4月12日(木)
醍醐寺展&イタリア展へ。
醍醐寺展
上野駅で、友人と待ち合わせてまず国立博物館の醍醐寺展へ。
醍醐寺は、秀吉の醍醐の花見で有名だけど、それ以外にはめぼしい国宝もなさそうで、地味な感じがしていたけれど、
なんのなんの、やはりねそこはそれ、京都の寺は奥深い!
国宝は鎌倉時代の「文殊渡海図」とか、「五大尊像」などの板絵が多くて、やはり地味な気はしたけれど、
時代が新しいことも会って、みんな保存状態がいいし、それなりに迫力があるわね(^.^)
しかし、何と言っても、白眉は金剛力士像を左右に配して、正面に薬師三尊像を配したというディスプレイ!
空間芸術!といつてもいいのではないかしら。
平等院展でも、あの光と影を使って雲中菩薩を飛ばせた趣向が凄かったけれど、今度も壮大な伽藍の前に立っている気分にさせられて素晴らしく感動!
そういえば、平等院展のディスブレイは、展示できない時に来た拝観人たちのために、現地でも、採用したそうです(^_^;
そうそう、伝空海という経典が何巻かあり、真筆も一巻だけどあつて、風信帖とはいかないけれど、けっこういい字だな、と思ったら空海でええっ!?っという感じでした。
他にも伝小野道風とか伝藤原行成なんてのがあつてオヨヨ!!!
醍醐の花見の折に詠まれた短冊も展示してあり、秀吉・淀殿・秀頼の短冊が絵葉書になって売られているのもご愛嬌!
博物館内の精養軒で昼食。こないだオークラのほうで食べたから、と安易に入って大失敗!
選択もわるかったんだろうけれど、もう二度と行かないよ(^_^;
イタリアルネサンスー宮廷と都市の文化展
西洋美術館といえば「松方コレクション」からはじまつた我が国西洋美術のメッカですが・・・私ここ来た事あったでしょうか?
「日本におけるイタリア2001年」のオープニングを飾る―と銘打って、イタリア政府の全面的協力の下、
フィレンツェ・ビストイア・プラート美術監督局が企画し、
イタリア全土60を越える美術館から優れた作品を集めたそうです。
ここは、もう緻密とダイナミックが入り混じって凄い迫力!
何と言っても、ボッティチェリの受胎告知から始まって世界遺産規模の絵画とか古美術品の数々で、気合入れて見てるとホント疲れる!
「フォンテヌオーヴァの聖母の冠」なんて宝石をふんだんに使った細かい細工物もあれば、
ゴブラン織りのタペストリーで、たつた三枚で美術館の壁面が隠れてしまうほどの超大作もある!
石のモザイクの精巧さと色彩の美しさには言葉がない!
あれもこれもめくるめく一時間だったけど、やはり、個人的好みで石のモザイクに心惹かれましたね(^.^)
チケットにもなっている「ヴェールの女」はきれいだったけど、ま、それだけという感じでしょうか(^_^;
帰りに、お茶を、と言っても八重洲に出ると何にもないのよね(^_^;
これなら、大丸のサバティーニに行けばよかったかな〜、とは思うけど、結構遠いしね、こんなに何にもないとは思わなかったもの。
いや、ちょっとした喫茶店という意味で・・・喫茶店ならいっぱいあるんだけど、ケーキの美味しそうな、とか雰囲気のよさそうな、
とかおばさん達はうるさいもんで(^_^;
もう、どこにも入れなさそうなら、ケーキ買って、お茶買って電車の中で飲もう、と悲壮なこと言っていたんだけど、
結局千疋屋でねばって、やっとお茶にありつきました(^_^;
後、帰ってからの仕度があるので、三時半には電車に乗りたい!ということでお友達にも協力してもらって、
3時40分には車窓の人となり、おかげさまで、5時過ぎ帰宅!
入浴して、ちょっと休むこともできてまぁまあよかったです(^.^)
