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6月8日(金) インターミッション

「尾崎左永子氏の講演VTR」を見る

関内で、源氏物語を日本刺繍で描いている!と言うことをアホネーチャンが聞きつけてきてくれてました。
前に、三越で見たやつじゃなかったんかいな?という一縷の不安はあつたなれど、ね、
そこはそれ、源氏物語ということで、それに、我が子が母親の趣味を気をつけてくれてる、というのが嬉しいじゃない(^.^)
で、行ったんだけどさ、まさに不安的中!

でも、あの時はかなり混雑した中で見たけれど(しかも800円!)今日はガラガラ、ゆっくり見られました。
やはり、絵を刺繍で、というのは趣旨はわかるけれど、ちょつと無駄だよなぁ。
勿論刺繍としては、凄く高度なテクニックがいるのでしょうが、遠目にすると不出来な絵にしか移らない恨みがあります。
勿論、近場に来て、しげしげと見れば、その刺繍の細かさにビックリはするんだけれど、
絵の持つ線のかすれ、色の微妙な重なり具合が、そのまま出る、とは言いがたいですからね(^_^;

もひとつおまけで、東京ガスの「銀座スクール」という定例講演会で、
尾崎左永子氏が「源氏物語の香」について公演したVTRを流していて、これはよかった!
明石姫の入内のために調香した香の聴き較べを兵部卿宮とするところからはいつて、もろもろのご意見も(^_^;
黒方・梅香・荷葉・菊香・薫衣香・侍従・・・いろいろの特徴もおおざっばに含めてのお話でした。

このときは、本当におおざっばでよくわからなかったのですが、後でお香のサイトで見たら、
六種の薫物 (むくさのたきもの)
梅香 (ばいか―梅の花香り―春) 
荷葉 (かよう―蓮の花の香り―夏)
侍従 (じしゅう―なまめかしい―恋)
菊香 (きっか―身にしみる―秋)
落葉 (らくよう―もののあわれ―冬)
黒方 (くろぼう―深く懐かしい―賀)
という意味があるらしいです。

ついでに、この香の調合の仕方は三条西家が代々伝えて、今でも鳩居堂だけで扱っているそうです(^^)
お値段8000円〜10000円♪

そういえば、尾崎氏は、レイプとか不倫とか直接的なことばを使うなんて、源氏物語の美学に反する!
みたいなことをおっしゃつてましたね(^_^;
「会う」と言う言葉で、十分意味が通じる、それが、源氏物語のいいところだ、というような。
正確な言い回しは忘れましたけど、寂聴風源氏解釈はお嫌なようです(^_^;






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