8月31日(火)
やっと夏休みです!
パパが、今年は事務所のお引越しでここまで夏休みをとれなかったので、
ただでさえ異常気象の暑い夏がもっともっと暑く感じられました。仕方ないですよね。
でも、明日から、久しぶりの家族旅行でウキウキ !
帰ってきたら「四季のDANCE&SONG」うれしいでぇ〜す!

このところ、アホネーチャンの専属お針子と「源氏店」の見直しで、
肝心のネットをする時間がなくなっていました。
帰ってきたら、もう一着縫わなくては・・・今度はシェラトンのパーティに着るドレスなので大変!
「源氏」の方は見直して、付け足すのはよいけれど、
どうしても「誰それはああ言った、彼それはこう言った・・・」ということになり、
一応、それに対して「私はこう思う」ということも入れたのだけれど、
どうしても、自説だけをバーンと打ち出すよりはインパクトが弱くなる。
本当はこういう書き方はしたくないのだけれど、たとえ何人かでも読んで下さる人がいるなら、
責任の所在を明らかにしておかなくてはいけないんじゃないか、とも思い付け加えたりしたのです。

大体、私は「自分がわかっていることは、当然、人もわかっているものだ」
という変な思い込みをするところがあり、そこらあたりも心配ではあったのですが。

まぁ、とにかく「老いの手遊び」としては格好のテーマを見つけられてよかったのだと思っています。


8月12日(木)
今日は歌舞伎に行って来ました。
八十助の弁慶、勘九郎の富樫、福助の義経で勧進帳というわけで、切符とるのも大変だツタみたい。
(これは、おふくろ様が一日半電話にしがみついて下さったお陰です)
といえども、八十助は、ちょっと「二ンじゃない」、
ま、それで、あそこまでやれば文句はないといえばないけれど、木戸銭払う身にとっては、
勉強会じゃ無いんだからね、ってこともいいたいわけさね。

勘九郎はよかったわよ!マンマだもの。「家の芸」で悪けりゃ大変よ。
「家の芸」でも悪かったのは福助、期待してたのに、イマイチというより全の然ダメ!
おふくろが「座りかたがなってない」というておったが、それ以前に精神的に義経になってない気がする。
芝かんがついていてどうしちゃったんだろう?

その福助も、後の芝居のおきゃんな町娘の方はよかった!
こういうのやると、あの人の現代っ子の面が前面に押し出されて生き生きしている。
たしかに 、主役を張る華やかさもあるけれど、要するに安っぽい感じが抜けないのだな。
橋の助は不器用でニンにはまるかどうかで出来不出来が激しいのだけれど、安っぽくはないですよ。
うまくいかないものですねぇ。
大体、大方「裏の評判が悪い−性格が悪いとか我侭とか」福助の方が主役向き、
あいつはいいやつです、といわれる橋の助が脇役向きというのは分かりますよね。
人生ってそういうもんだもの。

勘九郎は二役で、口先だけの強がりやの弱虫の岡引きは良かったです。
お人好しのおっちょこちょいで子分にも逃げられる、そのくせ福助扮する子町娘には惚れられる。
「憎めない奴」のほうはよかったけれど、本来かっこいい筈の「三河町の半七」が嫌みな仕上がりで、
おふくろが「十年早い」といっておったけれど、あっしゃぁ「二十年早いかな?」と思うたです。

新派の英太郎が福助の母親役で出ていて、良い味をだしている。
江戸というよりは明治の雰囲気が強いと思うのは僻目か。
それにしても、立っても、すわっても良い姿で、新派での扱いはご時勢で仕方ないとはいえ可哀相だ!
評論家の先生、なんとかしたって!
この人の「女形芸」はもう、立派に人間国宝だよ。

脇役といえば、勧進帳でも芝居でも、吉弥が良い味をだしている。
勧進帳の「常陸坊海尊」はただ白髪の鬘をかぶって座っていれば良いと言う役じゃないのだ。
「最後まで、この人がついていれば、義経の最後も変わっていた!」というほどなのだから。
それなりの存在感と、弁慶の芝居を邪魔しないだけの配慮がいるのです。
芝居のほうは、もう、独壇場、田舎の茶屋の親爺にしては垢抜けすぎているような気もするが、
ああいう世話物の味を出せる人はいないよ。この人の「釣り船さぶ」よかったものね。
こっちも「人間国宝」ですよ!

永山社長様、先刻ご承知でしょうが、どうぞ、こういう脇役の人を大事に大事にして下さい。
主役だけでは芝居はできません。
ってなこたぁ、先刻ご承知ですよね。
学生時代から、好きが昂じてそこまで上り詰めた方ですものね。
とよけいな事まで書きたいくらい、脇がよかった8月公演でした。



8月10日(水)
今日は待望のミニミニオフ会の日でありました。
が、それだけでなく、昨夜、お世話になったS氏が亡くなったという報が入り、主人はお通夜に。
本来なら、私も行きたいところなのですが、事務局の方もたくさんいらっしゃるだろうし、
既に奥様も亡くなっていらっしゃるので失礼することに。
心より、ご冥福をお祈り致します。

○○さんに連絡して、オフ会パスにしようか心か揺れたせいか、お天気も揺ら揺ら。
ギリギリまでメールの連絡することにして10じ出発!
出かけてみれば、お天気はけっこうよくて、オ〜ラッキー!だつたのに
アンラッキーというか、コンチクショーだったのは「お盆中はランチメニューは中止」ってこと!
「えぇーっ、うっそぉー!」たってもう遅い!
ここは、「ビール小屋の雰囲気と、地ビールと、サービスランチの充実度」、
三点が揃ったとこがウリなのに、わかっとらんねぇ!
一挙に食欲も削がれる気がするのです。
それなら、他に案内したいところがあったのよ!○○さんにも悪かったし・・・
それでも、○○さんはいいからいいから、という雰囲気でご勘弁!

食事の後のコーヒーは、「汚いけれど落ち着ける喫茶店があります」とかいって誘拐して来てしまいました。
でも、我家のアホボーズのコーヒーはけっこういけるねと思うので、まぁ、満更嘘ではありません。

夜は、例の「声楽の発表会」があるので、○○さんには、5時頃申上げて、
申し訳なくも、追い出しモードになってしまいました。ゴメンなさい。
でも、これにこりずにまたきてくださいね。というのは厚かましいですか?

アホの姉弟を先に出して、ついた時は、ちょうど一部の中頃でいいタイミング!
え?何が?と言われると困るのですが、
一部の前半はアホネーチャンが「声楽嫌い」というのも無辺なるかな、というレベルのところで、
私は、ま、よいところに到着したわけです。
今回の目玉は、この一部の最後にお出になる「古希を迎えられたご夫妻」nです。
奥様の方は50歳くらいから、ご主人のほうはワリト最近始められたとか。
よかったよぉー!ほんと、カンドーモンです!いやぁ感動そのものです。
ご主人の方は凄い立派な体格で、体自体が楽器となる声楽としては、もう、それだけで超有利ですが、
声帯も、声楽ではなくとも、なんらかの鍛えかたをしていたらしく朗々としたお声が出ていて、
素晴らしいものでした。
奥様は、もう本格派、立派に声楽として通る歌唱力があって、難しいといわれる「日本歌曲」が素敵!

これには、さすがのアホネーチャンも感激していたので、すかさず
「今夜はパパもお通夜で外食して下さいとお願いしちゃったし、ママは最後まで聞いて、
弟とガストで食べていく、あんたどうする?」と脅迫!
こうなっては仕方ない。アホネーチャンも最後までおとなしく聞いておりました。

勿論二部の方も、たって、こっちは超本格派が揃って、音大出身者とかで、オペラコンサートの趣です。
もたれるところもなく、素晴らしい歌唱演奏が続いてジ・エンドでございました。

8月9日(月)
昨日はアホネーチャンのピアノ発表会ではありました。

タイヘンダッタンダッタンデスヨォ〜!
何が???
いろいろと・・・
まず、専属テーラーとしての私のお仕事!
ドレスはいいんだけど、アンダードレス付きで、横チャック(脇ファスナー)の大変さ!
ドレスのほうも、横のシルエットは奇麗に出たのだけれど、
肝心のバストラインがねぇ・・・なんたってPechaPieですからして・・・
でもって、一応完成してから、パパが、「もうちょっとそこは・・・そんななの???」って
遠慮がちなクレームがついて、あっち引っ張り、こつち引っ張り、完成後の手直し、って大変なんすよぉ。
ま、なんとかなって、寝たのは8日当日の午前4時!

ま、苦労の甲斐あってドレスも評判よく、肝心のピアノも OH!と言うくらいで、
聴きにきてくださったお友達にも良いお顔ができました。めでたし、めでたし。

大体、その聴きにきてくださったお友達というのが、今年某音大にいらした方で、
高一頃は、アホネーチャンとハンガリアラプソディを連弾したり、
気もよくあうけれど、けっこう実力伯仲という感じだったので、ライバル心も当然あって、
お互い切磋琢磨していたのですが、アホネーチャンは福祉の道を選び、
彼女は音楽の道に進まれて、
練習量も内容も、必然的に実力も、格段に違ってくるのは当然のことなのです。
それにしても、あんまり、惨めな演奏はさせたくない、と思うのは親馬鹿!
とはいえ、多少のリップサービスはあるにしろ、
その彼女から「一番よかつた!」と言って頂けて、もう、ウルウル・・・
おばあちゃんも大満足でさっさと帰り、後は、おばあちゃんからの花束代でお食事!

4人で外食というのも、5月以来で盛り上がる!
つばめグリルのハウスワインもおいしくて、ほろ酔いのよかよか気分
さて、明後日の声楽の発表会どうしよう!?ということに。
アホネーチャンは声楽が大嫌いで、音大受験薦められたのをね断固拒否したのも、
決して「学費は家一軒分」というので、「我家の経済状態わつらつら鑑みるに」というわけではないらしい!
ホントに声楽は嫌みたい。
だからして、行きたくないよ、という。
弟はそんな事言ったって、先生や他の人に悪いじゃない、と言う。
こいつは変なとこで義理堅いのだ!
中をとりまして、一部の方だけ伺うことに・・・
だから、当日は「買って来たコロッケになるかも・・・」とパパに因果を含める(?)、スミマセン。



8月1日(日)
アホネーチャンの同級生(?)のピアノ発表会!
このクソ暑いさなか、二俣川くんだりまで行ってきました。
それが、行った甲斐あったわよ!チケット代払ってもよかったほど。
彼氏は案に相違して、すっごくまとも!びっくらこくほど真面で几帳面な演奏でした。
大体が、この先生は、教え方が、几帳面なんじゃないでしょうか?
いまどきのピアノの発表会には珍しく、演奏者の半分以上が男性なのよ!

そのわりには、みんな、それほどスケールがでかいというのはなくて、
キチンとしたという印象ですが、中に2人凄いのがいて、2人とも高二なのですが、
かたや茶髪、ピアス、腰パンの3点セットで「軍隊ポロネーズ」
片や、ま、かっこはまともで「ソナタ熱情第3楽章」
両方ともに、素晴らしい演奏だったのですが
なんたってかんたってこのソナタが凄かったのなんの!
まるで何かにとりつかれたみたいでド迫力の超テクニック!
ナンタッテ自分の左手に右手があおられっぱなし、そういう意味ではけっこうヤバイ所もあったのですが
まぁ、無事大拍手で演奏を終えて、まぁこっちも呆気に取られましたね。
それと、チヨッピリ悔しい思いも・・・
ナンデアホボーズのピアノやめさせちゃったんだろなってこと。
あの時は、おねえちゃんの事情とうちの事情もあって、彼がやめるというのに、
そう強くは反対しなかったのだけど、でも、こんなのきいちゃうとガーンだよね。
彼はなかなか先生にも期待されていて、(お姉ちゃんほどではないにしても)
先生も中三くらいで、お姉ちゃんと一緒にやめるとは思わなかったのでしょうね。
お姉ちゃんは、無事大学合格を果たして今度の発表会から復帰するけれど、
アホボーズはどうするのだろ?
大学入ったら、ちゃんと再開してくれるだろうか・・・



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