8月1日(火)
プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展
――東京国立博物館――
若冲展に行って来ました(^^)
メズラシヤ!ダンナと二人(^^ゞ
今年は、ダンナが夏休みを纏めて取るのが難しいので二回に分けて、2日と3日に分けてとるそうで、
最初の2日を土日に連動してとりました。
家の中の頼みたい片づけ物をしてもらって、整体に行って、最後の休日を私に付き合って若冲展!!
国博のメルマガに
「アメリカ・カリフォルニアのプライスコレクションは、魅力に満ちた江戸絵画のコレクションとして世界的に知られています。」
と、書かれてました。
が〜・・・、私がジョー・プライスさんと言う人を知ったのは、
ヌァ〜ント10〜12〜3年前の東京12チャンネルの
「富豪と結婚した日本人女性」なんちゅう番組です(^_^;
↑題名は定かではないのですが、まあ、そういう趣旨の番組で、主人公は、プライスさんの奥さんの「えつこさん」♪
だけでなく、香港の豪商マダムや、タイの皇族・フランスの伯爵などに嫁いだ日本人女性の栄光までの苦節を取りあげてました(^^)
その中にプライス夫妻があって、えつこさんのことを中心に豪邸を取り上げ、日本画のコレクションを見たのです。
いや、「えつこさん」て名前は、今回の図録で知ったんですけどね(^_^;
東京12チャンネル特番のお約束で、何度も手を換え品を換え、いろんな切り口で映像を使いますから
東京12チャンネルフリークのねもん家としては、何度も拝見することになります(^^ゞ
いつの間にか、主人公は「えつこさん」からプライス氏のコレクションになり、
中でも若冲の名前が大きくクローズアップされてきました。
「美の巨人たち」などが始まってからは、特にそういう感じでしたね(^^ゞ
今回は、その若冲を中心に
円山応挙・曾我蕭白・長沢芦雪 ・森狙仙・酒井抱一など綺羅星の如く・・・ってこんなこと言うのかな♪
プライス氏のコレクションおよび財団の名前として用いられている「心遠館(しんえんかん)」は、
若冲の堂号「心遠館」に由来しているのだそうです。
予想以上の点数
(プライスコレクションの約600点の作品の中から、プライス氏と東京国立博物館が共同で選んだ101点が展示されているそうです)
おまけに、応挙・蕭白・池大雅・暁斎・芦雪・森狙仙なども見られて大満足でした(^^)
いろいろ書きたいのですが、今一寸回っているので、また落ち着いたら書き足して行きます♪
そうそう、尚蔵館(こっちも若冲だそうです)までは回れないと思ったので、法隆寺館と本館を駆け足で見てきました。
でも、ドジな私は、企画展示室に別になっている若冲を見損ないました(;_;)涙
プライスコレクションの中から8点の作品を、ピックアップして、
鑑賞ツールやわかりやすい解説を用いて 日本絵画の鑑賞を楽しむ《親と子のギャラリー 「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」− あなたならどう見る? ジャパニーズ・アート−》 |
と言うことで企画展示室に別に展示していたそうで(^_^;
また、行けるかしら・・・と思いつつ、ちょっと無理そうです(^^ゞ
あ、ちょっとパッと感じたことだけ書いておこう!!
鈴木其一(すずききいつ)と言う人の名前は初めて聞いたし、絵も初めて見たのです。
酒井抱一の弟子だそうですが、なかなか清明な画風です。
展示数も多く、コレクションとしてもナカナカのものがあるようです。
↑上のBIGNAMEに比較するとイマイチ弱い気もしますが、BIGNAMEたち自身がイマイチのものもあるので、まあいいか♪
それと、今回の目玉展示として、
「ガラスケースを用いず、光の効果に工夫を凝らした展示室を1室設けました。」
「『江戸時代にガラスケースはなかった』というプライス氏の鑑賞態度によるものです。
だそうです。
照明が何段階にも切り替えられて、その都度絵の印象が変わります。
朝の風景!と思ったものが夕べの風景になったり、そのために絵の語る物語が変わってきたりするような(^^ゞ
まあ、変わらないものもあるけどね・・・単に暗くなって見えにくい、と思っただけのもありますよ(^^ゞ
それで思い出したのは、↑の12チャンネルのプライス・コレクションの特番の時、
プライスさんが、日本の美術館の照明は明るすぎる、というのですね。
あんなに明るくしては、絵画が駄目になってしまう。第一昔は、そんなに明るい照明ではなかったでしょ、
というのが印象に残ってました。
でー、その番組の中で、美術評論家の誰かが言ってましたが、
白人の「青い目」というのは、明度も明るいので、室内の照明をすごく絞っても見えるんだそうです。
それに比較して黒い目の東洋人は明度も低いので、ちょっと照明を絞ると見えなくなってしまうんだそうです。
でも、それ以後、アチコチの美術館で照明を絞るようになった!ような気がしてるのは私の思い込み?
というわけで、この企画はなかなか面白かったですよ。
でー、そこでまた思ったんだけど、金箔って、作品を構成する装飾というか、背景を描く技巧であるとともに、
暗い室内でよりはっきりと絵を鑑賞するための照明の役割も果たしていたんだな〜、ってこと!!
これは、私なりの新発見でした(^^)
今まで誰かにそう教わったりね何かに書いてあったのかもしれないけれど、実感として理解した、というかね(^^)
それと、銀箔ってホントに雪の世界〜白銀という宇宙を描くための物だったんですネェ〜〜(^^)
これは感激的な美しさでした♪
でー、俗人の私は、嗚呼!これをバックに玉さまの鷺娘を見たい!!と思ったのでしたm(__)m
ああら・・・なんだかかんだか言いながらけっこう書きましたネェ(^_^;
酒井抱一についても書きたかったことあったし、
「狙仙の猿」についても、落ち着いたら書きます(^_^;