ通勤並に病院通い(お食事の時間に合わせて看護婦さんよりゆっくり食べさせてあげられるから、

好物のおやつも持って行かなくちゃ、ということで)しているから大変ですが、

やはり、入院なんかとんでもない!と言われるお家があることを考えれば・・・、ねぇ。

そうそう、個室だからさ、パジャマも自由と言うか、好きな物でいいでしょ(^^)
お二人とも、ちゃんと家から持って行って、洗濯して・・・と、繰り返していたのです。

Aさんの方は今もお母様に献身的!!
ただ、コロナ騒動で、お見舞いもままならず、イライラ心配しながらの毎日だそうです。

それでも、お金の心配もなく、未だに趣味を続けたり、お母様の介護に勤しめるって、すごくありがたい生活じゃないかと思って、良い時代に生きられた、

と、同期は思っていると思ってました。まあ、一人はそうだったんだけどねぇ(^_^;

オバサンなんか、こういう入院だと、病院のお仕着せを頼んじゃって、全部洗濯してもらって楽してましたm( )m


母も、最初のガンの手術の時は、意気軒高で、毎朝パジャマから普段着に着替えて、担当医を「毎朝退院をせかされている」と辟易させていましたけどね。

最後の療養型の入院では、もう着替えることも出来なくて、せいぜい「上に着るカーデガン、あれ持ってきてよ」というくらいでした。


勤務していたとこも、出向で一般企業から来た人たちが、「ここの事務局の宴会はお葬式より静か!」と呆れるほど地味でした(^_^;
今でいうセクハラなどしたらとんでもない!翌日から出勤できなくなる、なんて話も出てました(けど、けっこうあったのよねん(-"-))


それでも外部の人からは「〇〇(団体名)のお嬢さん」という呼ばれ方をして、

こちらが失敗してお詫びしても、「有り勝ちなことですので、どうぞお気になさらず」などと言われて、本当に電話口で涙にくれたり・・・なんてことも。

ま、それは男尊女卑を逆手に取った、女子供は相手にしないという「男尊女卑」だったのよねん(-"-)

それにオバサンは結婚して6年で辞めてしまいましたが、彼女たちは定年前後まで在職して、ちゃんと役職についていました。


ただ、Bさんは、在職中からお父様の介護、そしてお母様の介護で、定年1年前に退職を余儀なくされたのが、未だに無念なようだし、

そこは、ご両親がお元気で定年後に嘱託として残ったAさんとは違う感覚があるのでしょう。

それでも、女性が役職に就くのは時代としても凄く遅かったのは事実でした。


Bさんが、石原市子さんや、赤松良子さんに憧れていたのも確かでした。
「ガラスの天井」以前の話。
時代の中で戦っていた人たちは、色々困難もあったでしょう。悔しい思いをのみこんでいたことも多かったでしょう。

だけど、専業主婦だって守られていたというだけではないんですけどね。
まあ、こちら側からも言いたいことはあるのですが、やはり「専業主婦」というのは分が悪いよ(^_^;

世の中、お金に換算できないものは無価値だという風潮はそのまま専業主婦の否定につながるし、現実的に今は選択できないでしょ。


生産性重視は今も昔も変わらないし、「富国強兵」ってますます強まるのじゃないのか?という不安もある。
アダム・スミスの言う「富国論」というのは違うって言うかもしれないけど、いわゆる字面のままの富国強兵ね。

そりゃあ、表立っては言わないよ!でも、格差は開く、弱者は切り捨てられる、

社会は、あるいは社会性という観念はなくなっていくんじゃないかと言う不安だけはあるのよねん。

・・・イギリスでは、ジョンソン首相が「我々には社会がある」と言ってヘッドラインに載ったけど(^_^;
そういう時、女性・子供・老人、そして障碍者はきっと見事に切り捨てられていくんでしょうなぁ。嘆。

あ、話が飛んだ・・・男尊女卑の話でした。

時代の流れの中で、自分たちの損した思い、不遇だった痛みはどうしようもない事だったのかもしれません。


平和のありがたさの中で、その平和ボケに流され続けたオバサンたちにとっても、ツケを払う時代が来てしまったんだなぁ、という思いは痛烈なものがあります。
Aさんとは、共感ができていますが、やはり、人はそれぞれなのだなぁ、というのも再確認して、自分自身で生きて行かなくちゃ、ね(^^ゞ

ま、「生まれてくるのも一人、死んでいくのも一人」ってのは、オバサンの十代の頃からの確信ですからv(^^)
これに関しては、男女貧富のさがないからね♪

 

11月12日(木)

毎度お馴染みオバサンの昭和ノスタルジーのお話。

先月放映された百恵ちゃんのラストコンサートを編集して、自分の好きな曲ばかり集めてこの2~3週間、聴きまくり!見まくり!で寝ます(^^ゞ

郷ひろみの時も、テレビの感想欄に「ファンじゃなかったけど全部歌える。良い時代だった。」というような感想が載って、

ああ!同感!と思ったけど、同じような感想が百恵ちゃんの時も載ってたなぁ(^^)

しかし、郷ひろみの場合は現在の歌唱で、それはそれで人生超えて来た、って味があるかもしれないけど、

絶頂期のテープ持っているオバサンとしては微妙な感じだったんですな。
それが百恵ちゃんは絶頂期も絶頂期!大ラスの映像と歌だからね・・・これは感動しない方が無理です(^_^;

筒美京平も死んじゃったぁ・・・もう好きな曲がいっぱいです!!

凄いよ~!
うちのDVDデッキは録画の鍵かけ番組が100~120時間あるのですが、

バレエとオペラと「100分で名著」の未見映像を覗くと、まあよくもこんなに細かく集めたという嵐と音楽番組からの様々な映像を「番組結合」で、

本当に「かき集めて」鍵かけてあります(^^ゞ

まあ、「にっぽんの古典芸能」もあるんだけどね・・・先日の「二人椀久」とか勘三郎と三津五郎の「三社祭」とか(^^ゞ

あの頃はよかった♪という言葉が頻繁に出るようになると人生は、じやなくて

「人は終わり」だそうですが、まあ、何と言われてももういいよー(^^ゞ

そう言えば、そうやってかき集めた中に、スカパラのお気に入り映像が入っていて、それが、あまりに音楽番組の「番組結合」で鍵かけが増えてドッカに行っちゃった!と大騒ぎしていたら、

夏の日テレの名前のとこにあって( ^o^ )ホ~

志村けんの三味線演奏との合成共演で、これまたカッコいい(^^)これに合わせて結合したから行方不明になってしまってたのです(^_^;


まあ、色々たまったものを見ながら、時々お友達に電話して「また会う日まで」を繰り返しています。
「引きこもり」というよりは「引きこもらされ」だとも思いますが、現実に通院以外の外出はもう嫌!になってます。

そのくせ、ネットで服だの靴だの買いこんでしまいましたm( )mいつ着るんだ?とか思いながら。

ただ、メディアの昭和はよかった!ってのを見ると腹が立つのも事実でね。

メディアまで過去にすがって番組作るか?そんな令和に誰がした!と思います。

11月20日(金)

こんなことになるとは?!・・・って、実際思っていた人多いんじゃないのかな(^_^;

元々、秋・冬は怖いよ~!と言っておったし、GOTOなんちゃらもあるし、慣れというか、・・・まあ、みんな自粛疲れもあるだろうし、ねぇ・・・

わりとオバサンの周囲は、要するにジジイ・ババアは秋冬恐怖論が出てました。

良い予感は当たらないけど、悪い予感はよく当たる!って、世間の相場ですもんねぇ(-"-)
そういえば、GOTOナンチャラは自己責任なんていうんじゃないの?と、今日ダンナと話したばかりでした。

ホントにワリィことはよく当たる(/ω\)

これで来年五輪!観客入れて?本気か!バッハ!!

そうだ!!当然、バッハ会長も五輪委員会も謹んでお先にどうぞ♪ワクチン接種(^^)

五輪が無くなった後の損失と、五輪やって感染者が膨大になった時の国民への損失ってどれくらい?
ワクチン接種は、まず、総理と厚生大臣・経済担当相、その他閣僚にお先にどうぞ♪謹んでやらせてあげますv(^^)
無論麻生さんにもやらせてあげよう♪
しかる後、2~3か月経って安全が確認されたら国民が受ければいいと思います。何?五輪に間に合わないって?
五輪より命が大事でしょぅが(^^)

ワクチンと言えば、インフルエンザのワクチンを十年ぶりに打ちました(^_^;
件のババア連から、「ワクチン十年ぶりなの?怖いねぇ!」と言われた通り、五日間ほど体調悪し。

オバサンは、インフルエンザとの相性は非常に悪くて、

小学生の時初めてインフルエンザの予防接種を受けて、ものすごい熱を出しました。

学校も二週間くらい休んだ気がするなぁ・・・以来、どんなに流行ると言われてもインフルエンザのワクチン接種はしなかったんだけど、ね。


十年前、2010年に何だっけ?あ、まだいろいろセミナー受けていたからだったか、

爺ちゃんバアチャンの集まりですからね・・・それで、責任感じて打ったんだっけ(^_^;

その時は、わりと普通にスルーできたんですよ・・・確か熱も出なかったと思いますが。

でも、やはり、その後接種しなかったところを見ると、あまり良い感じでなかったのかも。
ちなみに、ダンナは毎年律義に接種してます。

今年は、コロナの関係で、打っておかないと万が一の時、何言われるかわっからないものねぇ(-"-)
致し方ない!
そういう人が多いのかワクチン不足で、

9月の末から、接種をお願いしていたのですがインフルワクチンは予約が効かないのです。
10月13日にがん検診があるから、その時お願いします、と言っていたのに、

当日はもう無くなっていて11月以降、と言われました。がん検診の予約はできるのに、ねぇ。

で、13日の金曜日に結果を聞きに行くことになってたので、その時に、と思ってたのですよ。で~、当日受付で申し出たら、ヌァ~ント!その日も在庫切れ!!

「20日頃まとめて入るので、お電話で問い合わせてからおいでください」だって(@_@)

ギャア!13日の金曜日だわぁ!と思っていました。
そしたら、結果説明の時、

先生が、

「オバサンは9月末から仰っていましたねぇ。

ちょっとだけ在庫は入ったのですが、公表するほどの量ではないので20日過ぎにまとめて入ったら一緒にともっていたのですが、良ければ今日やりますか?」

とお聞き下され、ホッm( )m

さすが10年のお付き合い♪旧住所から引っ越して11年なんだわぁ(^_^;

あ、ガン検診の結果はありがたいことにオールOKでした♪何しろ13日の金曜日だからね、内心心配してました(^_^;
無論、年相応の劣化やらなにやらはあるんだけど、まあ無事!ということでm( )m

今回は、金曜日に打って、もうその日はバタンキュ状態で寝ました。

外出は疲れるたちなので、まあこれはいつものことなんですが。
土曜日は肩と首が重い感じでした。

体調的には意外に普通に疲れて寝ている感じだったんだけど、

日曜日から接種箇所が熱を持って腫れて来てアレレ?昨夜何した?入浴後タオルが当たった?などと考えたんだけど思いつかない!

ただ、たぶん、接種箇所だけじゃなくて体全体、チョットは熱が手でいたと思います。
こういう時は体温計出して計ろうという気分にもならなくて、ただひたすら寝てました。

月曜日辺りになると、肩の重みが取れて、腫れも引いてくる状態(色が薄くなって周囲が広がるけど熱っぽさがなくなる)だいぶ楽になり、

火曜日にはスッキリまでいかないけど、↑腫れが引く状態が続いてもう熱はないかな?くらい。

今もまだ痛いですけど、もう大丈夫だと思います。

というわけで、ワクチンは怖いのよ~!!!!

 

11月21日(土゛)

藤十郎が亡くなりました。

新聞記事見て、ええっ!と声を上げて、ダンナに「驚いた!」と怒りの目で見られたのでした(^_^;

まあ、昨今の舞台の様子を見るに、何時亡くなっても、という感じではありましたが、

いざ死なれてみると、嗚呼!名優がまた一人・・・と憮然悄然愕然です。

藤十郎・・・初期の頃は扇雀、は嫌いでした。

早くから、二十代でもう大スターで、関西では武智歌舞伎で「扇鶴時代」と称されたそうです。

映画・ドラマ・舞台は東宝歌舞伎などで見ていたのですが、ちょっと色気過剰でね(^_^;
私が見たのは30代だと思うけど、こってりこってりの色気はちょっと生々しすぎた(^_^;

それが、40代くらいで?かな、

新橋演舞場の猿之助奮闘公演に出演して「藤娘」を踊ったのを母と並んでみたのですか、私は初めて本物の藤娘を見た!と感動し、

母は「あんなに踊るとは思わなかった!鴈治郎が目を光らせているだけのことはある!」と大ショック(^^ゞ

母は梅幸の大ファンでした。当然藤娘は一押し!
ところが、私としては、梅幸の藤娘は何度か見ていたのですがちっともいいと思えない、と言って、母を腐らせていました(^_^;

そりゃあ、塩谷判官と勧進帳の義経(思えば、はんがん=ほうがん、繋がりだ)は良かったですが、

藤娘は振袖の袂の前後にお腹とお尻がこんもり突き出てええっ?!と言う感じでした(^_^;あの人に女形は無理じゃない、とか言って、母を怒らせたりしてさ(^^)

それが扇雀の藤娘は、本当に藤の花房が揺れ動く中に生まれた藤娘そのままで、

色気も品格も最上等の踊りでした。これが本物の藤娘よ~!という私の大絶賛に母も文句がはさめないほど良かったんだよねぇ。
そこから、私は大ファンになりました(*^^*)

それと、ビックリしたのは、この人、映画やドラマに出ていただけあって、新作も強かったんです!これはビックリでした。
国立で出した酒吞童子を主題にした新作狂言の時、

幸四郎・扇雀・竹之丞の顔合わせということで盛り上がったのでしたが、

「扇鶴時代」コンビの富十郎(当時は竹之丞だったわけ。ちなに幸四郎は今の白鷗)が新作まるでダメ男の為体に、偉くがっかりさせられ、

舞台ぶち壊してんじゃねえ!と怒り狂ったものでした。
ところが、扇雀は十分に脚本(ま、あんまり良い脚本じゃなかったんだけどね・・・再演されていませんし)を読み込んで、セリフも澱みなくうまかった。

幸四郎は、すでに歌舞伎に戻れないんじゃないかと心配されていたほどですから、こういうのはお手の物です。

そして、数年前の孝夫さんの松王に千代を演じて、これが逸品!

たぶん、最後の名舞台になるだろう、と思っていたら、案の定、

その後は誰か、何かのセレモニーの口上役、という感じでした。

それも奉書を読み上げたり、チョットもつれたり、身のこなしがアレ?だったり・・・ウーム!もういいんじゃね!と思うこともしばしば。

それでも、藤十郎が出ていると舞台が華やかになっていたのは事実でしたからね。

でも、玉三郎の追悼インタビューに「生涯現役でお幸せな方だったと思う」というコメントがありましたね。その通りだと思います。
孝夫さんも、いろいろなことをよく教えて頂いた、なんてコメント出しているけどさ。


結局、鴈次郎(藤十郎のお父さんの方。超名優でした!・・・但し私が見た時は映画俳優としての鴈次郎)に取り残されて、

衰退していた関西歌舞伎のさらなる衰退に拍車がかかった、と言ってもいいんだよね・・・短きものを端切る、弱り目に祟り目・・・

ま、鴈次郎にも生活があるからね(^_^;それに映画で凄い名演を残しているので文句は言えないなぁ。
「浮草」とか「鍵」とか・・・。あっ、脱線しそう。

それで起死回生を願って仁左衛門(当然孝夫さんの親父の仁左衛門)が私財をつぎ込んで上方歌舞伎の継承のために「若松会」を開き、

そこから孝夫さんが本名のままで歌舞伎座に主演をするまでに成長したんだから、まあ何が幸いするかわかりませんが(^_^;
あっ、まさか、秀太郎まで人間国宝になるとは思わなかった!親父の仁左衛門は天国でホクホクしていることでしょう。

藤十郎が上方歌舞伎の復興に意欲を燃やした、ってのも罪滅ぼしってこともあるのかな、と思っていたのです。

ま、親父の鴈次郎がそれだけ関西歌舞伎の命運を握るような役者だったということもあるんだけどね(^_^;

松竹って、関西歌舞伎にはかなりつれなかった!というのも、みんな言ってたし、

今、思えばあるんですけどね・・・当時は仕方ないじゃないの!日本の首都は東京なんだから、と思ってましたから。

・・・生活のためもあって仕事のある東京にみんな来てしまった。延若も結局東京に来ちゃったし。
それでも歌舞伎ファンとしては、江戸歌舞伎・上方歌舞伎ってのが揃って歌舞伎なんだけどなぁ、とおもったことは何度もありました。

まあ、未だに、舞台は銀座か日比谷でしょぅが!って思い込みはあります。池袋だって旅行だものm( )m
コクーンだって、駅から遠い。涙。

それにしても十分に生きて演じて、でしょうから哀悼というよりは、天寿&天命を全うしてよかったね\(^o^)/


筒美京平もそうでしたねぇ。天寿・天命を全うした人でした。
二人とも次の世にも生まれ変わって歌舞伎やっていそうな人、作曲していそうな人です。そうだよ、グッドラック♪

・・・

そういえば、「北条殿の13人」は、「吾妻鏡」をほんの少しかじったオバサンとしてはキャストに興味津々(^_^;
ドラマは嫌いだから多分見ませんが(^_^;
史実とドラマは違うしね・・・「吾妻鏡」も史実かどうかは疑問だけど(^_^;

北条政子が小池栄子と聞き、小池ファンのオバサンはテンション上がりまくり♪
次に時政誰かと楽しみにしていたらヌァ~ント!弥十郎さんよ\(^o^)/これまたテンション上がりまくりでした(^^ゞ

牧の方がりえちゃんとはビックリ!!!ま、美貌で時政を誑し込むのですから、オッホン♪
三浦義明が山本耕史というのは、ちきしょー!良い役持ってくな~!と思いましたが、菅田将暉の義経にもビックリよ~!
義経は小男~美少年タイプじゃないと弁慶との釣り合いとるの大変だわぁ・・・誰か2メートルくらいのK1選手でも持ってくるのかい?と思っちゃう(^^ゞ

おまけに、菅田の義経苛める頼朝は絶対視聴者から総すかんを食らうんじゃない?誰?と思ったら、
これまたヌァ~ント!大泉洋だって・・・唖然茫然も超えて笑っちゃう。これじゃファンが不安になる頼朝だわぁ(^_^;
三谷幸喜の大泉狂いも大変なものですなぁ(^^ゞ

ちなみに、オバサンはここ2~3年、古典から全く離れて、今話題の高樹ノブ子の「業平」も多分「100分で名著」で終わるでしょう(-"-)
それもまだため込んでいて見ていませんが。

11月28日(土)

汚れちまった悲しみに・・・じゃない所がミソ(^_^;

汚れても破れてもお気に入りの本は捨てないのだけれど、本があまりに溜まっちまって、捨てちまったぁ・・・というのは

どちらさまもアルアルでしょ。したかないよね(^_^;

ついつい、もう読まないよね~、と思って処分、後であるはずだと探して、しばらく探した後で、

アレ捨てちゃったんだ!と、後悔したりってのはもう散々やらかしてきたのですが(^_^;

最近は「100分で名著」で紹介されるたびに、読み返すか、といいろ引っ張り出していました。
でも、意外に読めないですよね・・・一度読んでいるとねんん・・・それだけ根気がなくなっているということですなぁ。

「ペスト」の時は、捨てたことを覚えていたので、くぁ!捨てちゃったよ!と言いながら、

もう一回読んだら後はズェーッタイ!読むことはないと覚悟?していたので残念だとは思いつつ納得していたのですが(^^ゞ

今回の「伊勢物語」は古典版は持っていますけど、肝心の高樹ノブ子の「業平」は当然持ってないのです。
お友達は買ったよ!と言ってましたが、もう、新刊で現代語訳はシンドイかな、と思ってパス。
それなら、東野圭吾か浅田次郎、赤川次郎だなぁ(*^^*)

ま、いちおう中河与一解説の岩波文庫版をざっと再読しました。

本当は、絵巻版が中村真一郎の解説と現代語訳が若干入っているので、そっちに行きたかったのですが、何しろ重い!

絵巻版はテーブルに広げないと読めないのが辛いとこです。

これはもう、汚れちまった悲しみに、というか「気力の失せた悲しみに」だなぁ(-"-)
続きは当然
「今日も疲労の皺が寄る」です。