3月28日(水)

3月23・24日と金沢に家族旅行してきました(^.^)
ねも父がお休み取りにくいこの時期に強行したのは、そろそろ家族旅行という年でもなくなっているし、
78歳になるおばあちゃんが、「ねもが大学受かったらみんなでどこかに行きたいねぇ〜」としきりに言っていたからです。
ま、おばあちゃんとしては、ねもがK大に受かって京都に遊びに行くのがベストのパターンだったのだろうけど、
世の中そんなに甘くないよ、ね(^_^;

というわけで金沢!

―旅行前―

これも、一悶着あって、体力のないねもん家一同としては、遠出して帰宅した翌日は休まないと駄目なので、
一泊二日で遠出する、というのは三日間が必要ということになるわけです。
春休み中のねもやねも姉はいいけれど、一日休むのも大変だ、というパパが二日は会社休まなくちゃならないのです(^_^;
だから、二泊三日で行こうと思うと、三泊四日のつもりで、会社二日休みを取らなくちゃならないので、
ここは箱根あたりで二泊三日で豪遊すればのんびりできるしいいんじゃない?
というのがパパの意見且つ意志だったわけですよ。

(〜んなこと言ったって、去年勝手に自分だけ京都行こうと思ったときは一週間も休みとったじゃない!と私は思う)

でも、それじゃあんまりだと思いません?
我が家にとっては、箱根も熱海も東京より近くて、年中と言うほどじゃないけど行っているし、
たとえ、普段泊れないような一泊ン万円の豪華ホテルにしたって、箱根は箱根だからねぇ〜(^_^;
まぁ、ぎりぎり伊豆の例のとこなら何度行っても、何日いてもいいけれど、おばあちゃんと一緒と言うのはね(^_^;

で、結局おばあちゃんが金沢いいねー、と言った一言で親孝行で金沢に決まったみたいなんだけど(^_^;

一泊二日とは言ったけれど、最初は金曜日発の二泊三日の団体ツァーで行くつもりだったのですよ。
それが、もめにもめて金沢に決まって申し込みに行ったら最小催行人数に足らずに中止になっていたのです!!
なにやら、四国や九州の同種のツァーがいずれも同じ憂き目で中止になっていて、旅行会社でも、この種の旅行形態はもう流行らないので再考中です、とのこと(^_^;

で〜、なんでもパパの肩にかかるとなると、帰ってきて一日は休みたい、
では、あれもこれもと欲張らず一泊二日で金沢市内だけ回ってくるか!ということに(^.^)

―第一日目―

よかったです!
朝7時45分発!という超早起き便で、うちは4時半起きですよ!
この時間はさすがの東海道線も15分おきで、5時46分に乗らないと6時1分になってしまい、そうすると羽田についてからせわしい、と言うことで頑張った(^o^)丿
羽田がきれいになっていたのにはビックリ!
最後に羽田を使ったのは25〜6年前に宝塚のために大阪行って以来ですからね(^_^;

あちこちキョロキョロして、これなら6時1分でもよかったのに・・・などと考えているうちにまぁ機内へ。
乗って「ベルトをお付けください」の時間が長くて「ベルト着用のランプが消えてもベルトをゆったり締めていてください」までがあっという間で小松空港到着。
私が北陸本線に乗りたい!と言っていたので、小松駅に空港バスで12分!
4時半に朝食を食べたのだから、このころ(9時ごろ)はお腹が張り付きそう!
小松駅で20分ほど時間があるから何か食べよう、と言っても、みんな疲れた顔をしていらない、とのこと。
ダンナと二人で駅の食堂で天ぷらうどんを食べることに。

おばあちゃんとねもとねも姉は駅の周辺で写真とったり待合室で休んだり、ですぐ電車の時間!
「北陸本線」ていっても、結局は地元の方達の通勤通学電車でなんのことはない、日本海も見えずバッカみたい(^_^;
こんなことなら、さっさと金沢駅行きの空港バスに乗って金沢に行ってしまえばよかった(^_^;

金沢駅でコインロッカーに荷物を預けてお昼食時間と予約したハイヤーの時間まで近場を一回りすることに。
これが、優れものの「フラットバス」なる市内循環バスを発見!一回百円で市内の名所の近場を回るのが二ルートあり、
市内の遠く一円を循環する一回二百円のレトロバスと併せて、なかなか親切な市内探訪ができるわけです。
レトロバスはとうとう乗る機会がなかったけれど、このフラットバスはマイクロバスを少し幅を広げて長さを詰めた大きさで、
車椅子対応も出来ており、非常に乗りやすいのです。

で、ひとまず、泉鏡花記念館に。
近江市場というけっこう有名な市場の中を通って走るのよ!ビックリした!
鏡花記念館のそばのバス停で下りて、その回りにある、昔の武家屋敷もちらちら覗く。
200石の野村家と言う邸が残っていて外回りだけ見学。現在も住んでいらっしゃるのです(^_^;
後、季節はずれでがらんとした彦三(ヒコソウ)緑地というところ。ここも何がし彦三の邸跡。1200石だっけ?

鏡花記念館は、江戸の下町風なつくりで遠くから目立つわりには表示がないのでわかりづらい!
新派の舞台写真などが展示してあっておばあちゃんも興味深げ。まぁ第一発目の見学場所としてはよかったんじゃないかな。
ここで三〜四十分見ていると、もう12時近くで、1時が予約時間だから、さっさとお昼!
というわけで、さっきみつけておいた和風料理のお店に。
いやいや、ランチということでも安くてビックリ!観光地値段じゃないわ!と喜んだのもつかの間、
こまごまと小鉢がついてはいるけれど絶対量が少ないのよ(;_;)
まぁ、おばあちゃんや小食のねもはいいけれど、私とおねえちゃんはどうしてくれる!?状態でした。
でもお味もまあまあだったし、とにかくぼられたと言う気分がないのはよいよい(^.^)

また、フラットバスを捕まえて駅に戻って、ハイヤーの予約場所へ。
と、これがいないです(^_^;
で、慌てて旅行会社に問い合わせて連絡とってもらったら改札口まで迎えに出てくれているんですって!?
で、やっと落ちあって荷物をトランクに入れてもらって見学地に。

最初は「飴の俵や」という昔からの飴やさん。昔風の建物や店先がレトロで、飴の試食をさせてくれる、というところが味噌らしいけど、
ナニ、それって買えってことでしょ?と私は少々気分を壊す。
だってさけっこう観光タクシー代払っているのに、この上、マージンかなんかとって、買わせる手伝いをするのかな?と思えば・・・ね(-.-)
でもねやはり美味しさにつられて買っちまいました(^_^;
軒先が深くて長めの暖簾が店の間口の分位にかかっています。
そして、その深い軒先を、隣の店に渡っていけば、雨の日でも濡れずに済む、という昔風アーケードですね(^_^;
飴やさんの間口は結構広いけれど、入ってすぐカウンター(とは昔は言わなかったでしょうが)があり、店の奥行きはカウンターから1メートル、昔なら三尺足らず、というところ。
カウンターの上とその右手に商品の飴が少し並べてありますが、ホントにお店?と言う感じです(^_^;

運転手さんは愛想のいいよく喋る人で、それでなくちゃ観光タクシーの運転手は勤まらないだろうけれど(^_^;)
頼んでなくても、飴やのレトロな軒先で写真をとってくれる(^_^;

次は金沢の緊迫工芸。秀吉の金の茶室を再現しているところと、トイレを金でつくっているところ、どっちが言いかといわれれば、普通はね・・・
というわけで、金の茶室と、水屋も金というのはここだけですって。
案内嬢の言うことには、「3000万円でいつでも地方発送承ります。今まで2件のお問い合わせがありまして、そのうち一軒はお作りいたしました」とさ(^_^;
金粉入りのお茶を頂いて、金箔を延ばす実演を見て、さらに、
ここも、お土産ショップでいろいろ進められるけれど、お愛想で金粉入り化粧水を誰かさんに御土産用に買って退散。

菓子文化会館(森八)へ。なんのことはない、さっきの鏡花記念館の真表にあたるところで、さっきも気づいていたんだけど、後で来るからとここは素通りしていたのです(^_^;
ここはいはわる近代的な有名菓子舗という感じです。
でも、お土産はここ、と決めていたので、時間がかかる(^_^;)
ねもがお金払おうとするたびに数が増える!とあきれていました(^_^;)
隣の九谷焼の店も、さっき目をつけておいたんだ(^_^;)
やっぱり急須と小皿を買うことに(^_^;)

あした、これもって移動かぁ〜、と思うとチトげんなり(^_^;

友禅会館に行って友禅の下絵の絵付けを見るはずが、友禅の試着も出来ます、と言うのでお姉ちゃんがハマってしまい、
下絵付けの見学どころではなくなってしまいました。
まぁ、そのあいだ、こっちもおちつかず、VTRを見たり下のみやげ物売り場をうろついたりうろうろ!
できあがったアホネーチャンは成人式とは一味違ったオトナっぽい様子でビックリ!感動!
パパもやに下がっておった(^_^;

あちこち移動の最中にでも、ずっと通っている場所の説明が続く。チトうるさくもあるが有り難い(^_^;
それにしても近江市場は、あんまりどうってことなかったなー(^_^;
カニでも買って宅配便で送ればともかく、それにしても、そう安い!というほどではないし・・・・
それでもカニ三杯一万円ていうのがあった(^_^;
パパに聞いたらいいよ、って。さすがにお鍋にあきてたもんね〜(^_^;

だいぶ時間をロスしたみたいでイライラしながら東の茶屋町へ。
最初は下の茶屋から外回りだけ見て回る。細い路地で繋がる紅灯の巷という表現がぴったりの場所。
色街ではなく花街ということだけれど、このあたりは微妙に色街の匂いがするね。
明治期あたりはきっとそうだったんじゃないかと勝手に想像する。
崩れた女タチの不幸せな匂いがするようだ、と言ったら街の人たちはおこるだろうか。
中の茶屋を通り過ぎて上の茶屋に行く。
視界が開けて、ここは花街の表通りだ。
見学させてくれる昔の御茶屋さんが二件ほどあるという。そのうち何も手を入れていない、と言うほうを見せてもらう。
ちょつと床が危ない気がするけれど、廊下・階段・その手摺、拭き込んだ日本の色です。
シト〜っとした日本家屋とカビやらナニやらを隠すお香の香りがミスマッチだけれど、花街独特の間取りもおもしろい。
これが、江戸ならもっと規模も大きいだろうけれど、
百万石でも金沢は金沢。上の茶屋でも規模的にはそれ程でもない。ただし意匠は凝っている。

上の茶屋町の表通りを歩けば、昔のように復元はしているけれど今現在の家か並んでいる。
地元の人たちが協力しあって、建て直すときもイメージを損なわないように昔風の町並みを守る努力をしているそうだ。
中には、此処に住むことを諦めて、別に家を建て、さらに、此処の家の保存に努力している家もあるとのこと。
そうでなければ、この町並みは残せないだろうな、と頭が下がる。

3時間半、実質4時間の市内観光を終え、旅館に向かう道すがら、運転手さんが「兼六園は行かないんですか?」と聞くから、
明日帰る前に時間があるから、そのためにとってある、と言うと、「それじゃ通り道だから、あした5人並んで写真取れるかわからないからとって上げます」と言って、
兼六園の石川門の傍に車をつけて、「この時間ならすいていて撮り易い。昼間は混んでてなかなか取れないよ」とか言いながらとってくれた。
いやとってもらってよかった!ホントに昼間は大変だったもの(^.^)

いよいよ、旅館に到着。これがまた感激的ないい旅館だったんだ(^.^)

旅館にて

犀川のほとりのちょつと古めかしい旅館で由緒はありげなんだけど、どうかな?と思っていたら、良かったです!!

まずね。部屋のどこかしこが清潔なのです(^.^)
旅館に比べてホテルが好きなのは、ホテルのほうが圧倒的に清潔なんだわ!
勿論部屋の作りとか、掃除しやすい、機能的、と言うこともあるだろうけれど、
和風旅館というのは、どうも掃除が行き届かないところが多い。
部屋の隅に京壁の粉が落ちていたり、障子の桟が薄汚れていたり、トイレもそこはかとなく臭かったり洗面所の床がじとつとしていたり、
部屋付きの風呂があまりきれいでなかったり、大体シーツは替えてくれるけど掛け布団カバーは持ち回りでしょ。アレが許せない。
(私は、浴衣は着ないで、寝るときに布団カバーの下にキャパーシーツのようにかけてきるのですよ(^_^;)
たまさか、そういうことを全部クリアしていて感激していたら
夜中にゴキブリが二度にわたって三匹も這い出てきたり、
もう、そうなると、そこで出されるものがみんなゴキブリに味見されているんじゃないかと思うものね(^_^;

それがどこもかしこも清潔で、ふうん、と思っていたら、ロッカーをあけたら、大浴場に行くための(下着入れの)厚手のビニールの手提げ袋が置いてある!
こっちも慣れているから、自分の家からそういうための袋は用意してきたけれど、こんなところに気を使っているホテル&旅館はなかったぞ!!
東急今井浜は大浴場にもバスタオルと手ぬぐいが置いてあって使い放題になっていて、
凄く便利で大浴場嫌いの私(要するにバスタオル抱えて部屋を出入りしたり、濡れたタオルを持ち帰ったりが面倒だから)でも、
二泊三日のうち三回くらい入ったという新記録を作ったけれど、これはそれに匹敵する快挙だ!

しかも、障子の桟が朱漆でほこりが目立つのにきれいなんだわ!ほー!

食事も言うことなし!味も勿論!
海鮮しゃぶしゃぶと焼き蟹・名物治部煮・押し寿司と言うことだったけれど、押し寿司はホンとの箸休めでちょっとがっかりだつたけれど、
海鮮しゃぶしゃぶの新鮮なこと!また量の膨大なこと!
はじめ、一皿来たから、あっ、さすがにちょっと少なめだな、と思っていたら、それがもう一皿来るのよ!
ええっ!?これ何人分?というほどで、ビックリしていたら、その後、茹で蟹、刺身の盛り合わせ、天ぷら、焼き蟹・・・
大食漢の私でも助けて!というくらいで、小食のねもやねも姉、おばあちゃんは悲鳴で御手上げ状態(^_^;
それでも、食べ物を残すことの出来ない貧乏性のねもん家は難行苦行で食べ続ける(^_^;

やっと終ったら食べ初めて2時間半です(^^ゞいやぁ大変だった!!!!

で、コーヒーのルームサービスを頼んで、お布団しいてもらっていい気分に転がり込む。
ここで瞑目!なんと布団カバーも取り替えてある!へぇ〜(^^ゞ
掛け布団の衿だけ取り替えた処はあったけど、掛け布団カバーすっぽり変えてくれた旅館は初めて!

で、これ全部超越してびっくりしたのは、部屋係の仲居さんのしゃきしゃきりした応対の素晴らしいこと!
和服は勿論なんだけど、ウールかなんかだとは思うけど、街着風にキリリと着こなして、お茶の世話から食事の運び、給仕、かたづけからルームサービス、
布団を敷くまで、全部一人でこなしているのです。
しかも、五人分のふとん一人でしいて、多少は汗もかいたらしいけれど、はぁはあとも言わず、着付けも全く乱れていない!
これにはびっくり!!!
おばあちゃんもねも姉も「鮮やかだねぇ〜」と感嘆!

おまけに翌朝も別の和服できちんとお太鼓結んで麻の布団の片づけから朝食の世話まで素晴らしい手際のよさ!
再び大感激!
さすがに百万石のご城下は女の人も百万石の価値がある!と思ったね(^^ゞ
今のホテルや旅館のシステムでは、夜の担当と朝の担当はシフト制で変わるのがあたりまえ、ところてん式に押し出されて、こちらも帰るだけ、という具合だけれど、
こうやって到着から、最後のタクシー呼んでもらって帰るまで見送られると、あの人に特別の感情も湧いてくるものです。
金沢もいいけど、もう一度この旅館に泊りたい!
お姐さん、元気でいてね(^.^)

―第二日目―

大荷物抱えてうろつくわけにも行かず、一路駅へ。コインロッカーに荷物預けて再びタクシーで兼六園まで。
この運転手さんは随分渋めのいい声なのでさては、加賀宝生の謡でも・・・と思って聞いてみたら、詩吟をやっていて謡はだめなんですって。
途中それなりに説明してはくれるけれど、その渋めの声が低くて後ろの座席までは聞こえない(^^ゞ

兼六園は案の定混んでいて、昨日写真とっておいてよかったな、と言うところでした。
団体さんもアベックも親子連れも、色々なグループがいっぱい!
あちこち散策しながら、写真もとって・・・お庭のスケールもさることながらやはり見立てがいいですねぇ(^.^)
桜には早すぎるけれど、名残の梅がちらほらでそれなり風情がある。

三月中ということもあって重要文化財の成巽閣(せいそんかく)という建物の中で、加賀百万石の雛道具の一部を展示しているそうで、
是非是非見せて!と頑張る(^^ゞ
成巽閣自体は13代藩主が母の真龍院のために建てた隠居所で、といっても2000坪の敷地に建坪300坪ですからね(^_^;
さすがに加賀宰相のお母上!
これが珍しいことに、二階建てで一階は謁見の間とか武家書院造りなのに、二階は天井・壁・床の間の意匠を凝らした武家風数寄屋造りなのです。
だもんで、幕末の武家作りの遺構として代表的で類を見ないものだそうです。
一階の部屋にも「普段のお居間」なんてところは、床の間の壁にガラスをはめ込んでみたり、けっこうおもしろいものもありました。

その広い部屋の一部に代々の雛人形が、各部屋を巡る回廊に、意匠を凝らし精緻を極めた夥しい数の雛道具が展示されていて、何時間見ていても飽きないほど!
いやぁ、その精巧さ、緻密さ、技巧の極地・・・何といったらいいかわからないほど、
当時の名だたる職人達が加賀宰相に嫁ぐ姫君タチのために、自分の名誉をかけて、腕をふるったのだなぁ、と感嘆。

気合を入れて見たせいか、かなり疲れて外の茶店で一休み!
時雨亭というのが復元されていると言うので、そこに行きたいと、うろうろしたら、なんと結局茶店なの。
お茶は飲んできたばかりなのでパス!
そろそろ時間も迫ってきたので駅へ、とタクシーを拾う。
そしたら、この運転手さんがいい人で、もう帰る時間だ、と言ったら、あっちは見たか、こっちは観たか、と言われて答えていて、
長町の武家屋敷は見ていないといつたら、一回りして行ってあげる、と言って、そこへ。
少し徐行運転で、説明してくれて、後は駅へ一目散。
遅めの昼食をとつて、一休みして空港バスで小松空港へ。

後は飛行機と京急・東海道線を乗り継いで一気に我が家へ、4時50文のフライトで5時40分羽田着、我が家に7時40分着。(ま、途中お弁当を買ったけど)

いやいや、良い家族旅行でした(^.^)
おばあちゃんから既に留守録が入っていて、ははぁ〜ん、お風呂はいるから、さっさと留守録したんだな、と納得。
それぞれの好みのお弁当を食べて、入浴し、私は洗濯機二回回して、バタンキュ〜でした(^.^)
いやいや、良い家族旅行でした(^.^)
旦那様に感謝m(__)m




3月21日(木)

All is over!全ては終った・・・ねぇ(-.-)

今日は後期発表!殆ど昨夜寝られない状態で、気合入れて見に行く!
初めてアホボーズにくっついて学校へ。
ふたりとも、大学生になったら♪なんてノー天気に喋っているけれど、なんとなく緊張してるよ(^_^;

で正午少し前に到着。
電車の中からわれわれと同じような親子連れも何組か・・・やだなねあいつらが受かってうちが・・・
あ〜、そんな事考えるのはよそう!と思いつつ考えちゃうのよね、これが!

正午少し前掲示板が出された!
あっけないもんだね・・・番号が早いし、後期は絶対数が少ないし、22名だもんね、あっという間の出来事で、
「駄目でした」という息子の淡々とした声でふっと緊張の糸が切れて涙が出そうになる。
うちにいたら泣いてたろうな・・・
あんなに、入れたくないと思っていたのに、今後期も駄目だったとなったら、この受験そのものを否定されたようでショックだ!

そりゃ確かにWには受かっているけどさ、今のWでどうする?という思いは強い。
はっきり言ってWしか受からなかったことが悔しいよ。
こいつはどう思っているんだろ?
Wが相応の実力だから、それで仕方ないじゃない・・・とでも言うのかな?

T大は最初から嫌がっていた。でもK大には行きたかったんだろ?
なんでK大に突っ走らなかったんだ?
下宿じゃ大変だ!と親の懐を気遣ったのか?
何度聞いても、そうじゃありません。一人暮らしということに自信が持てなくなったんだ、と言う。
だから当然TH大の目も消えたんだ、と言う。
いつか独立するために、一人で暮らしていくノウハウを仕込んできたつもりだったんだけど、それが裏目に出たんだろうか?

確かにオープンキャンパスの授業はよかったみたいだ。
お気に入りの相模線の旅ができることも魅力の一つだろう。
でも、そんなことで大学決めるのかな??
やっぱり、ここなら安全確実、そんなに努力しなくてもいけるんじゃないか、という気がどこかにあったのではないか?
高いところを目指すからこそ人間は努力もするし自分で自分にプレッシャーもかけて頑張るもので、
いつでもA判定じゃ、どうしたつて気が緩むのじゃないだろうか・・・・

とにかく、あのセンターの取り組み方は最低だった!
誰が前年度より英数国で79点も下がるか!
Mさんなんて、「下がったの?去年より?」って確かめていたぞ!あったり前だよ!誰が下がるか??
たとえ一点でも去年より今年は上げるのが受験生だよ!
センター失敗したと泣いたI君が738だぜ!お前はどうなんだ??
受験を甘く見た、A判定続きにに甘えた、溺れた、と言われても仕方ないだろう(;_;)


あ〜、でも、今日で終わりだ、Wの後金振り込んで、明日からWの学生だ。
何かおいしい物食べて帰ろう。
パパに電話する。そう、それは残念でしたね。といつもどおりの淡々とした声で応答があった。

でも、この街で食べるのはケッタクソ悪い!茅ケ崎へ帰ろう!ルミネでいいよね。

今夜から金沢旅行の話でいっぱいだよ(^_^;

帰りの電車で桜が咲いているのが見えた。
あ、桜!と私が言うと「こんなときに、桜咲いた」とニヤニヤしている。あんたは強いぜ!



3月2日(金)

鑑真和上展へ。
 
現在唐招提寺金堂の解体修理中!ということで、奈良の本拠地でもなかなか見られない鑑真和上像が拝見できることに。

なんだかかなり混雑していて、おまけに今回は御友達と一緒だったので一回りしかできなかったので、
結局印象に残っているのは、鑑真和上像だけなのだけど、厳しいながらも優しくていいお顔でした。
思いのほか保存状態がよくて、お顔もきれいだし、小柄なおじい様、という感じの等身大のお像でした。

オープニングコーナーの四天王像は結構迫力ありましたが、あの手のモノは東大寺には勝てないのでは、と思ったり・・・
梵天さま、帝釈天さまの立像はちょつと肉感的というかブヨブヨおじさん風で、8世紀の仏様ってこんな感じだったっけ?
ちょつと青洲ビーナスのイメージが強くて、ね(^_^;

唐招提寺がどんなにゆがんでいるか、どう直すか、というのが図面で展示されていて、考えてた以上にずれが逢って怖いです(^_^;
よく今まで、阪神大震災みたいなときにも耐えていた!と感動(^_^;
10年がかりの解体修理だそうだけれど、本当に気が遠くなるような作業です。
会場内に国立博物館から借り出した唐招提寺の模型が展示されていて、これが究極のペーパークラフトというか、究極のジオラマという凄いの!
これならダンナも見たいでしょう!と思いました(^_^;)

午後は平山郁夫の薬師寺壁画下絵「大唐西域壁画展」!
いやいや、これもよかったです(^^ゞ
おバカなようだけれど、薬師寺の玄奘三蔵院の模型に壁画のミニチュアを貼り付けたのは逸品です(^.^)
これ、普段薬師寺のご開帳がないときに見せたら喜ばれますよ、絶対!

それにしても、下絵と言っても「最終段階」のもので、凄く緻密で丁寧だし、同寸法で、ある程度の彩色もしてあって、迫力はかなりのものです。
しかし、その下絵の下絵が凄くてね、いや下絵の下絵のもひとつ下絵くらいかな?
スケッチプックに描き起こしたものを、ページをばらして、さらに寄せ集めて、大壁画の寸法にしてあるのですが、
これが、ホントにスケッチなんだけれど、そうやって寄せ集めて大壁画の寸法に合わせると、これがまた大迫力なんだわ!!

その他、前回のシルクロード展で出ていたバーミアンやカザフ・トルキスタンの仏像や住人達の下絵なども出ていて、
あ〜!これこれ、本画を見てるぞ!と威張りたくなったり(^_^;
その仏様たちのお顔も鉛筆描きとは思えないほど線が強く柔らかく、さっさっと描いているのに、細かいところまで目が届いていてなんともいえず素晴らしい!
お友達が、あのスケッチブック一冊でいいんだけど〜、とおっしゃる!!
一財産よ〜!と脇腹をつっつく(^_^;

今、20000円足らずで京都一泊でこの壁画見られるツァーがあるんだけどなぁ・・・(;_;)
三億円当たったら、お手伝いさんやとって、いつでも家あけられるようにして出歩きたい!!

まぁ、今日は博物館の表慶館も見られたしね。あそこはいつもは開館していないから、ま、めっけものだと思わなくちゃ(^.^)
表慶館は、結局工業倶楽部や銀行倶楽部と同じような明治・大正の西洋感覚建築様式で重厚・華麗(^.^
天井ドームの飾りガラスはいかにも繊細で華麗です。
バチカンのドームを思い出させます。
工業倶楽部が1917だから1909年の表慶館は8年アンちゃんというところですか。
いずれにしても、私は有り難いところに働かせて頂いたのだと実感!
こんな建物、今入場するにはお金かかるんですからね(^.^)

帰りはちょつと丸善と八重洲ブックセンターで探し物をして大丸のアゼリアでお茶して4時半過ぎているのに飛び上がって帰宅の途に。
お友達が、ベイビーにおベント買っていかなくちゃ、というので付き合っていたら、な、な、なんと2300円のお弁当です(^_^;
ブッタマゲーション(^_^;)

私は地元でコロッケ300円也!
今夜はかつおのたたきと、そのコロッケ、おつけものと味噌汁です、嗚呼(^_^;



3月1日(木)

本日はついにアホボーズの卒業式とはなりました。
本物の卒業式は2月15日に終っているので、今日はそれに出られなかった15人プラスαの生徒たちでどれくらいいるのかな?と思っていたら、
ナントナント総勢22名ですよ!
一学年180名で22名も欠席なんてナンセンス!
なんであんな日にちを設定したものやら(^_^;
おかあさまタチのメールやお電話でホンチャンの欠席者が多いと言うことは聞いていたけれど、これじゃ〜ね(^^ゞ
でも、おかげさまで、それなりに様になって式も謝恩会代わりの茶話会もそこそこよかったです。

殊に、アホボーズは私大文系クラスそのものだから一番人数も多くて10人くらいいて、仲のよい人たちもそのメンバーにいたので、
それなりに別れを惜しむ・・・って言うのかな?ああいうの?

朝から雨模様で、私はお初のパンツスーツをこんな日に下ろすのは可哀想だったけれど、
この日のためにわざわざ製作したので、ま、いいか(^^ゞ

帰りは、ふたりで、シェーキーズでピザの食べ放題をして帰宅!
それなりに疲れたけど、帰宅時間が早かったので、お風呂に入って即昼寝!
しかし、なんともいえない開放感があって、よかったです(^^ゞ
やっぱり我が家には○○学園というのは重かったのかしら・・・?