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6月2日 (水) 「夕顔考まとめ」

いつも言うことですが、きちんと下書きして推敲を重ねた文章ではないので
あちこち中途半端な書き散らしになってしまっているのが
自分ながら口惜しい !ってとこなのですが、
昨日は特にひどかったようで、まずその総括から

1.源氏物語に出てくる親子は(外見は別として)性格的に似ていない親子が多い。
似ているのは桐壷帝と朱雀院の「人の良さ」くらいである。
(二人ともコキュにされるしね。)
夕顔と玉鬘も似ていない。夕顔は奔放、玉鬘は几帳面 !
ただ、玉鬘のしっかり振りは頭中将に似ている ?

2.夕顔は、ただひたすら「やわやわとなよやかだけの女」というとらわれ方をして
いるがそれなりのカンバタラキも歌の応酬もできる才覚がある。
相手を当代きってのアイドルと知って(しかも身分も段違い!)、なおかつ、
それを軽くいなせる気概もある。これを奔放と言おうか、迷うところです。

3..ただ、人生の流れ、情の流れ、様々な流れに身を漂わせることにある種の
歓びを感じるタイプではないかと考える。

4.それに関連して、六条御息所にかくもやすやすと取り殺されてしまうというのも
彼女にはヨリマシ的能力があって、その為御息所の霊を人一倍強く感じて
しまったからではないか ?それをただ、弱い女だからあっさり殺された、
というのは承服致しかねますな!

5.以上の考察(ま、ナンテ オーバー !)から、娼婦的と感じる人が多いのだろうが
私個人としては、一女性の強烈な個性として受け取っている。
娼婦的といえば朧月夜の方が娼婦的な気がします。

なんか同じ事2日続けて書いてしまったようで嫌ですね。
(後注;だから1日の分削除してしまったんだろうか?じぶんでも忘れてしまった。
今思えばこれじゃものたりない。和泉式部との比較もしていたと思うんだけどなぁ・・・また、書くかぁ)

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